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秋田森林管理署湯沢支署

「署長が語る!」

平成27年3月

秋田森林管理署湯沢支署

署長 菅野 敏裕

管内の概要

雄物川上流域の国有林は、奥羽山脈中央部の西側に位置し、「栗駒国定公園」「栗駒山・栃ヶ湯沢支署管内図森山周辺森林生態系保護地域」などの貴重な森林やブナを主体とする天然林も多く、雄物川源流域として重要な水源地帯となっています。
秋田森林管理署湯沢支署は、秋田県湯沢市に事務所を置き、秋田県南地域の4市町村で構成されるの雄物川本流上流域及び皆瀬川・役内川などの支流域を管轄区域とし、約44千haの国有林野を管理経営していますが、うち約41千haが水源かん養保安林に、約22千haが栗駒国定公園の指定を受けていることから、水資源のかん養の場などとして森林のもつ公益的機能の高度な発揮を主体とする管理経営を行っています。
管内には栗駒自然休養林などのレクリェーションの森があり、広く人々に利用されています。
また、発電時にCO₂をほとんど排出しない再生可能エネルギーである地熱発電を行うことが有望な地域(山葵沢及び秋ノ宮地域)を有し、現在既に稼働中の地熱発電所がある外、次年度から本格稼働に向けて工事予定となっているところもあり、現在調査中の箇所も含め地熱発電所が集中する団地となっております。

 

 

 

 

 

栗駒自然休養林

栗駒国定公園の北西部に位置し、栗駒山を中心とする標高400~1,500m地域で、景観的に優れ、古い爆裂火口によってできた須川湖や山麓はブナを主体とする広葉樹天然林が広がり、高層湿原、温泉、自然観察等で多くの方に利用されています。

 

イワカガミ湿原

須川湖

イワカガミ湿原

須川湖

 

管内の名所

高さ15mに達する天正の滝や川原毛沢は川原毛地獄として有名な日本三大霊地の一つで、沢全体が温泉で、大湯滝の滝壺は天然の露天風呂です。

 

天正の滝

川原毛沢

天正の滝

川原毛沢

 

低コスト造林への取組

造林事業の低コスト化に向けて、昨年に引き続き今年度も試験的に伐採と植付を一括発注し、低コスト造林手法行っています。なお、苗木はコンテナ苗を使用しております。

 

コンテナ苗植付作業

集材・地拵作業

コンテナ苗植付作業

集材・地拵作業

 

森林環境教育の実施

今年度、秋田大学医学部の学生が雄勝中央病院で「地域包括保険・医療・福祉実習」が行われ、その実習の一つとして支署管内の生産・治山現場を案内しました。(医大生6名、病院職員1名)

 

間伐作業現場

治山工事(山腹工)現場

間伐作業現場

治山工事(山腹工)現場

 

自然エネルギーの活用

管内では、既に稼働している「上の岱地熱発電所」を始め、今後本格稼働に向け「山葵沢」、「小安奥山」、「下の岱」の3箇所で地熱発電の調査等が行われています。

 

上の岱地熱発電所

小安沢地熱発電

上の岱地熱発電所(稼働中)

小安沢地熱発電(ボーリング調査)

お問い合わせ先

秋田森林管理署湯沢支署

〒012-0857
秋田県湯沢市千石町二丁目2-8
TEL:0183-73-2164
FAX:0183-73-8768

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