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宮城北部森林管理署「署長が管内を語る!」平成26年7月 宮城北部森林管理署 署長 飯田 裕一 はじめに当署管内は、皆様ご承知のとおり平成20年以降これまでの6年間に、「岩手・宮城内陸地震」と「東北地方太平洋沖地震」に伴い発生した津波と2度にわたり甚大な被害を受けたところです 「宮城山地災害復旧対策室」
1山地対策室の概要(1)所在地 (2)担当区域及び事業計画 主な事業内容 なお、平成20年岩手・宮城内陸地震宮城県内の対策概況については、東北森林管理局のホームページに掲載しています。http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/tisan/pdf/miyahoku1.pdf
2主な復旧工事(1)ヒアヒクラ沢治山工事(国有林直轄治山事業)
(2)浅布地区治山工事(民有林直轄治山事業)
今年度も引き続き、栗駒山の南山麓において、森林の復旧工事を予定しています。 3その他地震による特異な被災形態や未曾有な規模であったことから、その状況や対策については、国内外の学識研究者、NGO、マスコミなどから高い注目を浴びております。また、被災森林を活用した防災教育等についても検討しております。
「海岸防災林復旧対策事務所」平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、津波により宮城県沿岸の防潮施設、海岸防災林等に甚大な被害が生じました。 1海岸事務所の概要
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(宮城県大崎合同庁舎) |
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(事務室からの景色(虹)) |
(事務室からの景色(飛行機雲) |
(2)担当区域及び事業計画
海岸事務所では、気仙沼地区と東松島地区の治山施設や海岸防災林の復旧を担当しています。
なお、気仙沼地区では被害の大きかった民有林においても、宮城県知事からの特定民有林直轄治山施設災害復旧等事業施行の要請を受け、事業を実施しています。
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主な事業内容
気仙沼地区防潮堤の復旧約4.5km大きい図面はこちらから(PDF:173KB)
東松島地区海岸防災林の復旧約180ヘクタール大きい図面はこちらから(PDF:191KB)
津波により防潮堤が流失や倒壊したことで、高波や高潮等による侵食や浸水などの被害が懸念されました。そのため、被災直後から応急対策として耐候性大型土のうを海岸線に配置しました。
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(大型土のう設置前) |
(大型土のう設置後) |
また、津波がもたらしたガレキ等を撤去や、枯れたクロマツなどを伐採するなど、景観や環境の保全に努めています。
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(津波によるガレキ及び被害木の状況) |
(撤去後の状況) |
(1)住民説明会や関係機関との調整
工事の実行に先立ち、地域住民の皆様に対し復旧計画をご説明し、事業へのご理解を得たうえで工事に着手します。
また、効率的かつ速やかに復旧事業が進められるよう、関係機関等との情報交換や調整など行っています。
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(住民説明会の様子) |
(関係機関との会議・調整) |
なお、住民説明会の実施状況については、宮城北部森林管理署のホームページに掲載しています。
「東日本大震災復旧・復興の取り組み」(住民説明会の開催)
http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/miyagihokubu/kaigannsetumeikai.html
(2)矢本海岸(1)治山工事
施工地は、津波により海岸林や土壌が流出しましたので、盛土工を実施し、植栽ができるように復旧しました。
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(施工地東側施工前) |
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(施工地東側施工後(盛土工及び綱矢板護岸工)) |
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(施工地南側施工前) |
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(施工地南側施工後(盛土工)) |
(3)野々下海岸治山工事
既設の防潮護岸工が被災したため、防潮堤を設置しました。
なお、野々下海岸治山工事は、防潮堤背後の盛土など今年度も引き続き工事を予定しています。
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野々下海岸治山工事(右) |
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野々下海岸治山工事(中) |
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野々下海岸治山工事(左) |