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三陸中部森林管理署

「署長が管内を語る!」

平成26年5月

三陸中部森林管理署

署長 橋爪 一彰

森林の概要

三陸中部森林管理署が管理経営する国有林は、岩手県の南東部の大船渡市、陸前高田市、釜石市、住田町、大槌町の3市2町にあります。大槌川、気仙川などの河川の上流部に位置し、面積は約3万haで、その9割が水源かん養保安林に指定されています。

日向ダムと仙盤山

小牧沢の清流

日向ダムと仙盤山

(大松倉国有林・釜石市)

小牧沢の清流

(子飼沢国有林・住田町)

 

山岳部の五葉山周辺は、県立自然公園や保健保安林などに指定され、固有種であるゴヨウザンヨウラクやハイマツなどの高山植物が生育しており、自然観察や登山、レクリエーションの場として広く利用されています。
また、コメツガとヒバを主とする天然林など貴重な植物群落があることから、「五葉山植物群落保護林」を設定しています。

 

黒岩から五葉山を望む

 

黒岩から五葉山を望む

(五葉山国有林・大船渡市)

 

五葉山植物群落保護林内のコメツガ林

五葉山植物群落保護林内のヒバ林

五葉山植物群落保護林内のコメツガ林

(荒川山国有林・釜石市)

 五葉山植物群落保護林内のヒバ林

(桧山国有林・住田町)

 

千丈ヶ滝

 

金沢大滝風景林内の高瀧

 千丈ヶ滝

(水海国有林・釜石市)

 金沢大滝風景林内の高瀧

(東金沢山国有林・大槌町)

 

森林保全の取組

「橋野高炉跡(釜石市)」は、現存する日本最古の洋式高炉跡です。橋野高炉跡周辺の国有林を「橋野鉄鋼山郷土の森」として、釜石市とともに、景観の保全や自然と歴史が織りなす緑の空間の創出に取り組んでいます。製鉄の原料となる鉄鉱石の採掘場や高炉の燃料にした木炭の産地だった場所で、高炉への搬出路も現存しています。

 

橋野鉄鉱山郷土の森

橋野鉄鉱山跡地

橋野鉄鉱山郷土の森

(釜石市)

橋野鉄鉱山跡地

(釜石市)

 

森林づくりの取組

当地域は水産業が盛んなことから、平成15年から大船渡市立末崎中学校と「遊々の森」の協定を結び「海を育む森林づくり」をテーマとした森林環境教育の推進に取り組んでいます。


(大船渡市立末崎中学校3年生による林業体験学習/末崎山国有林・大船渡市)

林業体験1

林業体験2

林業体験3

林業体験4

 

森林整備の取組(森林共同施業団地における現地検討会/橋野第二国有林・釜石市)

民有林と国有林が連携した森林整備を進めるため、「森林共同施業団地」の設定に取り組んでいます。地域の森林所有者と隣接する国有林が一体となって、林道の整備や間伐等を実施しています。

 

森林作業道作設

列状間伐検討

森林作業道の作設状況

列状間伐等施業方法についての検討

低コスト作業システム検討

高性能林業機械による搬出1

低コスト作業システムについての検討

高性能林業機械による搬出

 

木材供給の取組(養殖用筏材の供給/小股国有林・住田町~陸前高田市広田湾漁協へ)

東日本大震災により三陸沿岸の養殖筏が被害を受けたことから、民有林と国有林が連携して養殖筏用の木材供給を行いました。木材の安定的な供給等により、復興に向けた取組の推進や、林業・木材産業の振興に取り組んでいます。

 

養殖用筏材の運搬

養殖用筏を作る漁業者

養殖用筏材の運搬

養殖用筏を作る漁業者

 

地域の皆様のお役に立てるよう職員一丸となって、様々な取組を行っています。三陸中部森林管理署ホームページ(http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/sanrikucyubu/)などを通じて、情報をお伝えしていきます。

お問い合わせ先

三陸中部森林管理署
〒022-0003岩手県大船渡市盛町字宇津野沢7番5号
IP電話:050-3160-5910 
一般電話:0192-26-2161
FAX:0192-26-4279

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