岩手・宮城内陸地震の対応(第6報)
平成20年6月19日
東北森林管理局
6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震について、東北森林管理局では対策本部を設置し、早期の災害復旧に万全を期すという方針の下で、以下の対応等を行っているところです。
1 本日の対応等
(岩手県内)
- 磐井川地区土石流センサー等の観測機器の設置・調整
- 引き続き、国道342号線の橋梁落下に伴い孤立した、一関市祭畤集落の交通を確保するため桂沢林道等の早期の供用開始を目指し緊急整備を鋭意実施中
(宮城県内)
(秋田県内)
- 早朝よりヘリコプターを利用した湯沢支署管内国有林の現地調査を実施
- 4箇所の新生崩壊地が認められたが、河道閉塞は確認されなかった。
2 今後の対応
明日(6月20日)は、
(岩手県内)
- 6月18日に土石流センサーを設置した磐井川地区産女川上流について、土石流センサーを追加設置
- 磐井川地区民有林直轄地すべり防止事業区域の河道閉塞箇所の立木が今後流木化するおそれがあるため、緊急的に伐採・除去することとし作業に着手
- 同区域地すべり地内の亀裂に雨水が浸透するのを防止するため、ブルーシートで地表を被覆。
- 尿前川河道閉塞箇所において河道を確保するための応急工事に着手
(宮城県内)
- 消防庁の協力(ヘリコプターによる輸送)を得て、駒の湯温泉上流への土石流センサーの設置作業を開始
- 荒砥沢ダム上流に地すべりの挙動を観測する伸縮計、監視カメラ等を順次設置予定(20日以降)
- 流木による二次災害を防ぐため、行者滝周辺の倒木を処理
岩手県内の観測機器等設置箇所(PDF:1,598KB)、宮城県内の観測機器等設置箇所(PDF:2,159KB)
引き続き被害状況の詳細調査を進めるとともに、警戒支援措置、応急・復旧対策を実施していきます。今後も新しい情報について、引き続きお知らせすることとしています。
※速報であり、情報については変更の可能性もあります。