ホーム > 報道・広報 > 災害関連情報 > 岩手・宮城内陸地震に関する情報 > 岩手・宮城内陸地震の対応(第4報)
平成20年6月17日
東北森林管理局
6月14日発生した岩手・宮城内陸地震について、東北森林管理局では対策本部を設置し、早期の災害復旧に万全を期すという方針の下で、以下の対応等を行っているところです。
注意:これまでのプレスリリースとの変更点は下線部分です。
15日独立行政法人森林総合研究所山地災害研究室大丸室長、同岡本主任研究員のご協力により、ヘリコプターによる被害状況調査を実施した他、森林管理署による現地調査を行った結果、多数の崩壊箇所を確認。現時点での国有林内の主な被災箇所の状況は次のとおり。
注意:被害箇所数は16日午後5時現在
(岩手県内)
林地被害:6箇所
林道施設:32箇所
(宮城県内)
林地被害:16箇所
林道施設:40箇所
(秋田県内)
林道施設:11箇所
(1)6月14日(土曜日)※第1報と同じ
午前9時 東北森林管理局災害対策本部を設置、各署へ被害状況の把握を指示
午前10時10分 秋田林業土木協会に災害協定に基づく協力要請を実施(秋田県及び山形県内国有林が対象)
午前10時23分 青森林業土木協会に災害協定に基づく協力要請を実施(青森県、岩手県、宮城県内国有林が対象)
午後0時30分 奥州市、一関市、栗原市など地元対策本部へ職員を派遣
午後3時 湯沢支署管内桂沢林道(湯沢市皆瀬)の土砂崩壊箇所において、奥地に車が取り残されているとの地元警察からの情報に基づき、土砂の除去作業を実施。午後5時55分に作業終了。
(2)6月15日(日曜日)
午前8時07分 ヘリコプターによる現地調査開始
午前8時30分 奥州市、一関市、栗原市の地元対策本部へ職員を派遣
午前8時40分 岩手南部署において、岩手県の要請を踏まえ、国道342号線の代替として国有林野内の林道使用について調査を開始
午前10時50分 宮城北部森林管理署に東北森林管理局現地対策本部を設置(本部長森林整備部長)し、現地での情報収集を強化
午後4時30分 ヘリコプターによる、第1回調査結果を、各県現地対策本部へ情報提供。
(3)6月16日(月曜日)
午前10時 国道342号線の橋梁落下に伴い孤立した、一関市祭畤(まつるべ)集落の交通を確保するため桂沢林道等を緊急整備開始(今週末までに開通予定)
午前10時 被災した国道398号線の緊急復旧工事のための資材運搬路として鎌内林道を緊急整備を開始(別紙参照(PDF:760KB))
(4)6月17日(火曜日)
午前11時 今村農林水産副大臣に東北森林管理局長、森林整備部長、宮城北部署長、岩手南部署長が同行し、被害箇所について上空から調査するとともに、岩手県、宮城県関係者と意見交換を実施。(他の同行者、東北農政局長、次長、林野庁業務課長など)
午後1時 被災した国道398号線の緊急復旧工事のための資材運搬路として鎌内林道を緊急整備(崩土除去)完了、最終点検実施中(緊急車両については18日から供用開始)
引き続き情報の把握に努めるともに、被害状況の詳細調査を実施していきます。また、明日から河道閉塞箇所へ設置する伸縮計、土石流センサー等の機器を搬入・据え付け予定。
今後も新しい情報について、引き続きお知らせすることとしています。
注意:速報であり、情報については変更の可能性もあります。