応急対策等

1.国有林における状況

仙台森林管理署

• 七ヶ浜町、仙台市、岩沼市、亘理町、山元町において、生育基盤造成の準備工としてガレキの処理を平成23年10月18日着手し、平成24年2月20日に完成。(23.71ha)

がれき処理完了（仙台市荒浜地区）

• 災害復旧実施設計業務：平成24年3月15日契約、実施中。（納期：平成24年7月30日）
• 仙台市荒浜地区において、平成24年3月29日、生育基盤造成工事発注（約3ha、工期：平成25年3月8日）  

 

宮城北部森林管理署

• 宮城県気仙沼市本吉地区において、防潮堤が流失したことによる高波及び高潮等に対する浸水被害を軽減するため、耐候性大型土のう積を海岸線に配置する計画を策定し、平成23年6月29日に工事着手、8月31日に完成。（三島国有林 延長846．4m、大谷国有林 延長136．8m）  

三島国有林対策前	三島国有林対策後
大谷国有林対策前	大谷国有林対策後

• 宮城県東松島市において、地震により地盤沈下したことから満潮時に内陸側に位置する住宅地等が冠水する被害が発生したことから、耐候性大型土のう積により海水を締切、冠水被害を軽減する計画を策定。また、がれき撤去も併せて計画し、平成23年7月16日に工事着手、10月31日に完成。（新堀向国有林 大型土のう積 延長235．2m   瓦礫撤去523．0m3）

新堀向国有林対策前	新堀向国有林対策後
新堀向国有林瓦礫撤去前	新堀向国有林瓦礫撤去後

• 宮城県気仙沼市において、地震により地盤沈下したことから、波浪及び高潮等による市道への被害を軽減するため、耐候性大型土のう積を配置する計画を策定し 。また、瓦礫処理もあわせて計画し、平成24年1月20日に工事着手、3月12日に完成。（野々下国有林 大型土のう積 延長77．0m   三島及び大谷国有林 瓦礫処理520．7m3）

野々下国有林対策前	野々下国有林対策後

• 宮城県東松島市矢本地区において、地震により地盤沈下したことから満潮時に内陸側に位置する住宅地等が冠水する被害が発生したことから、耐侯性大型土のう積により海水を締切、浸水被害を軽減する計画を策定。また、瓦礫処理もあわせて計画し、平成24年1月20日に工事着手、3月16日に完成。（新堀向国有林 大型土のう積 延長112．7m   筒場山国有林ほか 瓦礫処理 5845．3m3）

筒場山国有林瓦礫撤去前	筒場山国有林瓦礫撤去後

• 本吉地区（野々下・沖ノ田、野々下、大谷、三島国有林）、矢本地区（新堀向国有林）における調査業務を平成24年3月22日に請負契約。  

2.民有林における状況

仙台森林管理署

• 平成23年8月29日に宮城県知事から、仙台市、名取市、岩沼市、亘理郡亘理町、亘理郡山元町における海岸防災林の災害復旧（民有林直轄治山事業）について要請があり、平成23年10月6日に調査に着手。
• 災害復旧実施設計業務平成24年3月15日契約、実施中。（納期平成24年7月30日）

 

宮城北部森林管理署

• 平成23年8月10日に宮城県知事から宮城県が所管する気仙沼市の防潮堤等施設の災害復旧事業に関する直轄施行の要請を受けた。（尾崎・千岩田海岸、岩井崎海岸、御伊勢浜海岸、沖ノ田海岸）
• 尾崎・千岩田海岸及び岩井崎海岸において、防潮堤が流失したことによる波浪及び高潮等に対する浸水被害を軽減するため、耐侯性大型土のう積を海岸線に配置する計画を策定し、兵士得平成23年8月30日に工事着手、11月30日に完成した。（尾崎・千岩田海岸 大型土のう積 延長459．8m岩井崎海岸 大型土のう積 延長167．0m）

尾崎・千岩田地区対策前	尾崎・千岩田地区対策後
岩井崎地区対策前	岩井崎地区対策後

• 気仙沼地区（尾崎・千岩田海岸、岩井崎）、本吉地区（御伊勢浜海岸、沖ノ田海岸）における調査業務を平成24年3月22日に請負契約。

3.事務所の開設

10月1日

• 東日本大震災で被災した国有林・民有林の海岸防災林等復旧対策事業の実行や宮城県内関係者等との連絡調整等、今後の復旧対策を円滑に実施するために、仙台森林管理署に海岸防災林復旧対策室を、宮城北部森林管理署に海岸防災林復旧対策事務所を設置。