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津軽森林管理署金木支署の見所

名称「坪毛沢木製えん堤群」 

4号えん堤(昭和29年施工)

6号えん堤(昭和28年施工)

案内看板

工事中の状況

4号えん堤(昭和29年施工)

6号えん堤(昭和28年施工)

案内看板(上)

工事中の状況(下)

 

見所の概要

当支署管内の飯詰川は、津軽半島の付け根のほぼ中央に位置し、飯詰川をはじめとする飯詰ダム周辺の水系は、すべて津軽平野を貫流し、さらには岩木川に流入してから、日本海に注いでいます。
飯詰川上流部の国有林には渓床勾配の急な沢が多く、上流部に位置する坪毛沢の周辺は水に非常に弱い土質のため、崩壊を繰り返し、下流の水田などに洪水被害を与えていたことから「暴れ沢」として地元住民から恐れられていました。
これらの対策として、大正5年に施工された6基(このうち1基は不明)の木製えん堤は、青森営林局で最初の治山工事といわれ、当時は、資材運搬路がなかったため、全て現地資材である青森ヒバ被害木を活用し、先人の知恵と青森ヒバの腐れにくく耐久性の強い特徴を生かして施工されています。
現在、昭和28年から昭和33年の間に施工された6基を含め、11基の木製えん堤が残っており、大正時代に施工されたものは、水が強く当たる水衝部の部材が摩耗によって細くなり、結束がゆるんで一部の部材が抜け落ちたり、損傷が進んでいますが、今でも本来の役割を十分果たしています。半世紀以上にわたり地域を守り続けてきた木製えん堤群は、驚くべき耐久性を発揮して現在でも活躍しています。
なお、当該箇所は平成25年度に緑がよみがえり国土の保全に寄与した治山事業地を「後世に伝えるべき治山~よみがえる緑~」として、全国60箇所選定した中の1つに選ばれています。 

 交通アクセス

五所川原駅から車で約25分

お問い合わせ先

津軽森林管理署金木支署

〒037-0202
青森県五所川原市金木町芦野200-498
TEL 0173-53-3115
FAX 0173-53-3197

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