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津軽森林管理署の見所

名称「奇岩・巨岩・「石の塔」」 

石の塔1    石の塔2-2

石の塔

 

石の塔入口

ホラ吹き大会会場

    石の塔入口

ホラ吹き大会会場

 

見所の概要

今回は大鰐森林事務所管内の国有林にある「石の塔」を紹介します。
「石の塔」は、青森県と秋田県との県境にあり、標高約500mの山頂付近に自然現出しています。この石は、その昔「天から降ってきた神」本地の薬師如来が降臨した「石の塔薬師」と言われ、神仏が混交して厚く信仰されてきました。
石の塔の下に守られるように赤い小さい祠(石の塔薬師堂)が祀られてはいますが、その御神体は石の塔そのものであり、巨大石の霊力が、人の病気や災いを払う薬師神として多くの人たちに信仰されています。特にかつてこの石の塔には苔が一面に生え、その苔から滴り落ちる水は目の病気に効くと言われていましたが、現在は無くなっています。薬師堂に明治時代まで祀られていた薬師如来像は残念ながら現在は行方不明になっています。
ここへの道のりは大鰐町早瀬野地区にある早瀬野ダムの湖岸を通り、林道を車で行くこと約20分、そこに赤い鳥居(登山口)が見えてきます。
そこから徒歩でゆっくり歩くこと約45分、見る者を圧倒する一塊の巨石「石の塔」が現れます。その大きさは高さ24m。周囲74mもあります。この辺りは巨岩、岩盤が数多く一風変わった風景を見せています。
この「石の塔」があまりにも大きいことから、津軽地方では「石の塔見ねうぢ、でっけいごどしゃべられねいぞ」という言い伝えがあります。大鰐町ではこれがもととなり毎年6月初旬の土曜日に「万国ホラ吹き大会」のイベントを開催しています。

このイベントについて少し紹介します。当日参加者は午前中に「石の塔」への参詣登山を行い、言い伝えどおり「石の塔」を仰ぎます。平成27年度は地元小学生121名、県内外の大人90名の計211名が参詣登山を行いました。

そこで「でっけーホラが吹ける大法螺吹(おおぼらふき)免許」の認定がもらえます。ホラ吹きの認定を得たところで、大鰐町内の会場に場所を移します。そして出場者一人持ち時間5分間の「万国ホラ吹き大会」が始まります。ちなみに本年度の優勝者は青森県六戸町在住の男性です。ホラ吹きに自信がある人は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。 

交通アクセス

JR「大鰐温泉駅」から町道を早瀬野ダム方面へ向かい、ダム湖岸を通り車で約35分で登山口へ、そこから歩道を徒歩で約45分。

お問い合わせ先

林野庁 東北森林管理局
津軽森林管理署
〒036-8101
青森県弘前市大字豊田二丁目2-4
TEL 0172-27-2800
FAX 0172-27-0733

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