岩手南部森林管理署の見所名称「仙人峠の姥杉」
見所の概要岩手県北上市和賀町山口瀬畑から和賀川右岸沿いに岩沢、切留を通り久那斗(くなと)神社奥宮のある仙人峠を越え、西和賀地方・秋田県平鹿地方に達する古道があります。奥州藤原氏の時代には、出羽仙北や西和賀地方から産出した金を平泉に運んだ道として伝承され、「秀衡街道」と呼ばれています。 この仙人峠を越える目印となっていたのが、ひときわ目立つ姥杉でした。樹齢900年以上(推定)、樹高約30メートル、根元周り11.5mもあり、大人7、8人でやっと手が回るほどの太さです。940年代、藤原秀衡の先祖がこの峠にお宮を建て御神木として植えたのが、久那斗神社であり、この姥杉であると言われています。 かつて、この杉は爺杉(じじすぎ)、婆杉(ばばすぎ)という、およそ同じ大きさの杉が道の両側に生えていて、上部がくっついていたと言います。現在、爺杉の方は枯れ朽ちて姿を消しましたが、婆杉のみが残っていて、姥杉と呼ばれています。 この姥杉は、北上市の天然記念物に指定されており、林野庁の「森の巨人たち100選」にも選定されています。 交通アクセスJR北上線和賀仙人駅から車で国道107号を秋田方面へ1km進み、仙人橋手前から500m地点の駐車場から徒歩約45分。 |
岩手南部森林管理署
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