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縄文杉の枝の積雪による折損落下について
縄文杉の枝の積雪による折損落下の具体的な処置方策等につきまして、関係機関及び有識者を交えて検討を進めるとしていました。
現地検討を含めて3回の検討会を開催し「折損落下枝についての処置方策等の基本方針」として取りまとめましたのでお知らせいたします。
今後、自然公園法の手続き等を踏まえて対処していくことになりますが、「貴重な自然を守るため、展望デッキ内から離れて林内に立ち入らない、落下している枝を傷つけない(自然公園法違反など)」など、登山マナーを厳守していただくよう引き続きお願いします。
基本的に現地にそのままにしたら昨年5月の剥被事件の発生等をも鑑み、新たな事件を誘発することに繋がるとの委員の一致した意見の下に、公益性の観点から公共施設等に展示して活用する方が公益的であることから、搬出作業には慎重を期し、屋久町立屋久杉自然館に搬入の上展示します。
また、試験研究調査機関等から試験研究調査資料等として提供等の依頼があった場合には、屋久杉に係る従来からの対応事例に沿って対応していきます。
技術的な観点等から現地で検討した結果を踏まえて、落下枝を搬出することによる生態系への影響を最小限とすることなどを総合的に勘案して、ヘリにより吊り上げてヤクスギランド上方のヘリポートまで空輸します。
その後、屋久町立屋久杉自然館までトラック運搬することとなるが、作業実施に当たっての準備等具体については関係者間で連絡調整を図って実施していきます。
屋久町立屋久杉自然館への搬入及び具体的な展示方法等に当たっては、専門家及び委員からの意見等も踏まえ、搬入元となる屋久町(屋久杉自然館)において慎重に作業を進めるます。
基本的には、4月のゴーデンウィークの時期までには現地からの搬出を終える予定です。
その後、同館における展示場の確保、搬入、展示までの準備作業等が整い次第一般公開するスケジュールの下で関係者が連携を図っていきます。
(ア)落下枝の枝葉の活用方法については、展示用枝葉の抱埋(アクリル加工)、挿し木苗による次代の育苗など、有効活用の面からも関係者で連携を図って調整していきます。
(イ)登山者等への周知方法等
安全を確保して搬出作業を実施するうえで、事前に登山者等に作業実施について周知を行い、また、作業当日は、現地に安全確保対策として人員を配置するなどして理解と協力を得て安全確保に万全を期すこととします。
具体的には、作業スケジュールが具体的に確定した段階において、登山者等への周知方法の実施時期等について関係者と調整を図って対処します。
第1回
第2回(現地開催)
第3回
(1)縄文杉の落枝
(2)第2回現地検討会開催状況
(3)第3回検討会開催状況