ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 西都児湯森林管理署 > 取り組み・活動等の紹介 > 平成25年度活動状況
一ツ瀬川流域森林整備連絡会議の25年度最後の会合(5回目)を開きました。
今回の会合では、25年度の活動内容の報告・反省と26年度の活動計画についての検討を行いました。
来年度の活動計画については、参加者の意見も聞きつつ、事前に提出された色々な活動計画案の中から要望の多いものを優先的に採用して項目の絞り込みを行いましたが、 結果、森林計画の勉強会、バイオマス発電工場の視察、誘導伐・架線系集材等の森林施業の現地検討、耳川団地でのコンテナ苗生産等の先進地視察を行うこととし、森林・林業の再生、活性化、民国連携等についての共通認識の醸成に取り組むことを確認しました。
新富町富田浜の松くい虫被害跡地の海岸林(ヤフー地図)において、当署職員の外、新富町役場職員の参加もいただいき、抵抗性クロマツの苗木(300本)の植え付けを行いました。総勢約25名により約1時間ほどで植え終わりましたが、砂地の柔らかい土を掘り起こしての丁寧な植え付け作業となりましたで、しっかりと根付いて大きく育ってくれると思います。
依然として松くい虫被害によるクロマツの枯損が見受けられますが、海岸林の防風、防潮、防砂等の機能低下を来さないように、今後とも新富町や関係機関と連携・協力して、海岸林の保全・再生に努めていきます。
子供の頃から、森林・林業・林産業のことを知ってもらい、木や木材に親しむ心を育むきっかけにしてもらおうと、西都市立穂北小学校児童(4年生24名)を対象に『木と子どものふれあい教室』と題して木工教室を開催(共催:西都市みどり推進会議、後援:西都市林活議連、西都市木青会)しました。
児童たちは、当署職員等の手助けを受けながら、スギ板を鋸で引いて複数の部材を作るところからはじめ、これらの部材から金槌と釘で本立てや座椅子を組み立てました。どの子も初めての体験で慣れない手つきながらも一生懸命に取り組りくんだので、それぞれ出来不出来はあったかもしれませんが、4年生の思い出として良い作品が完成したことを喜んでいました。
この日に作った作品は、子供たちのたくさんの勉強や毎日の生活の中に役立てち、いつまでも大事に使ってくれるといいなぁと思います。また、この体験が契機となって、将来、この子供たちの中から一人でも木や木材に関わる仕事に就いたり、木材をふんだんに使った家などを建てたりして、いつまでも木や木材とのつながりを忘れないようにしてほしいなぁと思います。
当署と木城町において、木城町石河内にある「木城えほんの郷」の裏手に隣接する国有林3.86haを「遊々の森」として設定し、木城町が森林教室、自然観察、体験林業等の森林環境教育の体験活動を行うフィールドとして利用できる協定の締結調印式が木城町役場で行われました。
この遊々の森は「石河内里の森」と命名され、木城町では、「木城えほんの郷」に隣接する石河内小学校跡地に研修や会合、合宿等に利用できる体験宿泊施設を設置する計画があり、 これらと併せて「遊々の森」のフィールドを活かした多様なプログラムを展開することにしています。
平成25年度第4回目の「一ツ瀬川流域森林整備連絡会議」が行われ、当署職員、児湯農林振興局、管内市町村、林業事業体の関係者約23名が参加しました。
初日は民有林の間伐の取り組みとして、西米良村間伐実行箇所の見学と熊本木材上球磨支店から講師を招き採材研修を行い、その後場所を移して、児湯広域森林組合西米良村支所会議室で①提案型森林施業の取組②大径材生産の現状と今後の方策③木質バイオマスの勉強会や意見交換会を行いました。翌日には上球磨市場にて市売りの見学をし、市況の動向を市場長から説明受けました。
今回の研修では、市町村の林務担当者に林業経験が浅い人もいましたので、普段のデスクワークではなかなか経験できない現場の仕事をより深く学ぶことができたものと思います。
今後もフォレスター等の活動として、本連絡会議を通じ一ツ瀬川流域の森林整備に向け、国、県、市町村担当者等の知識・技術の向上、普及に努めていく予定です。
樫・白水地域及び川南尾鈴地域の森林整備推進協定運営会議を開催しました。
各協定者の管轄する地域の森林整備計画や、民有林と連携した林産物の安定供給システム、森林経営計画の認定要件の見直し等について情報交換を行った後、児湯広域森林組合が実施した民有林の間伐箇所に移動し、森林作業道の設計、出来高管理における国有林と民有林の違い等について意見交換を行い、各協定者が連携、協働することを確認して会議を終了しました。
西都市の農林産物や地場産品、特産品などを市内外に広くPRするイベント『さいとふるさと産業まつり』が、300万本のコスモスが咲き誇る西都原イベント広場で開催され、台風一過(台風27号)、爽やかな晴天の秋空の下、市内の様々な団体が出展ブースを並べ、老若男女を問わず家族連れなどの多くのお客様の来場で賑わいました。
当署も出展ブースを設けて木工品(本立て)製作や丸太切りなど体験教室を行い、メインステージで行われた「アンパンマンショー」には遠く及びませんでしたが、職員スタッフが息つく間もないほど、小学生や幼稚園児童の親子連れなどの多くの皆さんの参加をいただき、満員御礼の大盛況利に終わりました。
参加された皆さん、木材に直接触れ、その温もりを肌で感じ取れたことで、「やっぱり木はいいな~!!」との感想をいただき、些細なりとも木材の利用拡大のPRとなりました。
「一ツ瀬川流域森林整備連絡会議」の今年度第3回目の会合として、当署職員、児湯農林振興局、管内市町村、林業事業体の関係者総勢約40名が参加して森林作業道の路網検討会を開催しました。
昨年の路網検討会では、川南町の国有林で、列状間伐予定箇所における森林作業道のルート選定の検討を行いましたが、今回は、間伐実行したこの箇所での実際に作設された森林作業道の線形や施行状況等を歩いて見てまわり、立木伐開幅、排水処理、切・盛高等についての意見や質問を交しました。
その後場所を移動して、木城町の国有林に「低コスト路網モデル林」として設定された四万十式作業道の現地視察、署会議室での署担当者による森林作業道作設指針に基づく森林作業道の作設方法の説明並びにDVD(「壊れない低コスト路網の実現に向けて」)による映像視聴を行い、簡易で壊れにくい“森林作業道の作り方”を学びました。
今後も、本連絡会議を通じて、効率的作業システム構築のための路網整備の推進に貢献できるよう、森林作業道の知識・技術の向上、普及に努めていく予定です。
「森の巨人たち百選」に選定されているコウヤマキの保護協議会会合を西都児湯森林管理署会議室で開催しました。
会合では、平成24年度の事業報告と平成25年度の事業計画(案)等が報告されましたが、今年度も引き続き、コウヤマキ観察会の開催とコウヤマキ歩道の整備を実施するとともに、新たに、コウヤマキの愛称及びキャッチフレーズを公募することが承認され、コウヤマキを適切に保護管理し、その存在をより多くの人にPRしていくことを確認しました。
「樫・白水地域森林整備推進協定」及び「川南尾鈴地域森林整備推進協定」の締結調印式が西都児湯森林管理署で行われ、来賓出席の宮崎県児湯農林振興局長(代理:技術次長)の立会のもと、児湯広域森林組合、井上林産(株)、西都児湯森林管理署の代表者が各協定書に署名、押印しました。
「樫・白水地域森林整備推進協定」は、平成24年3月に井上林産(株)と当署の間で締結しておりますが、新たに児湯広域森林組合も加わり、協定内容の拡充(森林共同施業団地の区域拡大)を図るものであり、また、「川南尾鈴地域森林整備推進協定」は、新規に児湯広域森林組合と当署の間で締結するものです。
何れの協定も、森林の多面的機能発揮と木材の安定供給体制確立への枠組み作りに向けて、本年の4月から、それぞれの関係者間で協議、検討を重ねてきましたが、その協定期間を平成25年10月1日から平成29年3月31日までとし、両地域の森林共同施業団地において、各協定者が連携、協働して、効果的な路網整備と効率的な作業システムを導入して低コスト化を図り、適切な森林整備を推進することとしています。
コウヤマキ保護協議会主催により、「森の巨人たち百選」に選定されているコウヤマキ(※案内マップはここをクリック)の観察会が開催されました。
この観察会は、このコウヤマキの存在を知っていただき、併せて郷土の自然や樹木について親しみや関心を深めてもらおうと、西都市立妻北小学校の児童とその保護者を対象に募集したものですが、参加人数は2家族7名にとどまり人数的にはチョット寂しい結果となりました。
とはいえ、その分、森林インストラクターの説明も聞き取りやすく、兄弟姉妹と保護者一緒の参加ということもあり、こぢんまりとした中にも、和気あいあいの楽しい雰囲気の観察会となりました。
参加された皆さん全員、コウヤマキという木を見るのも聞くのも初めてということでしたが、森林インストラクターの説明に熱心に耳を傾け聞き入った結果、帰りのバスの中で行った「コウヤマキ博士クイズ」には、ハキハキと元気のいい答えが返ってきました。
この日に参加された皆さんが、このコウヤマキのことを故郷の木としていつまでも心に留め、一人でも多くの人にその存在を伝えていただけたら嬉しい限りに思います。
高鍋町と新富町にある海岸林(約123ha)は、国(西都児湯森林管理署)、高鍋町及び新富町に所有者が分かれています。
この海岸林の保全・整備を各所有がバラバラに行うより、連携・協力して一体的に行った方が海岸林の有する諸機能を効果的に発揮できますし、住民憩いの場やレクレーションの場として地域に親しまれる海岸林とすることができます。
このため、西都児湯森林管理署長、高鍋町長及び新富町長の三者は、「高鍋・新富海岸林整備等に係る協定」を締結し海岸林の保全・整備を連携・協力して行っていますが、この協定に基づく実務担当者による連絡調整会議を開催しました。
会議では、各機関から、海岸林のマツクイムシ防除、散策歩道周辺の下草刈り、ゴミ拾いなどについての昨年度の実施状況と今年度の実施計画の報告が行われましたが、いずれの活動についても地域住民の方々の理解と協力を得ながら実施すること重要であり、三者間の一層の連携・協力と情報共有を図りながら、今後も海岸林の整備・保全を行うことを確認しました。
一ツ瀬川流域森林整備連絡会議の今年度第2回目の会合として、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)に関する木質バイオマス発電関係の勉強会を行いました。
今回は、児湯農林振興局にお願いし、宮崎県における木質バイオマスの発生量とその利用状況並びに既存の木質バイオマス発電施設と今後建設予定の発電施設の現状、FITにおける調達区分とその買取価格、木質バイオマスの証明と分別管理等について説明していただき、木質バイオマス発電について体系的に学べた実のある勉強会となりました。
今後、新たな発電施設が整備され本格的稼働が始まれば、間伐材や林地残材等の未利用材を継続的、安定的に確保するための供給体制の整備が喫緊の課題となりますが、参加者一同、関係機関が連携して供給体制の構築に取り組むことの必要性を再認識しました。
石河内集落や「日向新しき村」が一望できる『フォレストピア石河内』の環境整備が総勢約60名が参加して行われました。
この環境整備は、フォレストピア石河内の林内散策を気持ち良く楽しんでいただこうと、同保全協議会(構成会員:石河内自治公民館、木城町、井上林産、西都児湯森林管理署)の主催により、夏休みが始まるこの時期に会員だけで行われいる毎年の定例行事ですが、今年は、九州電力宮崎支社や地元土木業者の皆さんのボランティア参加をいただきました。
当日は、立っているだけで汗が滴り出るような猛暑の中、熱中症や蜂刺されに十分注意しながら、展望所・ソメイヨシノ周辺等の下草刈り、ヒラドツツジへの施肥、イチイガシ等の枯れ枝や落枝の除去、ゴミ拾いなど汗だくで行いましたが、ボランティアの皆さんの強力な応援もあり、作業はスムースに進みました。
きれいさっぱりとなったフォレストピア石河内へ、多くの方々のご来訪を心よりお待ちしています。
一ツ瀬川流域森林整備連絡会議の今年度第1回目の会合を開きました。
今回の会合は、民国連携を進めていくためには、民有林、国有林がどんな取り組みを行っているのかお互いに知っておくことが重要ということで、それぞれの主な取り組みについての情報交換を行いました。
西都児湯森林管理署からは、本年4月からの国有林野事業特別会計の一般会計化への移行、安定供給システムと同システムへの民有林の参加手続き、森林整備推進協定及び公益的機能維持増進協定について、宮崎県児湯農林振興局からは、森林・林業多面的機能発揮対策(国庫・新規)及び大径材資源循環活用促進モデル事業(県単・新規)について、それぞれ説明がありました。
今後も、民国連携して森林・林業の活性化を進めて行くため、本連絡会議の下、流域の課題や取り組みについての情報交換、勉強会等の活動を展開して行くことにしています。
都農町観光協会主催による尾鈴山(1405m)の山開きが開催され、新緑まぶしい晴天の中、都農町副町長をはじめ当署長などの招待者や一般登山者など老若男女総勢約150名が参加しました。
早朝7時30分から、尾鈴キャンプ場入口近くの県道駐車広場において、都農神社宮司による祝詞に始まり、関係者が玉串を捧げて、参加者全員で登山シーズン中の無事故と山の繁栄を祈願しました。
安全祈願の神事終了後、8時10分から登山を開始し、駐車広場から登山口までの林道を約1時間半歩いてウォーミングアップ、登山口から山頂までをハイノキ、ツガなどを眺めながら急登に息をつきつつ約2時間、更に、山頂から西に向かう稜線をアップダウンを繰り返しツクシシャクナゲやアケボノツツジなどのの開花に見とれながら約1時間半、その後、分岐点で稜線を左折して尾根を下り、林道を歩いて登山口に戻るまでに2時間、全所要行程約10㎞を約7間かけての登山となりました。
長い行程で大変疲れましたが、山ボーイ&山ガールたちは、お互いに声をかけ合い励まし合いながら和気あいあいの登山を楽しまれていました。
安全祈願 登山口 山頂
ツクシシャクナゲ ツクシシャクナゲ ミツバツツジ
アケボノツツジ ヒカゲツツジ ニシノヤマタイミンガサ
ヤブツバキ
西都児湯森林管理署
ダイヤルイン:0983-43-1377
FAX:0983-43-1379