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平成24年度活動状況

『フォレストピア石河内』の環境整備(7月17日)

 小丸川沿いの石河内集落や武者小路実篤が開いた「日向新しき村」が一望できる景勝地で、森林浴や野外学習などに広く利用していただけるよう開放している『フォレストピア石河内』の環境整備を、石河内自治公民館・木城町・林業事業体及び当署の4者で構成される保全協議会の会員約40名が参加して実施しました。
 当日は、朝からあいにくの小雨模様でしたが、夏休みシーズンの到来を前に、訪れる人が気持ち良く快適に林内散策などを楽しんでもらいたいとの気持ちを参加者全員が込めて、展望所周辺の下草刈り、ツツジへの施肥、樹木の枯れ枝除去、清掃などの作業を行いました。
 特に、春は、ソメイヨシノとツツジが咲き誇り、うるおいと安らぎの空間を与えてくれる最高のお勧めスポットとなりますので、多くの方々のご来訪をお待ちしています。

 下草刈りの様子 

 コウヤマキ歩道の補修整備(11月16日)

 「森の巨人たち百選」に選定されているコウヤマキに通じる歩道等の補修整備を、保護協議会会員等約50名が参加して実施しました。
 当日は、秋空の晴天の下、訪れる多くの皆さんが、安全に安心して楽しくコウヤマキをご覧いただけるよう参加者全員願い込めながら、傷んだ歩道階段の枕木と杭の取り替えやロープの張り替えなどの補修作業に汗を流しました。
 威風堂々としたその容姿は、世界遺産屋久島のシンボル「縄文杉」を彷彿させますので、是非、一度、この巨木に会いに来て下さい。

 歩道補修の様子

 路網検討会の開催 (11月28日)

 准フォレスターや関係市町村担当者及び森林組合の森林施業プランナー等を構成員とする「一ツ瀬川流域森林整備連絡会議」の関係者総勢約50名が参加して森林作業道の路網検討会を開催しました。
 午前中は、署会議室において、児湯農林振興局及び当署職員から森林作業道の補助金制度と林業専用道、森林作業道の作設指針や路線選定の考え方についての説明を受けたあと、5班に分かれて来年度間伐予定箇所における森林作業道の配置計画について図面上での検討を行いました。
 午後からは、間伐予定箇所のある川南町尾鈴国有林に移動し、各班に分かれて現地踏査を行い、午前中に図上記入した森林作業道の路網配置の妥当性について再検討し、最後に、修正した図面により各班発表による意見交換を行い、森林作業道配置の際のポイント、留意点等について理解を深めました。
 今後も、定期的に本連絡会議主催による各種活動を計画しており、この活動による交流を通じて、関係者の情報共有や技術等の向上を図っていきたいと思います。

 路線配置検討の様子

蚊口浦海岸林の清掃(12月9日)

 宮崎県民が一丸となって、県下全域で一斉に環境美化活動を展開する「クリーンアップ宮崎」の一環として、宮崎県、高鍋町及び地元住民の皆さんと協同して、高鍋町の蚊口浦海岸林の清掃活動を早朝8時から約1時間にわたって実施しました。
 海岸林は、家屋や農地などを海風や飛砂による害から防いだり、高潮や津波の勢いを弱めるなど、海沿いに暮らす住民の命や生活を守るだけでなく、林内散策やレクレーション等の憩いの場にもなるなど、地域住民の日常の暮らしにも潤いを与えてくれますが、林内や遊歩道沿いには、心ない人によるペットボトルや空缶、空瓶、菓子袋などのポイ捨てが目立ち、これを放置すると海岸林の美しい景観が損なわれてくることになります。
 この日の清掃活動で拾い集められたゴミは軽トラック2台分にも達しましたが、参加した人たちは、チョットした軽い気持ちでのポイ捨が大量のゴミとなり、それを片づける人がいるということのモラルとして受け止めて欲しいと訴えていました。

 集積されたゴミの様子

木工教室の開催(2月6日)

 未来を担う大切な子供たちに、木材の柔らかさや温もりを肌で感じてもらい、日本人として眠っている木材への懐かしい感覚を呼び覚まし、森林・林業・林産業について興味や関心を持ってもらおうと、西都市立茶臼原小学校児童(4・5・6年生31名)を対象に『木と子どものふれあい教室』と題して木工教室を開催(共催:西都市みどり推進会議、後援:西都市林活議連、西都市木青会)しました。
 児童たちは、設計図を見ながら、当署職員などと一緒に、地元産のスギ板を鋸で切断して部材を作り、これを金鎚と釘を使って本立や座椅子に組み立てたました。できた形は同じでも、それぞれオンリーワンの記念作品ができ上がったと大変喜んでいました。
 この体験が、子供たちの遊びや暮らしの中で木材に親しむ意識が芽生える「ウッドスタート」となってくれることを願っています。

 本立を組み立てている様子 

  一ツ瀬川流域森林整備連絡会議の会合の開催(3月6日)

 准フォレスターや関係市町村担当者及び森林組合の森林施業プランナー等を構成員とする「一ツ瀬川流域森林整備連絡会議」(平成24年8月設立)の今年度5回目の会合を開きました。
 今回の会合では、今年度の活動内容の報告と来年度に向けた活動計画についての討議を行いましたが、来年度の活動計画については、関係者で事前に持ち寄った活動案の中から、今年度の活動内容の反省や課題等を踏まえて活動項目の絞り込みを行いました。
 その結果、今年度に引き続き路網と間伐の検討を行うことや、木材の安定供給やバイオマス関係についての勉強会等を行うことで、来年度の活動計画とすることを確認しました。

 会合の様子

海岸林に抵抗性クロマツを植樹(3月8日)

 高鍋町の蚊口浦海岸林の一角において、気温20℃近い春先の陽気の中、確実に根付いて早く生長し、元のマツ林に再生してほしいという願いを込めながら、当署職員により、マツノザイセンチュウに対して耐性の強い抵抗性クロマツの苗木(260本)の植え付けを行いました。
  海岸林は、海沿いに暮らす住民の命や生活を守るとともに憩いの場も提供してくれる大切な公共財産です。殊に、日本の原風景の一つとも言える海岸林のクロマツはマツクイムシ被害により全国的に危機に瀕していますので、地域の皆さんを始め多くの人たちの協力や優しい心配りにより、この大切な生活インフラであるマツ林の再生と保全が図られることを願っています。

 抵抗性クロマツ植え付けの様子

お問い合わせ先

西都児湯森林管理署 
ダイヤルイン:0983-43-1377
FAX:0983-43-1379

〒 881-0033
 宮崎県西都市大字妻909-5

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