ホーム > 報道・広報 > 広報誌・パンフレット > 広報九州 > 広報九州・平成17年8月号
当局大会議室において6月23日、九州森林技術開発協議会(当局、独立行政法人森林総合研究所九州支所、独立行政法人林木育種センター九州育種場の3機関で構成)が、森林技術情報セミナー「~広葉樹造林を考える~」を開きました。
セミナーでは、林木育種センター九州育種場から「広葉樹育種の現況と課題」について、森林総合研究所九州支所から「広葉樹造林における問題」と「広葉樹林における害虫問題」の2テーマについて、当局の森林技術センターから「広葉樹造林に関する技術開発経過」について、各機関の専門官がそれぞれの立場から問題を提起しました。
初の取組となった今回のセミナーは、「広葉樹造林問題」というホットな話題とあって関心も高く、3機関から約100人の職員が参加し、活発な意見交換が行われました。
最後に、島田泰助局長が「3機関がそれぞれ取り組んでいる試験や技術開発事例を持ち寄り、情報や意見交換をすることは大変意義がある。今後もこのような場を積極的に作って欲しい」とコメントしました。
当局では、今回のセミナーをきっかけに、試験研究機関との連携を深め、局署における技術開発などのニーズを把握し、出前レクチャーやワークショップなど多彩な取組を検討することとしています。
(担当=指導普及課)

本紙「広報九州」の用紙を今月号から間伐材パルプ紙に替えました。
これは、地球温暖化防止への取組として、人工林の健全な育成に不可欠な間伐の推進を、間伐材製品の利用を通して支えようとする取組の一環であり、このほか、間伐材パルプ紙を使った印刷用紙、封筒、名刺の利用や、カートカン(紙製飲料缶)の自動販売機を設置しています。
森林は、地球温暖化防止に大きく貢献しています。今年2月の京都議定書の発効を受けて、我が国が取り組む6%の温室効果ガス削減においては、約3分の2に相当する3.9%を森林の二酸化炭素吸収量で確保する目標となっています。
当局ではこのような状況を踏まえ、「紙一枚からできる地球への思いやり」を合言葉に、間伐材製品の利用を推進しています。
皆さんも間伐材製品の利用について一考をお願いします。
(担当=企画調整室・広報室)
宮崎県綾町役場において7月1日、当局、森林技術センター、学識経験者、(財)日本自然保護協会、(社)日本森林技術協会、宮崎大学、環境省、てるはの森の会のメンバー14人が参加し、1回目の検討委員会を開きました。
この検討委員会は、綾の照葉樹林プロジェクト「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画」の本格的事業の開始に先立ち、有識者からの意見を聴取するため、立ち上げたものです。
会議では、テレビ局など多くの報道陣が取材する中、人工林の照葉樹林への復元の在り方や保護林及び緑の回廊の設定などについて審議しました。
今後は、年内にさらに2回程度予定しており、これらの報告を踏まえ連携会議で確認し、同プロジェクト事業を推進することとしています。
また、同委員会に引き続き、連携会議が開かれました。
この連携会議は、綾プロジェクト締結後初めて開くもので、協定を結んだ5者全員(当局、宮崎県、綾町、(財)日本自然保護協会、てるはの森の会)が出席しました。
はじめに、肥後賢輔計画部長があいさつした後、座長に「てるはの森の会」の上野登さんを選出し、平成17年度の事業計画及び予算案、「てるはの森の会」の運営、観光地域づくり実践プランなどについて審議し、提案どおり承認され会議は終わりました。
(担当=計画課)

「大分水分ふれあいの森」で、大分グリーンヘルパーの会員17人が参加し、今年度3回目の森林づくりを実施。同ふれあいの森に「子供たちを招待したい」という意気込みで、間伐材を利用した階段づくりや歩道の整備を行いました。会員らは「道作りで山がきれいになった」と喜んでいました。今後は、会員らで歩道に面した樹木に名札を取り付けることとしています。

熊本市の監物台樹木園で6月25日、「監物台樹木園花壇づくり友の会」が、同園の造園師泉栄一さんを講師に迎え、勉強会を開きました。
同友の会は、当局が「ボランティアの力を借りて、同樹木園の緑化と活性化・充実を図る」ことを目的に熊本市民らに呼びかけ、今年の4月23日に結成されたものです。
当日は、同会員9人が参加し、講師の泉さんから、植える前の土壌の殺菌(石灰散布)や腐葉土の上手な選び方などについて学び、花壇に夏の乾燥などに強いマツバボタンを植え、立派な花壇が出来上がりました。
また、会員らは講師に、花壇づくりで日頃から疑問に思っている「ツツジの剪定の時期」や「ベランダの鉢植えの花が咲かない原因」などについて質問したり、会員同士で情報交換するなど、楽しい花壇づくりとなりました。
(担当=指導普及課)

青森県農林水産部、同県森林組合連合会の職員16人が、松くい虫防除先進地である虹の松原国有林を視察しました。同県ではこれまで松くい虫被害の発生はないものの、隣接する秋田県などの被害状況などから危機感を感じ、その対策を検討するため視察に訪れたもの。一行は「虹の松原」一帯を見下ろす鏡山で、当署長から同松原の概要や松くい虫の被害・防除の状況などの説明を受けた後、同松原に移動し、森林総合研究所九州支所長から松くい虫の生態などについて学び、熱心に質問するなど充実した視察となったようです。

宮崎県木城町石河内の「郷土の森」において、ボランティアら約40人が参加し、下草刈りやツツジの植樹などを行いました。これは、「郷土の森」を憩いの場・癒しの場にしようと、当署と地元石河内自治公民館、木城町、高鍋造林素材生産事業協同組合が保全協議会を発足させ、「郷土の森」の整備に取り組むこととしたもので、今回が1回目。同公民館長で、今回発足した「郷土の森保全協議会」会長の神田直人さんは、「今後は公民館の事業として整備を進め、散策や景色を楽しみ、自然を満喫できる憩いの場にしたい」と述べていました。

鹿児島県市来町の「遊々の森(青松の森)」において、市来町の町長はじめ職員、町議会議員と当署職員の72人が参加し、除伐作業に汗を流しました。これは、地域発案システムの一環として取り組んでいるもので、子供らが森林学習の場として利用しやすいように整備することが目的。今後は、町と連携しながら、歩道の整備や樹木名板を設置し、子供らの体験林業や植物観察の場として、また地域の憩いの場して活用できるよう整備することとしています。

熊本県立南陵高等学校環境工学科2年生3人を「インターンシップ(就業体験学習)」で、4日間受け入れました。これは、同校の専門教育の一環で、毎年各事業所に依頼されているもので、当署は初めて。生徒らは、最初は緊張していましたが、職員の業務を手伝ううちに雰囲気にも慣れ、リラックスした中で、文書整理や造林台帳の整理などを体験しました。体験終了後、生徒らは「4日間という短い期間でしたが、暖かいご指導で充実した職場体験となりました。是非、森林管理署の職員となるため勉強したい」と感想を述べました。

宮崎市立大宮中学校2年生230人に、当署の土木係長が講師となり、仕事を選んだ動機や仕事の内容、森林の持つ公益的機能、森林の大切さなどについて話をしました。これは、生徒に将来の進路を考えさせることを目的に、同中学校から森林・林業関係の職業紹介について依頼があったものです。生徒らは、同係長のユーモアたっぷりと巧みな話しぶりに引き込まれ、熱心に聞いていました。また、仕事のやりがいなどについて沢山の質問もあるなど、森林・林業の仕事に関心をもったようでした。後日、生徒らから「森林管理署の仕事が良く分かり、将来の参考になりました」などの感想文が沢山届きました。
当局及び各森林管理署等では、7月1日から7日までの安全週間並びに6月の準備期間に「油断のすき間に事故が待つ慣れた作業になお注意」のスローガンの下、各種行事を行いました。
当局においては安全週間初日の7月1日に、当局庁舎屋上で関係職員出席の下、三部長が安全旗を掲揚しました。その後、金峰山の山神社に島田泰助局長、三部長、課長など多数の関係職員が出席し、安全祈願の神事を行いました。島田局長外出席者は、全職場の安全と職員の健康を祈願するとともに、決意を新たにしてゼロ災を誓いました。
(担当=職員厚生課)

安全大会において、テレビ宮崎の「お天気おじさん」こと気象予報士の岩倉尚哉さんが講師となり、「気象情報の利用と地球環境」と題して講話しました。講話は、気象図の見方や気象予報の難しさ、昨今の異常気象など興味深い内容で、大変勉強になりました。また、岩倉さんは宮崎森づくりボランティア協議会の理事でもあり、「子供たちが森林とふれ合えるような場を作っていきたい」と抱負も述べられました。

安全週間の準備期間中、JAFから講師を招き、安全運転の講習会を実施。午前中は、点検を怠った場合の事故事例や事故に遭遇したときの対処方法などを学びました。午後は駐車場でスリップマットを使って、ABS装備車と未装備車の急ブレーキを掛けた時のスリップの違いなどを体験し、スピードが出ている時の急ブレーキの危険性を再認識しました。

安全週間中、管内の請負事業体等を対象に安全会議を開催。会議には関係者約50人が参加し、各事業体等の安全活動の発表など行いました。また、会議のマンネリ化を防ぐため、小旗を使って回答する「○×クイズ方式」を採り入れるなど、講師と一体となった緊張感溢れる有意義な会議となりました。

請負事業体5社も参加し、安全大会を開きました。職員や林業事業体から募集した安全標語優秀作の表彰を行った後、交通安全講話と救急訓練を行いました。最後に、宮之浦森林事務所班長が力強く安全宣言を行い、安全に対する決意を新たにしました。
都城支署では、地域発案システムの取組の一環として、国有林の存在を地域の皆さんへアピールするため、優れた自然景観や自然観察などの野外活動が出来る国有林の情報、国有林の取組事例などを紹介するパンフレット「都城発国有林からの招待状」を作成しました。
パンフレットは、A5版の14頁で、PRポイントの写真や解説、行ってみたい景観・レジャースポット・森林浴コースへの交通アクセスなどの情報を掲載しています。
なお、ご希望の方には、無料で差し上げることとしています。
〈問い合わせ先〉
宮崎森林管理署都城支署
電話:0986ー23ー4566
熊本市のKKRホテル熊本で7月13日、当局と環境省(九州地区及び沖縄奄美地区自然保護事務所)との九州地方連絡会議を開きました。
この会議は、林野庁と環境省とが緊密な連携、調整の下にそれぞれの行政を行う必要のあることから設置されているもので、今年度で15回目。
同会議には、当局から肥後賢輔計画部長ら9人が、環境省から新井正久九州地区自然保護事務所長ら11人が参加しました。
会議では、当局から保護林保全緊急対策、森林生態系保全・再生対策事業等の取組について、環境省からグリーンワーカー事業やエコツーリズム推進モデル事業などへの取組、今年6月に施行された外来生物法についてそれぞれ説明を行った後、意見交換し意思疎通を図りました。
(担当=計画課)

鹿児島県屋久町安房の国有林と町有林で、当署と屋久町、屋久島漁業協同組合、キリンビール株式会社が共催し、魚つき林植樹事業植樹祭を開きました。当日は約100人が参加し、抵抗性マツ、シャリンバイ、マルバニッケイの苗木250本を植樹。植栽地は岩石が多く客土しての植付で、参加者は悪戦苦闘していましたが、「豊かな森林が豊かな海を作る」など思い思いの願いを込めて植えました。今後も関係機関と協働し、魚つき林の再生に取り組むこととしています。

宮崎自然休養林内に、職員手作りの案内標識を設置しました。同休養林は、加江田渓谷の美しさや双石山・くんぱち山・花切山からの展望が素晴らしく、県内外から多くの登山者が訪れ、手作り標識は道案内と併せ、当署のPRにも役立っています。

宮崎県日向市の堀一方地区住民ら約60人がボランティアで参加し、「日本の海水浴場88選」に選ばれている伊勢ヶ浜海水浴場に隣接する潮害防備保安林約4㌶の清掃作業を行いました。この清掃作業は、景観保持や焚き火による山火事防止を目的に、平成15年から夏と秋の年2回行われています。参加者は、ゴミ拾いや下草刈りなどを行い、美しくなった海岸を見て満足そうにしていました。

宮崎県延岡市において、林業関係機関などが参加し、親善ソフトボール大会を開きました。これは初めての試みで、当署はじめ宮崎県東臼杵農林振興局、延岡森林組合、延岡市外3町合同(林政関係)の4チームが参加。試合は、年齢を感じさせないベテランの好プレーもあるなど、和気あいあいの中で終わりました。試合結果は、日頃から練習している当署が見事優勝。その後の交流会で、熱心な意見交換が行われ、有意義な大会となりました。
宮崎県都城市立今町小学校5・6年生70人を対象に、森林教室を行いました。児童らは、紙芝居で森林の働きなどについて学んだ後、間伐材を利用した木製プランター枠を製作。また、職員がセンダンで作ったクラス表札を学校に寄贈し、大変喜ばれました。最後に児童が、「紙芝居で木の大切さが分かりました」などの感想を述べました。この模様は、地元のテレビや新聞が報道するなど、当支署をPRすることができました。

熊本南部森林管理署五木森林事務所が事務所移転により住所が変更になりましたのでお知らせします。(電話番号変更なし)
新住所〒868ー0201
熊本県球磨郡五木村甲字田口2997ー22
当局では6月22日、熊本市立託麻原小学校から依頼を受け、同小学校の理科室において、「自然と遊ぼうクラブ」の14人と先生2人を対象に、森林教室「葉脈の標本づくり」を行いました。
はじめに学校の先生があいさつした後、指導普及課職員の指導で、葉脈の標本づくりを開始。
ビーカーで5%の水酸化ナトリウム水溶液を作り、標本となるヒイラギモクセイやツバキの葉を入れ、葉っぱが茶色になるまで煮沸させました。
煮沸する間、児童らは葉っぱの付き方や葉の構造、水や養分を運ぶ「導管」などについて学びました。
煮沸し終わると、ビーカーから茶色になった葉を慎重に取り出し、歯ブラシで軽くたたいて葉肉を取り除き、水ですすぎ、きれいな「葉脈の標本」を作り上げました。
最後に、児童代表が「木の葉っぱに興味が沸きました。本日は、ありがとうございました」とお礼を述べ、終わりました。
(担当=指導普及課)

福岡県内各地から集まった高校生40人が、巨樹・巨木百選に選ばれている福岡県添田町・英彦山国有林の「鬼スギ」に通じる歩道を整備しました。これは、福岡県立英彦山青年の家の主催で行われたもので、ボランティア精神を理解させることが目的。生徒らは、歩道入口に積んである石を土嚢袋に入れて運ぶなど、歩道整備に汗を流しました。

巨木の概要
所在地=長崎県大村市中岳町字萱瀬山国有林(長崎森林管理署管内)
樹種=スギ
樹高=47m
幹周=490cm、
樹齢=240歳(推定)
巨木周辺の状況
大村市の郡川上流域にある萱瀬山国有林の植物群落保護林の中に巨木は生育する。保護林は約4㌶で、約240年生のスギの大径木が林立。これらは悠久の時を経た旧藩木で、現在は456本が残るのみ。散策は可能であるが、急傾斜地の沢を登る必要がある。
近寄りすぎると巨木の根に悪影響が予想され要注意。
