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平成27年度 活動状況

 フォレスター活動推進のケーススタディ地区設定(3月16日)

  九州森林管理局は、林野庁通知に基づき、地域における森林のマスタープランとなる市町村森林整備計画作成のサポートを推進するため、地域課題等の解決に向けた勉強会、現地研修等に取組むケーススタディ地区を設定することとしました。
  こうしたことから、当署においては、宮崎県児湯農林振興局、木城町、児湯広域森林組合及び西都児湯森林管理署の職員で構成する「木城町森林(もり)づくり活性化推進チーム」を設置しました。
  当日は、構成員に九州森林管理局技術指導課企画官(民有林連携担当)を加え、規約の制定、活動スケジュール等をまとめ、局担当企画官から九州各県における民国連携の取組み状況及び東北森林管理局のフォレスターチームの取組事例の紹介がありました。
  今後のスケジュールとして第1回の勉強会は、4月下旬に開催することを決め、それまでに地域課題や要望事項等を把握に取組むこととしています。今後は、共に知恵を出しチームが協力し合い木城町森林整備計画の策定に向け取組むこととします。
  推進チーム設置 取組事例紹介 チーム構成員(木城・県職員) ケーススタディ設定説明 

木城町森林づくり活性化推進チーム設置   取組事例の紹介(局企画官)       説明を熱心に聞くチームメンバー      ケーススタディ地区設定の説明

 一ツ瀬川流域森林整備連絡会議(平成27年度第4回)を開催(3月9日)

  平成27年度最後となる第4回一ツ瀬川流域森林整備連絡会議を開催しました。
  今回は、次年度が一ツ瀬川流域の地域森林計画区の編成年になることもあり、児湯農林振興局から「市町村森林整備計画」の勉強会を行い、地域森林計画樹立の流れ、市町村森林整備計画の作成スケジュールや作成に当たっての留意事項等を学びました。
  今年度の活動の反省、来年度の活動に対する要望等を取りまとめ、同連絡会議が地域メンバーのため連携を強める取組むことについて意見交換を行いました。
  また、国有林からは、一ツ瀬川流域森林計画区の編成年に合わせて、国有林のフォレスター活動の推進するため、木城町、児湯農林振興局及び児湯広域森林組合による技術的援助等チームを設置して、ケーススタディ地区を設定することについて情報提供を行っています。
  ケーススタディ地区は、市町村森林整備計画の作成を支援する市町村に地域課題等の解決に向けた勉強会、現地研修会等に取組み、こうした活動事例のフォローアップを繰り返し行うことを通じて、地域の森林・林業の課題解決に貢献することを目的に設定します。
  意見交換は、市町村林務担当者から森林・林業に関する基礎知識について学びたいとの意見があり、森林・林業に係る人材育成の地域課題が出るよい機会となりました。

 
 一ツ瀬川流域森林整備連絡会議(27年度4回目) 

   署からの情報提供

  新富町富田浜海岸で植樹・清掃活動を実施(3月7日)

  海岸林の保全・整備を図るため新富町の協力の下、富田浜(とんだはま)海岸林に抵抗性クロマツ苗木と広葉樹苗木の植栽と湖水ヶ池(こみずがいけ)公園周辺の清掃活動を行いました。
  この活動は、新富町と高鍋町にある民有林及び当署が管轄する国有林の海岸林保全整備を目的とし地域に親しまれる森林づくりを推進するため、森林整備協定を締結していることから地域住民のボランティア等で継続して行われています。
  当該地区の海岸林は、以前から地域の要望を受け松くい虫防除を実施していますが、クロマツの枯損が見受けられることから、防風、防潮等の海岸林機能低下が危惧されといるため、機能低下の回復を図るべく被害木の伐倒駆除の跡地に抵抗性クロマツ等の植栽を新富町及び県農林振興局が協力し行っています。
  当日は、天候に恵まれ日中の気温は20℃を超える暑さの中、町民の憩いの場として後世に引き継ぐ海岸林に育つことを願い、大粒の汗を流し700本の植樹を行ったところです。


植樹場所 苗木植付 海岸林案内板 ゴミ回収

  対岸からみた植栽場所           苗木植樹(大きく育て!)         海岸林の説明板(湖水ヶ池)        ボランティア活動(ゴミ拾い)

 「木と子供のふれあい教室」を開催(2月10日)

  西都市立茶臼原(ちゃうすばる)小学校で、4年生から6年生のこども達に木や緑に関心を深めてもらうため、森林管理署、西都市みどり推進会議主催。西都市森林・林業・林産業活性化議員連盟等の後援による木工品製作体験の「木と子供のふれあい教室」を行いました。
  ふれあい教室は、森林と動植物の関わりなどについて、「シカと森林カード」を使ったゲーム方式で理解を深め、児童一人ひとりが本棚を作り、木とふれあい、物をつくる楽しさを実感しました。
  「シカと森林カード」は、裏返したカード50枚のカードを1枚ずつめくり、出たカードを基に森林をつくる簡単なゲームです。こども達は、歓声をあげながら、シカが増え過ぎると森の植物がシカに食い尽くされ、森林づくりに影響をおよぼすことや森をどのように守ればいいかをゲーム通じ楽しく学んでいました。
  ふれあい教室のおわりに児童を代表して、「皆さんのおかげで上手に本棚を作ることができありごとうございます。」とのお礼のあいさつがあり、怪我もなく無事に楽しい時間を過ごすことができた約2時間半となりました。

 

  シカと森林 シカと森林カード 本立て材料 本立が完成

   シカと森林についての説明         カードをめくり森をつくろう          本棚の材料(組立前)           本棚が完成(組立後)

 平成28年林野火災予防パレードを実施(2月4日)

  宮崎県児湯農林振興局主催の林野火災予防パレードが、西都市消防本部、関係市町村、児湯広域森林組合等参加の下、実施されました。
  林野火災予防パレードは、宮崎県の林野火災が例年雨が少なく乾燥する冬場から春先に多発することから、全国山火事予防運動に先駆け、県独自の林野火災予防運動として実施しています。
  パレードに先立ち西都児湯森林管理署において出発式が開催され、署長から「森林は水資源の涵養等多面的機能を有します。山火事の発生は、半世紀、一世紀かけて育ててきた緑をアッという間に消滅させます。山火事を防止することによって豊かな資源を絶やすことなく次代に引き継ぐことの重要性を意識することが必要です。」との挨拶があり、その後、林野火災予防について広く県民に呼びかける山火事予防意識の啓発を目的に西都市、高鍋町、新富町、木城町、川南町、都農町、西米良村の7市町村を3地区に分け出発しました。

 

パレード車待機  林野火災予防パレード出席者確認  パレード出発式  パトロール出発

  関係機関パトロール車が待機        出席者の確認                 出発式を開催                 いざ!パトロールへ

 一ツ瀬川流域森林整備連絡会議(平成27年度第3回)を開催(12月16日)

 平成27年度第3回一ツ瀬川流域森林整備連絡会議を開催しました。
  今回は、「路網作設」と「間伐の選木方法」について当署管内の保育間伐(活用型)を実行した現場で間伐の基礎知識及び間伐林分の森林作業道作設後の線形を歩き、質問・意見等を受けながら勉強会を行いました。
  まず、当該森林事務所森林官から保育間伐(活用型)の説明後、森林技術指導官からそれぞれの議題について説明を行い、国有林の高性能作業システム、間伐の基礎的知識について学びました。
  当日、参加した請負事業体からは、それぞれの視点で森林作業道作設に対する意見等がありましたが、市町村林務担当者の反応が少ない現地研修会となりました。
  市町村の林務担当者は、農業、商業等幅広に業務を執行している中で、今後、より掘り下げた林業の基礎知識について勉強会を継続する必要性を考える機会となりました。

 

森林作業道  列状間伐

  既設森林作業道幅員の計測         列状間伐実行箇所

 森の巨人100選の「コウヤマキ」の保全活動の一環で周辺整備(11月26日)

  コウヤマキ保護協議会の呼びかけで、平成12年林野庁が公表した「森の巨人たち」100選のコウヤマキ(愛称「三納・吹山(みのう・ふきやま)のマキちゃん」)保全活動の一環として約700mの歩道整備が、林業関係者と職員参加の下、実施されました。
  当日は、コウカマキがそびえる標高700m超級の現場において寒さが厳しい中、足場丸太の修繕・撤去等を行い、自然観察のし易い環境を整えました。
  今後もこうした活動を通じ次世代への遺産を残すべき巨木の保全・保護活動を継続して、貴重な財産を守って行きたいと考えています。

 

コウヤマキの看板前で集合写真

 腐れた足場丸太の取替・撤去  コウヤマキ(愛称「三納・吹山のマキちゃん」) 整備された歩道

  コウヤマキの看板前で集合写真      腐れた足場丸太の取替・撤去       愛称は「三納・吹山のマキちゃん」    整備された歩道 

 地域住民とクリーン活動(11月8日)

  「宮崎県の一斉清掃日」の11月8日、日向灘に面した高鍋町の「蚊口浦国有林」において、地元の地域住民や高鍋町職員などの協力により、約30人でクリーン活動を行いました。
  本地区の海岸は、サーフィンや釣りなどのマリンスポーツが盛んに行われている反面、ゴミの不法投棄が問題となっている場所です。
  このことから、民有林の海岸部ならびに国有林においてクリーン活動を行なった結果、洗濯機など大型家電などの不法投棄があり、参加者らは約3時間半の作業でトラック4台分のゴミを回収しました。
  これらクリーン活動を通じ、一般会計後における地域住民の方々に対して国有林のPRと不法投棄防止の普及啓発を行うことが出来ました。

 

 地域住民清掃活動 高鍋町協力 回収したゴミ 不法投棄搬入

   地域住民による清掃活動       高鍋町などと協力した一斉清掃     海岸林で回収したゴミ           不法投棄物の搬入

 「水と緑の森林づくり」県民ボランティアの集いで育樹活動(10月31日)

  宮崎県、宮崎県議会森林・林業活性化促進議員連盟等の主催による県民の集いが、西都市大口川の「向陵の丘」で開催され、当署職員も参加して森林づくり活動(下刈り・枝打ち)に汗を流しました。
  この催しは、宮崎県水と緑の森林づくり条例において、県民等による森林づくり活動を促進するために設けた、森林づくり推進期間(10月1日から11月30日)における取組の一環として、多くの県民の皆さんの参加により実施され、河野知事の主催者あいさつで式典が行われ、その後参加者全員による森林づくり活動を行いました。
  式典は、緑化功労者や学校関係緑化優秀校など個人、団体及び学校に森林づくり活動の功績に対し知事賞が贈られました。
  豊かな緑、豊かな水をはぐくみ、美しい郷土を守り育てるため、県民によるこうした森林整備や緑化活動の更なる推進が期待できる県民ボランティアの集いとなりました。

 宮崎県知事あいさつ 知事賞受賞 森林づくり活動 下刈活動

   河野宮崎県知事あいさつ         知事賞の受賞                森林づくり活動                下刈り活動

  「さいとふるさと産業まつり」で木工教室(10月25日)

  第10回さいとふるさと産業まつり2015”こんねまつり”が西都原のコスモス開花にあわせて開催され、当署はスギ材の加工・造作による木育・造形教育の一環で、西都原イベント広場の一角をブースに木工教室を行いました。
  当日は、スギ間伐材を使った本棚づくりに挑戦して貰おうと職員が大工さながらで約40組の親子をサポートしました。
  木工教室は、最初準備した本棚30セットが不足する盛況ぶりとなり、急遽、別に準備してあった板材を組立用のパーツ作りに没頭する嬉しい場面もありましたが、木工教室に参加した子ども達にとって、木とふれあう貴重な体験となりました。

 西都原広場のコスモス アンパンマン 木工教室をサポートする職員 木工教室裏方作業

  コスモスの咲く西都原イベント広場    木工教室隣ステージのアンパンマン   大工さながらでサポートする職員     長板から本棚セットを作る裏方作業

 一ツ瀬川流域森林整備連絡会議(平成27年度第2回)を開催(10月1日)

 平成27年度第2回一ツ瀬川流域森林整備連絡会議を開催しました。
  今回は、宮崎県児湯農林振興局に関係機関との調整を図って貰い、当署管内に今年運転を開始した(株)グリーンバイオマスファクトリーと(株)宮崎発電所の視察を行い、木質バイオマス発電事業、会社概要の説明を受けました。
  木質バイオマス発電は、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が施行され、林地未利用材を原料とした木質チップを燃料として使用する発電所です。
  今年に入り宮崎県内では、4ヶ所が稼働を開始され、林地未利用材の有効利用によって、新たな木材利用が図られています。
  今後は、間伐材や林地残材等の未利用材を継続的、安定的に確保するための供給体制の整備が喫緊の課題となりますが、九州森林管理局は、木質バイオマスの原料材を安定的に供給するため、システム販売やこれまで資源として利用されていない初回間伐林分の立木販売の拡大に取り組んでいます。


グリーンバイオマスファクトリー

  宮崎森林発電所

  グリーンバイオマスファクトリー        宮崎森林発電所 

 「フォレストピア石河内」の環境整備を実施(8月4日)

  フォレストピア石河内は、木城町石河内市街が一望できる地域住民の憩いの場として設定され、これまで散策路や林内環境整備が図られ、春にはサクラの開花などを楽しめる自然空間です。
  今年も保全協議会メンバーはじめ、地域住民やボランティアが協働して林内整備が行われ、再びフォレストピア石河内に快適空間を取り戻すことができました。
  ふれあいの基地として地域の憩いの場、或いは森林とのふれあいの場として広く活用するため、こうした活動を続けていますが、地域住民の高齢化等により、こうした地域活動が容易でないとの声も聞かれる中、今後のあり方について考える時期にきています。

 石河内展望デッキ 炎天下の下草刈り 散策路の整備状況 フォレストピア参加者集合
 フォレストピア入口の展望デッキに集合   炎天下での下草刈り            散策路の整備状況             多くの方が林内環境整備に参加

 一ツ瀬川流域森林整備連絡会議(平成27年度第1回)を開催(6月26日)

 一ツ瀬川流域森林整備連絡会議は、一ツ瀬川流域におけるフォレスター活動の促進や市町村森林整備計画等の円滑な策定と民国連携による森林整備の推進に向け、関係市町村等の林務担当者と地域の林業関係者(施業プランナー)が勉強会や意見交換会を行うことを目的に設置され、これまで様々なフォレスター活動を展開しています。
  平成27年度第1回目の一ツ瀬川流域森林整備連絡会議が当署職員、児湯農林振興局、管内市町村、林業事業体の関係者参加の下、開催されました。
  今回は、「天然更新施業」と「苗木の生産と流通及び低コスト人工林づくり」をテーマに勉強会、現地研修会を開催しました。
  天然林施業については、当署管内の指標林を視察しながら、宮崎県と国有林における天然更新完了基準の勉強会を予定しましたが、雨のため現地を見ることができずに写真での更新状況の確認となりました。
  また、低コスト人工林づくりについては、九州森林管理局におけるコンテナ苗木の植栽実績の紹介及び宮崎県が開発したコンテナ苗木(Mスター)生産現場を視察し、林業の先端技術を学びました。
  森林・林業の再生及び林業の成長産業化の実現のためには、川上から川下が連携した課題への取組むことが重要となっています。こうした意味から当連絡会議の活動が実るあるもとになるよう、地域が一体となって引き続き連絡会議を開催することとしています。

 

連絡会議の様子

  コンテナ苗木生産現場 

  会議の様子                  コンテナ苗木生産現場

  「尾鈴レクリエーションの森」協定書調印式(4月29日)

  都農町尾鈴国有林の尾鈴キャンプ場内施設「憩いの森林館」において、児湯農林振興局担当課長同席の下、「尾鈴レクリエーションの森」管理運営協議会会長と当署署長との間で、「レクリエーションの森」の整備・管理及び活用に関する協定書の調印式が行われました。
  尾鈴国有林は、尾鈴山瀑布群として国の名勝となっており、県立自然公園に指定されている自然景観の優れたところです。
  本協定の締結により、協定者が連携・協力して、レクリエーションの森の整備・管理等の活動に取り組むことで、魅力あるフィールドの整備が進み、利用者の快適な利用と地域の活性化が一層期待されます。
  今年度は森林内の快適性の向上と明るく開放的な林内景観の確保に向け、森林の景観対策として、散策路周辺の草刈り及び除伐を計画しています。


 レク森協定書調印式   レク森協定者集合 レク森案内標識 矢研の滝

    協定書調印式                 レク森協定関係者             散策路に設置の案内標識         日本の滝100選「矢研(やとぎ)の滝」

お問い合わせ先

西都児湯森林管理署 
ダイヤルイン:0983-43-1377
FAX:0983-43-1379

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