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野呂山風景林

概要と見どころ

 野呂山は瀬戸内海沿岸部の独立峰で標高は神戸六甲山に次ぐ839mであり、鍋ぶたの形にも似ています。

南側斜面は急峻で海から一気にせり上がり山頂部はなだらかな高原台地となっています。

一帯は瀬戸内海国立公園に指定され90年生以上のヒノキ人工林が公園内施設を取り囲み、高原避暑地の牧歌的情緒や豊かな自然に満たされます。

古くから信仰、開拓の歴史を持つ山でもあり各所に名勝・史跡があります。

登るにつれて季節の花々や木々の変化を感じられ、瀬戸内海の多島美の眺望は雄大です。

氷池 10月大重ね岩②かぶと岩展望台からの眺望

 

遊び

ハイキング、キャンプ、ドライブ、森林浴、避暑、散策、歴史探訪

氷池 1月大重ね岩③

 

周辺の観光案内

        

弘法寺

 730年頃より修験者の山であった野呂山は弘法大師が遣唐使の前後 2度修行されたとあり、その岩屋を守るように本堂が建立されています。

地元中切地区の方々が代々お世話をされており、毎月21日大師の命日や10月第3日曜の大祭では火渡り護摩も行われ多くの参拝者で賑わいます。

 

       
 弘法寺
        

氷池

 明治22年頃より、冬に池面に張った氷に水をかけ天然氷を作り、夏に販売していました。

平坦な山頂部ではこのような池が36個もあり、氷の売り上げは地元財政を潤す貴重なの収入源となり大正末期製氷工場が出来るまで行われました。

 また、冬の寒い日には周辺木々の樹氷と織りなす風景が見事です。

 

       
 氷池 5月
        

かぶと岩展望台

 野呂山の代表的な展望台。

眼下の川尻町の町並と瀬戸内海の多島美、晴れた日には四国連山まで一望できます。

 

       
 かぶと岩展望台
        

大重ね岩

 岩が長い年月で雨や風に削られたため、平らで大きな岩板を重ねたように見える奇岩を作り出しました。

外にも小重ね岩、かぶと岩、大滑岩、飛び岩など巨・奇・珍岩多数あります。

 

       
 大重ね岩
        

岩海

 野呂山を作っている流紋岩が風化で割れ、たくさんの大岩が谷に転落・流れ集積され岩が重なり合う海のような岩海をつくっています。

       
 岩岩

 

 

各種施設案内

国民宿舎野呂高原ロッジ

食事・宿泊施設・観光案内TEL0823-87-2390

 

野呂山ビジタ-センタ-

総合案内と休憩交流施設。野呂山の自然・歴史紹介コ-ナ-や陶芸教室、イノシシ肉等の売店もあります。

 

野呂山キャンプ場

県内最大級のキャンプ場。オ-トキャンプ施設もあります。

 

レストハウス

絵のある休憩所。現代芸術村で活動作家の絵画、写真展示もあります。

 

筆作り資料館

川尻筆展示しています。

 

野生動植物

動物

イノシシ、ノウサギ、シカ、サル

 

植物

ヒノキ、アカマツ、カエデ、ヤマザクラ、シバグリ、コナラ、ヤマハギ、コシアブラ、クロモジ、エゴノキ、アキノキリンソウ、アキチョウジ、ヒヨドリ花(渡り蝶のアサギマダラの群がる花)、ほかに氷池のスイレン、ジュンサイ

(参考)アサギマダラ10月12日撮影 【野呂山】

 

鳥類

ウグイス(川尻町鳥)、キジ、アカゲラ、カケス、ヒヨドリ、メジロ、

 

アクセス

公共交通機関

JR呉線川尻駅から徒歩で登り約2時間、下り1時間30分。

 

自家用車利用

西条ICから国道375号~185号線の川尻町野呂山登山口から「さざなみスカイライン」で11km 約20分。

(他に現在復旧中ですが、国道375号呉市郷原町の野呂山登山口より「ふるさと林道」、呉市安浦町市原より「野路山林道」もあります。)

 

 アクセスマップ 【野呂山】

お問い合わせ先

計画保全部保全課 
ダイヤルイン:050-3160-6700
FAX:06-6881-3531

森林管理局の案内

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