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長島森林事務所部内は宮川を中心とする南伊勢流域と東紀州と呼ばれる尾鷲熊野流域に跨る形で設置されています。国有林は紀北町紀伊長島区にしか所在していませんが、公有林野等官行造林地は紀伊長島をはじめ大紀町・南伊勢町に点在しています。 部内には熊野灘に面したリアス式海岸と大小の島々が点在した景勝地が多く、自然に恵まれ、伊勢・志摩国立公園、県営公園、レクリェーション施設、奥伊勢・宮川峡県立自然公園等に指定されており、各町村が環境保全と観光開発に力を入れています。また、大紀町大内山には頭乃宮四方神社があり、受験シーズンには合格祈願のため県内外から多くの参拝者が訪れます。 部内の主な産業は第一次産業であり、なかでも林業は尾鷲ヒノキに代表される密植短伐期施業による心持柱材生産を主とした大林業地帯となっています。 また、地域全体が熊野灘沿岸の温暖な気候に恵まれ、リアス式海岸を利用した養殖・沿岸漁業や柑橘類の生産のほか酪農も盛んで、県内各地のほか、大阪や名古屋に出荷されています。 |
紀北町東紀州の玄関口に位置し、豊かな森林資源と黒潮洗うリアス式海岸の漁場に恵まれた、太陽と緑と海の町です。 |
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大紀町大内山大台山系を源とする日本一の清流宮川。その支流の中でも最も大きな大内山川を抱える、緑と清流豊かな村です。 |
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大紀町（旧紀勢町）リアス式海岸が続き、ブリの養殖で知られる『錦』。大台山系の山々が続き大内山川が流れる『柏崎』。美しい海と山に恵まれた自然豊かな町です。 |
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南伊勢町（旧南島町）熊野灘に面した自然の芸術とも言うべき素晴らしい景観。また、平家落人伝説や熊野脇道などの歴史をも秘めた町です。 |
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（１）国有林の概要
鍛冶屋又国有林は昭和32年に林野整備により、十須国有林は昭和54・55年に保安林整備により旧紀伊長島町（現紀北町）から買い入れられた国有林です。
両国有林とも標高は約200～950ｍ（最高地967ｍ）で、紀伊山脈の大台ヶ原より東南に走る多気郡・度会郡と北牟婁郡の郡境に位置し、熊野灘に注ぐ赤羽川の水源となっています。
付近にはシカやサルが多く生息しており、食害が問題になっています。
また、国の天然記念物であるカモシカが生息しており、十須国有林ではまれに見られることがあります。
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鍛冶屋又国有林 面積：373.34ha 人工林率：76％ 各種制限等：水源かん養保安林 |
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十須国有林 面積：266.57ha 人工林率：７％ 各種制限等：水源かん養保安林 |
（２）公有林野等官行造林地の概要
１契約ごとに複数の官行造林地があり、それが外の契約地と接して団地を形成しているため、通称名と契約名が一致しておらず非常にわかりにくくなっています。
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| 鍛冶屋又外５ （ジャグラ・鍛冶屋又・下水谷 上水谷・ムクロジ・向井山） 面 積（ｈａ）：222.94 契約終了年度 ：平成24年 |
高須外３ ジャグラ 面 積（ｈａ）： 53.46 契約終了年度 ：平成21年 |
三ツ谷外９ （ｼﾞｬｸﾞﾗ・金掛屋谷・ﾑｸﾛｼﾞ三ツ越 ・小川谷・三ツ谷） 面 積（ｈａ）：424.14 契約終了年度 ：平成27年 |
以前は島津村有林でしたが町村合併時に財産区が設置され、一切の権限を継承しています。また、椴ノ谷は同契約の薄月・丸和とともに伊勢志摩国立公園内に位置し、冬にはオオワシが飛来します。
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| 樫 谷 面 積（ｈａ）： 79.16 契約終了年度 ：平成49年 |
椴ノ谷外２ 薄月・丸和・椴ノ谷 面 積（ｈａ）：136.00 契約終了年度 ：平成25年 |
浅ヶ谷は錦地区の、栃古谷・七廻りは柏崎地区の薪炭林として利用されてきました。特に、七廻り付近はシイタケのほだ木栽培が盛んで、以前は林内をほだ木置き場として貸付していたこともあります。
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| 浅 ヶ 谷 面 積（ｈａ）： 5.22 契約終了年度 ：平成17年 |
栃 古 谷 面 積（ｈａ）： 77.51 契約終了年度 ：平成38年 |
七 廻 り 面 積（ｈａ）： 30.89 契約終了年度 ：平成40年 |
大内山川の水源地であり、旧大内山村と宮川村、紀北町との町村界に位置しています。特に宮川村の南亦山にある一等三角点付近はブナやヒメシャラの天然林が続き、オモトやバイケイソウの群落もあります。
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| 池ノ谷越 面 積（ｈａ）：475.30 契約終了年度 ：平成20年 |
大 谷 面 積（ｈａ）：305.91 契約終了年度 ：平成26年 |
池ノ谷越 面 積（ｈａ）：109.71 契約終了年度 ：平成43年 |
