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更新日:2012年2月29日

平成23年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の第2回会合を開催

   2月22日(水曜日)に、天龍寺友雲庵(京都市右京区)において、平成23年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の第2回会合を開催しました。今回の会合は、平成21年度に策定した「嵐山国有林の今後の取扱方針」に基づき開催する本年度第2回目となる会合です。(第1回目の内容は、「第1回会合を開催」を参照して下さい。)
   第2回会合には、地元関係者7名と専門家3名の計10名の方に委員として参加して頂きました。また、京都府、京都市の関係部署から5名の方にオブザーバーとして出席して頂きました。

 

様子1 様子2

嵐山意見交換会の様子

 

  当日は、まず、外山所長が開会挨拶を述べた後、三好研究者委員による調査の報告「嵐山国有林のどこを、どう変えていくか?~基礎調査に基づいたマスタープランづくり~」について発表を受けました。これは現段階では一考察ですが、今後委員等で中身を検討していきたいと思います。次に、「京都大阪森林管理事務所での取り組みについて」として髙津治山調整官より平成23年度事業の実施状況について説明を行ました。その後、「分科会の設置について」としまして、平成21年度に策定された「嵐山国有林の今後の取扱方針」で取り決めた大きな方針について、具体的に実施検討していくための体制の案を、髙津治山調整官から説明しました。最後に、それぞれについて意見交換を行いました。(嵐山意見交換会資料(PDF:4,667KB)

(三好研究者委員の説明の概要)
・嵐山国有林を5m単位のメッシュで区切り、メッシュごとに傾斜、向き等をデータ化、
対岸の眺望ポイントの設定、集水状況、土壌等を総合的に勘案し、今後どのように植生回復をしていけばよいかを検討。
・上記の検討はたたき台として、研究者委員、地元関係者委員の意見を取り込みさらに検討していく。そのためには、今後は現地の調査等を地元の方等も交えて行っていく。

(分科会の設置)
「嵐山国有林の今後の取扱について」で取りまとめ提案されている4つ中期的課題
・景観保全に向けた落葉広葉樹等の植裁・管理
・獣害からの植裁木の確実な保護と密度管理の実施に向けた条件整備
・治山事業による荒廃防止と植裁基盤形成
・林内利用の促進に向けた条件整備
を基本的な考えとし、次の4つの部会の設置

         ・植生    ・獣害    ・治山    ・景観・市民連携

 

 

意見交換において出された主な意見の内容は、以下のとおりです。

◆地元として山のことを知るためにも協力していきたい。分科会を早急に設置し進めてもらいたい。各先生(リーダー)から分科会のスケジュールを提示しそれに地元が参画する形でよいと考える。ただ、地元の者もそれぞれ仕事を持っているのでその点は理解の上でお願いする。(栂地元関係者委員)
◆嵐山再生研究会のモニタリング調査で地元の方と接してきたこともあり、そのときのノウハウを生かせば分科会を進めやすいと考える。(深町研究者委員)
◆身近にいる地元の者でも知らないことがたくさんあり、分科会は森林を知るための地盤作りとなると思う。(早田地元関係者委員)
◆年に2回の意見交換会だけでなく、分科会をもって具体的に取り組めればと考える。(田中地元関係者委員)
◆小部会(分科会)と名称がややこしいので分科会と決めればよいのではないか。(井上地元関係者委員)
◆ナラ枯れについては、今後崩落を引き起こす可能性もあり、防災的に考えて被害予測も重要な課題である。そういった観点からも、京都大阪森林管理事務所においては、コナラ林の面積や本数、分布状況などの調査を行い、データを示してほしい。(髙田研究者委員)

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

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