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更新日:2011年10月21日

平成23年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の第1回会合を開催

    10月3日(月曜日)に、天龍寺友雲庵(京都市右京区)において、平成23年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の第1回会合を開催しました。今回の会合では、8月25日に開催した「嵐山シンポジウム(PDF:2,669KB)」を最後に一区切りした「嵐山モニタリング調査」の結果について深町委員(京都大学大学院准教授)が報告、次に、京都大阪森林管理事務所から、今年度治山事業実施予定について髙津治山調整官が説明、続いて、嵐山国有林における「ナラ枯れ」について今井業務調整官が説明を行った後、それぞれについて意見交換を行いました。
    今回の意見交換会には、地元関係者4名と専門家3名、計7名の方に委員として参加して頂きました。あわせて、京都市・京都府の関係部署から5名の方にオブザーバーとして出席して頂きました。

 意見交換会 意見交換会2

                                                                                       意見交換会の様子

 

     「モニタリング調査」の結果では、地元一般市民や観光客が「嵐山の林内を歩いてみたい。」など、森林散策に興味を示している意見も少なくはありませんでしたが、急峻な山であり危険を伴うため、登山を一般的に楽しんでもらうかどうかについては、慎重に検討していくことになりました。

    説明を踏まえて、委員の間で熱心な議論が行われました。委員等からの主な発言としては、 今年9月の台風12号災害を受け、嵐山において同様の被害が出ないかなど、嵐山の崩壊を危惧する意見がでました。これに対し、専門家委員からは、日本の山で絶対に崩壊しない山というのは無いが、嵐山において、大きな崩壊が起きる可能性は低いとの説明がありました。
    また、治山事業の実施予定を受け、今年度に受光伐と植裁工を計画しているが、嵐山国有林にとって人工的に樹木の更新が必要な状況にあることから、思い切った事業の実施を検討するとともに、伝統や文化に触れるような箇所では、文化的価値に配慮した計画とするよう要望がありました。

   現在、嵐山における事業は、平成22年2月に策定した「嵐山国有林に関する取扱方針」に基づき事業計画を立てて実施しているところですが、次回に向けては、もう少し細部に至る方針や、地元住民で対応できる計画、体制を指示して欲しいという要望を受け今回の会合を終了しました。

   なお、次回会合は「嵐山植林育樹の日」と合わせて開催する予定です。

 

意見交換会資料 資料1(PDF:8,416KB)   資料2(PDF:7,994KB)

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

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