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更新日:2011年6月24日

京都大学大学院の学生13名が嵐山国有林を視察

    5月31日(火曜日)京都大学大学院の学生13名が、嵐山国有林における地元住民と連携を図った治山事業について、視察に訪れました。学生達が普段学んでいるのは、景観生態保全論だそうです。視察にあたっては、当所より髙山流域管理調整官と髙津治山調整官の2名が対応しました。

 

    現地では、髙津治山調整官の案内により、嵐山国有林の林内の視察を行いました。
    国有林と桂川(大堰川)の間の市道を歩きながら、地形は急峻で下層植生のない状況を理解してもらいました。治山工事も木柵工等の構造物を設置するより、植生によって、本来、森林が持っている機能が果たされるのが理想ですが、急斜面・観光地・シカの食害等の多くの要因により、対策が難しいことを説明しました。

    限られた時間であったこともあり、法的な制限等難しい内容も含め一度にたくさんのことを説明したため、わかりにくかったかもしれませんが、学生達は、メモをとりながら何かを得ようと一生懸命聞いていました。

髙津説明高山説明

              治山工事について説明する髙津治山調整官
  

   学生からの質問のひとつに工事を行う優先順位について、「保安林の機能高めるため、事業の必要性はわかるが、もっと緊急に迫られた危険箇所があるのではないか。限られた予算の中でどのように箇所付けしているのか。」との質問がありました。
    「災害が起きた場所や、今にも災害が起きそうな場所については、優先度に関係なく工事を行いますが、その他の箇所については総合的な判断が求められるところです。今後いかに安価で簡単に、それでいて大きな効果が得られるような工事ができるかは、私たちの大きな課題です。さらに勉強してもらい、研究者として、行政を担う者として将来ぜひ参加してください。」として勉強会を終えました。

 

説明資料:治山事業について(PDF:3,847KB)

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