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2011年2月1日

「嵐山国有林の再生に向けた市民参加による森林調査事業」の第2回会合を開催

   1月18日(火曜日)に、嵐山国有林(京都市右京区)において、「嵐山国有林の再生に向けた市民参加による森林調査事業」の第2回会合を開催しました。

   この事業は、平成22年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」第1回会合(平成22年9月29日開催)において取り組むこととしたもので、嵐山再生研究会(注1)が主体となります。植生の変化やシカの増加などにより危機的状況にある嵐山国有林について、かかる状況に対する市民の理解や保全に対する地元意欲を高めるために、嵐山再生研究会のメンバーの指導のもと、景観保全、シカ対策、林地保全の3分野において市民参加による森林調査を実施して、調査結果の普及を図ろうとするものです。

 

   第1回会合を平成22年11月5日に開催し、今回が2回目となります。
今回の会合には、嵐山再生研究会、嵐山商店街など嵐山国有林周辺の住民25名と京都大阪森林管理事務所から髙山流域管理調整官、野村治山調整官の2名が参加しました。
   まず、参加者に、京都大阪森林管理事務所から山腹工など保安施設をはじめとする「林内に入っても楽しめるような森」を目標とした森林整備構想を説明しました。次に、林内を散策しながら、高橋専門委員より、シカ、イノシシなどの生態、シカによる森林への影響等について説明が行われました。また、奥敬一主任研究員((独)森林総合研究所関西支所主任研究員)より、カシノナガキクイムシが媒介する菌よる「ナラ枯れ」のメカニズムについて説明が行われました。

sannkasyasetumei  参加者

                                                                                   嵐山再生研究会から説明を受ける参加者

 

  第1回、第2回会合ともに、嵐山の現状を地元住民の方々に理解していただく、貴重な現地見学会となりました。第3回会合(2月上旬開催予定)では、モニタリング調査区の設定や方法について話し合う予定です。

  

注1) 嵐山再生研究会
目的: 嵐山国有林の現状について、市民参加のモニタリング調査等を実施して、嵐山の再生を研究する会
構成メンバー: 深町加津枝(京都大学大学院地球環境学堂准教授)
高橋裕史((独)森林総合研究所関西支所主任研究員)
三好岩生(京都府立大学大学院生命環境科学研究科助教授)


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