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更新日:2010年10月18日

 

JICA研修「持続可能な森林経営の実施手段の強化」の研修生が来所

9月30日(木曜日)に、JICAによる集団研修「持続可能な森林経営の実施手段の強化」の一環として、ブルキナファソ中国、、ハイチインドネシア、ミャンマー、マケドニア、ベトナムの研修生計8名が当所を来訪しました。同研修は、持続可能な森林経営を実践するためのプログラム策定とその実施強化を図るため、基準・指標に基づく森林資源のモニタリングの実施及び参加型手法に基づいた国家的森林プログラムの策定及び提案書作成に係る知識及び技術を習得させることを目的とされています。
当日は、まず、所内にて、外山所長より、国有林の成立や当所の概要、最近の主要取組などについて説明を行いました(※説明資料(PPT:2,340KB))。その後、バスにて、高台寺山国有林の東山山頂公園に移動しました。現地では、外山所長の案内により、高台寺山国有林を1時間半ほどかけて、林内の視察をして頂きました。林内では、カシノナガキクイムシ被害対策や「世界文化遺産貢献の森林」としての森林施業、「京都伝統文化の森推進協議会」による林相転換試験などについて紹介を行いました。最後に、清水寺境内の「清水の舞台」から高台寺山国有林を見て頂き、世界文化遺産の背景林としての重要性を理解して頂きました。研修生からは、防火貯水池の水量変位やフェロモンによるカシノナガキクイムシの誘因捕殺などについて、熱心な質問がありました。

 

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外山所長により京都大阪所の管内概要を説明

カシノナガキクイムシの防除方法について説明


午後は、髙山流域管理調整官及び坪倉森林官の案内により、鞍馬山国有林に設定している「京都古事の森」(複層林施業)を視察していただきました(※説明資料(PDF:805KB))。
研修生からは、シカの食害対策などについて熱心な質問がありました。
最後に、貴船神社を参拝し、日本の森林と信仰の結びつきについて、学んでいただきました。
研修生には、京都の国有林が、伝統文化及び観光と密接に結びついていることを実地で学んで頂きました。京都の国有林で学んだことを自国での森林の管理・経営に役立てて頂くことを期待したいと思います。

 

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「古事の道」の取組について説明

「古事の森」において、シカの食害防止対策について

説明

 

 

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

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