ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 鞍馬山・貴船山国有林で地元住民を対象とする治山事業見学会を開催
2010年3月17日
活動報告
3月15日(月曜日)に、貴船神社及び鞍馬山・貴船山国有林において、地元住民を対象とする治山事業の見学会を開催しました。
見学会には、地元から、貴船神社宮司や貴船区長をはじめとする約20名が参加しました。当所からは、福田所長をはじめとする4名が運営に当たりました。
当日は、まず、貴船神社で福田所長から開会の挨拶を述べた後、「京都大阪森林管理事務所の概要」として、国有林の歴史や事業内容などについて説明を行いました。続いて、野村治山調整官より「山地災害と治山事業」として、鞍馬山・貴船山国有林の山地災害危険地区の現状と対策、避難体制の重要性などについて説明を行いました。
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福田所長による概要説明の様子 |
説明を聞く地元の方々 |
貴船区は周囲を国有林に囲まれていることから、地元の方々は当所からの説明に、熱心に耳を傾けていました。貴船神社の高井宮司からは、治山事業の実施に感謝する、貴船区においても、避難場所の確認と避難訓練の実施を進めるべきであるとのコメントがありました。
説明の終了後、マイクロバスで、現在、治山工事を実行中の箇所へ移動しました。現地では、赤木治山主幹より、工事の概要について説明を行いました。更に、次年度以降の事業計画箇所へ移動して、野村治山調整官より、国有林内における山地荒廃の現状について説明を行いました。
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赤木治山担当主幹による現地の説明の様子 |
治山工事箇所の様子 |
最後に、福田所長から、当所としては、今後も、地元からの意見を聴取しながら、地域の安全・安心を確保するための治山事業を実施していく考えであるので、引き続き、ご理解とご協力をお願いしたい旨閉会の挨拶を述べて、見学会を終了しました。
貴船区住民にとって、国有林は非常に身近な存在でありながら、これまで国有林における山地荒廃の現状や当所による治山事業の意義などについて、十分理解して頂く機会はほとんどありませんでした。今回の見学会により、治山事業の意義に対する認識を深めて頂くとともに、地域における防災体制の重要性に対する意識の高揚を図ることができました。
配布資料 |