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京都大阪森林管理事務所

京都女子大学附属小学校が「京女鳥部の森」の「森の健康診断」を実施

2009年1月16日

活動報告

1月14日(水曜日)に、当所と京都女子大学が「遊々の森」協定を締結している「京女 鳥部の森(きょうじょ とりべのもり)」(阿弥陀ヶ峯国有林)において、京都女子大学附属小学校の児童による「森の健康診断」が行われました。

「森の健康診断」は、2005年に愛知県豊田市の矢作(やはぎ)川流域において、森林ボランティア・市民・研究者の協働で始まった人工林の現況調査手法で、調査プロット内における立木密度や下草の被覆度、樹木・草本の種類数、落葉層の厚さ、雨水の浸透速度などを計測することにより、人工林の健康度合いを診断する取組です。「京女鳥部の森」における「森の健康診断」には、京都女子大学附属小学校の6年生40名が参加するとともに、指導者として、中部大学(愛知県春日井市)から上野薫講師ほか学生2名が、京都女子大学から高桑教授をはじめとするスタッフが運営に当たりました。当所からは、福田所長と仁平東山森林官が同行しました。

当日は、教室において「森の健康診断」に関する事前学習を行った後、阿弥陀ヶ峯国有林に向けて徒歩で出発しました。10分ほど坂道を登って、国有林の入口に到着した後、福田所長より、阿弥陀ヶ峰国有林の概要について簡単に紹介を行いました。その後、児童たちは4班に分かれて、「森の健康診断」にとりかかりました。作業では、まず、林内に5メートル四方の調査プロットを設定した上で、プロット内における落葉層の厚さや土壌に水を注いで水が完全に浸み込むまでにかかる時間などの調査を行いました。続いて、半径4メートルの円内に含まれる立木の本数を数えて密度調査を行いました。調査終了後は、再び教室に戻り、調査結果のとりまとめを行いました。

説明に調査に、熱心に取り組む生徒達

当日の調査結果については、後日、児童たちが、テレビ会議を通じて、同様の「森の健康診断」を行った愛知県春日井市の小学校の児童たちと比較を行う予定となっています。

当所では、今後とも、京都女子大学による「遊々の森」の取組を支援する方針です。

※「遊々の森」:学校等と国有林が協定を締結することにより、学校教育の中で、様々な自然体験や森林学習を行うフィールドとして継続的に利用できる制度。当所と京都女子大学は、平成20年10月に、阿弥陀ヶ峯国有林を「遊々の森」(名勝:「京女鳥部の森」)とする協定を締結しました。

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