京都古事の森育成協議会を開催しました。

2008年6月12日

活動報告

6月6日（金曜日）に、所内にて、平成20年度の「京都古事の森※育成協議会」を開催しました。
当日は、京都古事の森育成協議会役員として、高井和大貴船観光会会長、高田研一森林再生支援センター常務理事、高橋武博京都市林業振興課長、同森和博係員に出席していただきました。

会議では、まず、早瀬指導普及担当主幹より、平成19年度の「京都古事の森育成協議会」による活動状況について報告を行いました。
次に、福田所長より、平成20年度の活動計画について説明を行いました。説明の中では、福田所長より、今後、「京都古事の森育成協議会」の活動を活性化していくためには、「古事の森」のみならず、周辺地域を含めて、施設整備や広報活動を進めていくことが必要である、具体的には、「古事の森」周辺に、森林と文化財の関係を学べるような散策路（「京都古事の道」）を整備することを提案したい旨述べました。これに対して、各委員からは、賛同する旨の発言があがり、地元側も協力する意向があることが確認されました。

当所では、今回の議論を踏まえて、「京都古事の森育成協議会」との連携を図りつつ「京都古事の道」の整備に取り組む方針です。

会議の様子

※「京都古事の森」とは・・・
近年、神社仏閣等の木造建築物の修復に必要な大径材の供給は困難になりつつあります。このため、当所では、平成14年及び15年に、鞍馬山国有林の約2haに文化財修復用材の供給を目指して、数百年の超長伐期施業を行う「京都古事の森」を設定しました。「京都古事の森」では、地元関係者からなる「京都古事の森育成協議会」と連携しつつ、森林の育成を図っています。