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京都大阪森林管理事務所

カンボジアの森林管理局長が管内視察に来訪

2008年3月7日

活動報告

平成20年3月6日(木曜日)~7日(金曜日)
都市近郊林における野生生物管理などに関心--箕面国有林・高台寺山国有林ほか--

3月6日(木曜日)から7日(金曜日)にかけて、JICAの主催する「森林/林地管理研修」として、カンボジアから、コンポンチュナム森林管理局のシン・コサール局長を研修生として受け入れました。

概要説明する福田所長

6日は、近畿中国森林管理局で局長他の幹部に表敬訪問を行った後、箕面国有林の視察を行いました。現地では、まず、勝尾寺園地で、箕面国有林の概要を説明した後、国有林内に設置されたニホンザルの管理施設や箕面大滝周辺の施設などを見学して頂きました。

箕面国有林周辺には600頭ほどのニホンザルが生息していますが、箕面大滝など入込み者の多いエリアで被害を与えることが多いことから、昭和53年から、箕面市が国有林内で給餌を行うことにより、ニホンザルを林内に引き留める取組が行われています。コサール局長からは、都市近郊林における野生生物管理のあり方について、熱心な質問がありました。

箕面のニホンザルの餌付け箇所

7日は、所内で、福田所長より管内概要を説明した後、現地視察として、高台寺山国有林に向かいました。

カシノナガキクイムシ対策実施箇所

現地では、東山山頂公園で、高台寺山国有林の歴史的変遷や最近設立された「京都伝統文化の森推進協議会」、カシノナガキクイムシ対策などについ説明を行った後、カシノナガキクイムシ対策の実施箇所、国有林内に設置された防火施設、シイ林の現況などを視察していただきました。

コサール局長からは、国有林における境界の管理について熱心な質問があるとともに、カンボジアにおける盗伐や不法占有などの事例について説明がありました。

昼食後、嵐山国有林に移動して、遠方から嵐山の現状を視察していただいた後、京都市北部にある京都北山丸太生産協同組合に向かいました。同組合では、ビデオで「北山林業」の詳細について説明を受けた後、倉庫内で「北山丸太」の現物を見て頂きました。

コサール局長は、来週、宮津地方森林組合を視察した後、カンボジアに帰国する予定です。

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