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2009年5月11日

オムロン(株)が長刀坂国有林で「森林整備セミナー」を開催

5月9日(土曜日)に、京都市右京区北嵯峨の長刀坂国有林において、オムロン(株)による「森林整備セミナー」が開催されました。長刀坂国有林は、本年4月23日に当所と(社)京都モデルフォレスト協会が協定を締結した「ふれあいの森」となっており、オムロン(株)は(社)京都モデルフォレスト協会による長刀坂国有林での活動を支援しています(※協定締結の記事)。オムロン(株)は、毎年、創業記念日の5月10日(※日曜日となる場合は9日)を「オムロンデー」として各事業拠点で従業員による社会貢献活動を展開しており、今般、「ふれあいの森」設定後の最初の「オムロンデー」における活動として、「森林整備セミナー」が開催されることとなりました。
当日は、オムロン(株)より立石義雄会長をはじめとする48名の社員が参加しました。また、(社)京都モデルフォレスト協会からは今尾事務局長が、当所からは福田所長が参加しました。

セミナーでは、長刀坂国有林の麓にある後宇多天皇陵に集合した後、まず、オムロン(株)京都事業所の竹口主事よりセミナーの趣旨説明が行われました。続いて、(社)京都モデルフォレスト協会の今尾事務局長より、「モデルフォレスト運動」の趣旨について説明が行われました。更に、福田所長からは、長刀坂国有林の概要について説明を行いました。説明では、長刀坂国有林では、かつては、周辺住民の集約的な燃材利用により、尾根上を中心にアカマツ林が広がっていたものと推定されるが、近代における森林の利用形態の変化により、土壌が肥沃化して、アカマツの成育に適さない環境が形成されつつある、また、松枯れ被害の拡大により、アカマツは壊滅的な打撃を受けている、今後は、嵯峨野周辺における風致保全のために、オムロン(株)の支援を得つつ、広葉樹の除伐や地掻きによりアカマツ林の再生に取り組んでいきたい等述べました。

※長刀坂国有林に関する説明資料(PDF:1,318KB)

 

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福田所長より長刀坂国有林の概要を説明

 

その後、「長刀坂」と呼ばれる坂道を15分程登って、昨年12月13日にオムロン(株)による森林整備イベント「長刀坂国有林でアカマツ林の育成を!」で除伐・地掻き作業を実施した箇所の視察を行いました(※森林整備イベントの記事)。作業実施箇所では、福田所長より、林況の変化状況や除伐・地掻きの効果について説明を行いました。参加者達は、森林へ積極的に人手を加えることの意義について、興味深く話を聞いていました。視察終了後は、再び長刀坂を下り、後宇多天皇陵前で解散となりました。

オムロン(株)では、本年秋より長刀坂国有林において本格的な森林整備活動を開始する予定です。当所としては、今後も、長刀坂国有林における(社)京都モデルフォレスト協会並びにオムロン(株)による森林整備活動を積極的に支援する方針です。


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後宇多天皇陵前で記念撮影(前列右から3人目が立石会長)

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