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京都大阪森林管理事務所

清水小学校森林体験教室(第7回)2月19日草木染め

2007年5月15日

イベントレポート21
~自然の物を使って生活する知恵を学ぶ~

清水小学校の森林体験学習(第7回)--清水小学校にて--

平成19年2月19日(月曜)
草木染めでバンダナを染めよう

今年の清水小学校森林体験学習の最後の取り組みとして、自然の物を使って生活をする知恵と方法、昔から伝わる伝統文化を学ぼうという目的で、「草木染」に取り組みました。
六年生の児童たちには、自分で染めた卒業記念の品が出来る。五年生の児童には、またいつか「ネイチャーゲーム」に使えるマイバンダナが自分で作れる。と、こんな事も考えました。

「草木染」の方法を説明する高田講師

今回の「草木染」の体験には、京都森林インストラクター会だけでなく、特にお願いをして、奈良森林インストラクター会の水谷道子さんからお力を貸していただきました。

一口に「草木染」と言っても、草や木の材料集め、布地の下ごしらえ(コーディング)、模様作りの方法、染液の温度や染めの手法等々、 かなり熟達した知識が必要でした。そのため、京都大阪森林管理事務所職員と京都と奈良の森林インストラクターで、水谷講師を中心に、事前の勉強会を行い、本番に臨みました。

「クリの実」の染液につける

布地の下ごしらえは、木綿布を絹のような動物性タンパク質の素材に近づけるため、大豆のご汁に何回も漬けるという手間のかかったものでした。自然の素材だけで染めるためこのような手法で布の中に染液が入りやすくするのに必要とのことでした。この布の準備は、あらかじめ水谷講師の方でしていただいたものです。

本番当日は、京都森林インストラクター会の高田講師を中心にすすめました。化学薬品を使わず、自然の物だけを使って染めるという、すばらしい企画に児童達も先生方も納得の「草木染」体験学習となりました。

水で洗う

染料として使ったものは、「アカネの根」「クリの実」「セイタカアワダチソウの葉」「タマネギの皮」でした。それぞれの自然の色の味わい深さに感動しながら、出来上がった作品は、本当に世界にただ一つの作品、思い出の品になりました。
最後には、当所の村上所長から「自然は私たち人間にいろいろな大切な物をくれます。これからも、山や自然を大切にする人になって下さい」との挨拶で締めくくりました。

この回で、18年度の「清水小学校の森林体験学習」は終了となりましたが、三学期末の学校における図工展、一年間の活動の記録はとてもすばらしく、訪れた当所職員、森林インストラクターさん方にも大きな励ましとなりました。
清水小学校の先生方、児童の皆さん!一年間どうもありがとうございました!

みんなの作品

乾かしてできあがり

ビー玉や石を使ってしぼりました!

木の根でしばって染めました!

さざ波のような柄で出来上がり

イベントレポート20

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