ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 情報コーナー > 過去のinfomation・お知らせ > 「嵐山通船記念植樹」、「嵐山植林育樹の日」並びに「嵯峨中学校記念植樹」を開催


ここから本文です。

更新日:2015年3月31日

「嵐山通船記念植樹」、「嵐山植林育樹の日」及び「嵯峨中学校記念植樹」を開催

    平成27年2月25日(水曜日)、嵐山国有林(京都市)において、午前に「嵐山通船記念植樹」、午後に「嵐山植林育樹の日」及び「嵯峨中学校記念植樹」を開催しました。

 2702arashiyamashokujyu1
          力を合わせて植樹

 「嵐山通船記念植樹」では、嵐山の景観保全のため、ヤマブキ20株が嵐山通船株式会社から寄付され、嵐山通船株式会社から中西社長はじめ5名、当所から山﨑所長はじめ4名が参加して植樹を行いました。

2702arashiyamashokujyu2
  嵐山通船株式会社の皆様と

    「嵐山植林育樹の日」は、名勝「嵐山」では、マツ枯れやナラ枯れの拡大によりアカマツやコナラなどが減少するとともに、常緑広葉樹の成長による光環境の悪化でヤマザクラが減少しつつあることから、往時の嵐山の再生に向けて、昭和57年から毎年嵐山保勝会と共催して開催している植樹行事で、今年で34回目となります。また、「嵯峨中学校記念植樹」は、平成22年に、地域イベント「嵐山花灯路」で生徒手作りの品を出展・販売した収入を使い植樹をすることで地域に貢献したいとの相談が嵯峨中学校から嵐山保勝会を通じて当所にあったことから、嵐山国有林にヤマザクラの苗木を毎年記念植樹することになったものです。

    当日は、嵐山保勝会から石川会長はじめ23名、京都銀行から1名、京都市から1名、京都市教育委員会から1名、嵯峨中学校から細辻校長はじめ教諭5名と生徒会代表1,2年生16名の参加があり、当所からは山﨑所長はじめ9名が運営・植樹指導にあたりました。

2702arashiyamashokujyu3
       嵯峨中から目録の贈呈

    開会式では、山﨑所長から、記念植樹はマツやサクラが隆盛だった往事の嵐山を80年かけて復活させるという息の長い取組であること、シカによる食害など課題も多く、今後は取組を強化していきたいと挨拶しました。また、石川会長からは、中学生のみなさんが、地元嵐山に関心を持って植樹に参加してくれることを大変嬉しく思いますという旨の挨拶があり、続いて参加者の紹介の後、生徒代表から山﨑所長に、ヤマザクラ3本の目録が贈呈されました。今年の苗木も、地元の小中校生によるまちづくり「嵯峨中パレード」で集めた募金で購入されたそうです。当日は、嵐山保勝会から寄付を受けた3本と合わせて合計6本の植樹となりました。

2702arashiyamashokujyu4
              足元注意!

    開会式の後は、いよいよ植樹開始で、6班に分かれて植樹場所へ移動しました。今年の植樹場所はゆるやかな斜面のほか、ロープを使って下りる急な斜面もあり、足元に注意しながらちょっぴりスリルを楽しむ場面もありました。当所職員指導のもと、みんな足場の悪さに気をつけながらも和気あいあいと楽しそうにスコップで根に土をかぶせるとともに、大きく育てとの願いを込めながら踏み固めてを行い、あっという間に植樹を終えました。

    植樹後に植えた木を背景に記念写真を撮った後、安部総括森林整備官より、ニホンジカ被害の実状と個体数管理等の重要性を説明し、くくり罠の実演を行いました。実際に罠の操作を見るのは始めての方が多く、興味津々に見入っていました。

2702arashiyamashokujyu5
                くくり罠の実演

    閉会後、中学生に、今日参加した感想を尋ねると、「嵐山の景観を守る活動としての植樹に参加したことを誇りに思います。」との返事があり、冬晴れの青空のもと、嬉しい気持ちに満たされました。今後も、地域全体で嵐山を守り育てていくことが、期待されます。

2702arashiyamashokujyu6
                    植樹に参加された皆様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

森林管理局の案内

リンク集