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更新日:2015年12月8日

京都市立開睛小学校で森林環境学習を実施

    11月20日(金曜日)、京都市東山区にある京都市立開睛小学校において、当所所長による「森林のはたらきと高台寺山国有林」についての4年生森林環境授業を行いました。当小学校では、今年度数回清水山(高台寺山国有林)に登って自然観察をして、実際に子どもたちが感じたことや疑問点を整理する学習をされています。今回の授業はその一環として実施しました。

開晴所長

    まず、「森林のはたらき」について、水、土、木材の3つに分けて説明し、その働きが永遠に続くようにするためには、「植える」「育てる」「収穫する」そしてまた「植える」といった、「森づくりの循環」を作り上げる必要があることを伝え、「健康な森林づくりのために、皆さんもできるだけ木を使ってくださいね」と、子どもたちに呼びかけました。

次に、清水寺が近くということで、清水の舞台の三枚の写真をみてもらいました。一枚目は背景の山を消した写真、二枚目は山の輪郭だけを示した写真、三枚目は山が写っている現在そのままの写真で、どの写真が良いか尋ねたところ、やはり山があった方が良いという子が殆どで、こちらとしては嬉しい結果でした。

開晴1

    高台寺山国有林の昔の写真や台風等災害時の写真、山の手入れやシカ害について説明した後、質問コーナーを設けました。「清水山の道はどこまで続いていますか」「倒れている木は整理してもらえますか」「草がないところで水が溢れていたのは直してもらえますか」「清水山に降った雨水はどこの川に流れていくのですか」「木がなくなったらどうなりますか」「岩を抱いている山奥の木が枯れたとき岩はどうなりますか」「シカに草を食べられたら草を植えるのですか」などなどたくさんの質問があり、清水山に登ったときに疑問点をきちんとまとめていたことや、所長の話をしっかり聞いていたことが伺えました。

    今回、街の子どもたちに身近にある山にも興味を持ってもらいたいという先生方の熱意が感じられ、三方山に囲まれた京都に暮らす子どもたちに、借景、水源かん養など森林の持つ多面的機能や森林は持続可能な資源であるということを伝えることが出来た有意義な機会となりました。

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