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更新日:2015年8月26日

夏休み親子木工教室を開催

    7月30日(木曜日)・31日(金曜日)の2日間、京都農林水産総合庁舎内において、「食料自給率について考えよう!」をテーマに、夏休み子ども「消費者の部屋」を近畿農政局と京都大阪森林管理事務所との共催により開催しました。これは、「食と農林業」をめぐる状況や施策について、小学生に関心を持ってもらうために、展示や体験コーナーを通じて、毎年情報発信しているものです。

    当所では、1日目に京都府産の木材ほかを使った自由木工工作を、2日目に箕面森林ふれあい推進センター職員考案の「水源の森」ジオラマづくりを行いました。両日ともキャンセル待ちが出るほど盛況で、2日間で88名の親子に参加していただきました。また、近畿農政局より5名、当所より16名がスタッフとして指導に当たりました。

    自由木工工作では、去年の参加者アンケートで「何か一つ皆で同じ物を作ることもしてみたい」という声をいただいたこともあり、今年は、参加者皆で生木に直接触れてもらおうと、最初にヒノキの皮むき体験を行いました。最初に森本総括森林整備官より「樹齢80年以上のヒノキの皮は、桧皮葺(ひわだぶき )という日本の伝統的な屋根工法の材料になります。多くの社寺等の屋根に使われる大切なものです。今日用意したヒノキは樹齢が20年くらいの小さな木ですが、直接触れたり匂いを嗅いだりしてその感触を身体で感じ取って下さい。」と挨拶。早速、用意した木のヘラを使って長さ30センチメートルほどったヒノキ丸太の皮むきに挑戦!なかなかむき始めのとっかかりがつかめない子、すいすい皮をむく子、職員に幹と皮と水分の関係を教えてもらう子などがいました。それぞれむけ始めると楽しそうな表情に変わり、「もっとむきたい!」という声も上がっていました。そのあとの自由木工工作では、上手く大きくむけたヒノキの皮を船の帆に利用する子どももおり、その発想に皆感心しました。終了後の参加者アンケートでは、子どもからは「自分で木をノコギリで切ったり釘を打ったりしたのが良かった」等、保護者からは「ヒノキの皮むきをしたことで、ヒノキを身近に感じた」等、楽しく過ごせたとのたくさんの感想をいただきました。

          H27木工教室1             H27木工教室2             木工教室3

    「水源の森」ジオラマづくりでは、最初に、伊與田総括治山技術官より「森林は、水を育んだり、土砂崩れなどの災害を防止したり、美しい景観や保健休養などの場を提供するという大切な役割も担っています。国や都道府県ではこうした機能が失われないように、森林を『保安林』に指定し、適切な管理を行っています。今日は17種類ある保安林のなかで、水源かん養保安林のイメージと『保安林』という言葉をぜひ覚えて帰ってください。」との挨拶がありました。終了後の参加者アンケートでは、「細かい作業が多かったけど楽しかった」、「保安林について、わかりやすく説明していただき、森林の働きについて子どもが知るきっかけになった」、「また来年も参加したいくらい楽しかったし勉強になった」等の感想をいただき、職員も励まされました。さらに後日、「ジオラマづくりの時に配られた保安林についての資料を持ち帰るのを忘れてしまったが、学校の夏休みの宿題に使いたいのでもう一度いただきたい。」という、保安林に関心をもってもらえたと実感できる嬉しい問合せもありました。

    また、両日とも開催挨拶において、来年から8月11日が「山の日」として国民の祝日になることをお話しました。ご存知なかった方も多く、子どもたちにとっては夏休み期間中で休日が増える訳ではありませんが、家族で山に親しむ良い機会にしていただけたらと思います。

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