四季を通じたプログラムで美流渡の森を感じよう!~森林教室全5回シリーズ

空知森林管理署では、子どもたちに森林に親しみ、その自然のすばらしさを感じ、その大切さを学んでもらう「森林ふれあい事業」に取り組んでいます。
平成27年度は、その一環として岩見沢市立美流渡小学校4~6年生のみなさんと四季を通じた森林教室を、次の5回のプログラムを用意し、実施しました。
森の案内役は当署の主任森林整備官(森林ふれあい担当)と若手職員がつとめ、元気いっぱいの子どもたちと一緒に楽しく森を探検しました。
思い出のアルバムをご覧ください。
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第1回:美流渡の森を探検しよう!(平成27年6月30日・7月10日)
第1回プログラムは、1日目は美流渡小学校の教室で、「森林を守り育てている森林管理署の仕事」、「森林が持っている大切な働き」、「森に生息する動植物」、そしてこれから始まる森林教室の全5回のプログラムなどの説明と紹介を行いました。
2日目は美流渡小学校周辺の国有林へ向かい、木に登ったり、小川を歩いたり、森の中にある色々な物に五感で触れ、学びながら楽しく探検しました。
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おじさんたちは、森林管理署というところで、森林を守り育てる仕事をしています。
これから、みなさんといっぱい山を歩いて、新しい発見をたくさんしたいと思います!
それじゃ、美流渡の山へレッツゴー!!
第2回:美流渡の森にはどんな動物や虫がいるか調べてみよう!(平成27年9月16~17日)
森林には様々な生き物たちが棲んでおり、それらは食物連鎖の関係でつながっていて、それぞれの役割を果たしています。
これらの仲間が森林の中で、動物の死がいや排泄物を食べて分解することによって森林をきれいな状態に保っていることを知ってもらために第2回プログラムは、美流渡の森にはどんな動物や虫が棲んでいるのか調べるために、1日目はみなさんと一緒に、「虫を捕まえるワナ」と「動物の写真を撮る自動カメラ」を仕掛けに行きました。そして2日目は、ワナやカメラにどんな動物や虫がかかっているのか実際に確かめに行きました。
さてさて、どんな結果になるでしょうか?
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みなさん、いい天気になってよかったですね!
今日は美流渡の森にどんな動物や虫が棲んでいるか調べます。
どうやってやるかというと、地面にコップを埋めて、その中に虫のえさを入れておびき寄せます。
どう?、できそうかな?
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第3回:森からの材料でハシとクリスマスリースを作ろう!(平成27年11月5日)
森林は私たちに様々な恵みを与えてくれますが、木材もその一つです。
第3回プログラムでは、切る、削る、曲げるなど加工のしやすい材料である木材に親しんでもらうために、世界で一つしかない自分だけのハシ作りと、森林にあるツル、木の実などを使ったクリスマスリース作りを行いました。
さて、どんな名作ができあがるかな?
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みなさんおはようございます!
今日は森からの恵みの一つである木材、またツルや木の実を使った工作をやってみたいと思います。
さぁ、みんな、どんなデザインにしようか?
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第4回:ひみつの宝の地図を持って探検しよう!(平成28年1月27日)
国有林を守り育てる森林官の仕事には、木を植える場所の面積などを調べる「測量」というものがあります。
第4回プログラムは、この作業に使う測量機器の使い方を覚えて、学校のグラウンドに埋められている「ひみつの宝」のありかを示した「地図」に記された謎の文字列(測量成果)をたどり、宝を掘り当てようというものです。
さて、上手に測量機器を使いこなし、無事に宝物は発見できるでしょうか?
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測量器械の使い方を覚えたら、「ひみつの宝」が埋まっているというグランドへ、かんじき「スノーシュー」を履いて「宝探し」に出発!
早速、測量機器「ポケットコンパス」を設置し、水平に調整し、地図に記された謎の文字列(測量成果)に照準を合わせます。
照準が合うとその方向へポールと巻き尺を持って走ります。
「もうちょっと右!」、「ちょっと行き過ぎ!」などと声を掛け合いながら測量し、地図に記された各ポイントを追っていきました。
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第5回:美流渡の森の”身体測定”をしよう!(平成28年2月18日)
森林官の仕事には、森林づくりの計画を立てたり、その森を守り育てるために”森の身体測定”とも言える「森林調査」(林況調査)というものがあります。
第5回のプログラムは、美流渡小学校の子どもたちにとって身近な森林である「美流渡神社」の鎮守の森の木々の高さ・太さなどを森林官が山仕事で使う調査用具を使って”身体測定”(調査)することを通して、森林への親しみをさらに深めてもらおうというものです。
さて、どんな結果が出るでしょうか?
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雪の上を歩くためのかんじき「スノーシュー」を長靴に装着し、校舎の近くにある美流渡神社へ向かいました。
鎮守の森には先人たちによって植えられ、大きく育った杉林が広がっています。
「この木の高さは40mじゃないかな!」と子どもたちは予測し、早速、「ワイゼ式測高器」を使って測ってみると結果は「約20m」。
「もっと高いと思った!」と、ちょっと残念がりながらも、「もっと色々な種類の木の高さを測ってみたい!」、「帰ったら校舎の屋根の高さも測ってみたい!」と、どんどん調査を続けていました。
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