流域管理の推進
流域を単位に民有林と連携した取組を進めています
森林の流域管理システムの下での森林・林業再生に向けた貢献
地域の森林・林業の再生や林業の成長産業化に貢献していくため、流域を単位として民有林関係者等との一体的な連携を図りつつ、国有林の組織・技術力・資源を活用し、民有林経営への支援等を先導的・積極的に進めています。
重点的に取り組む事項
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平成29年3月31日日現在 |
流域林業活性化協議会の取組
民有林行政、国有林行政が連携して流域の森林整備等をすすめるために、関係者で「北上川中流流域森林・林業活性化協議会」を設けています。
この協議会には森林管理署のほか、岩手県の県南広域振興局及び各支局、5市3町をはじめ、多くの関係者が参画して取組を進めています。
課題への取組
効率性の高い作業システムの構築や造林コストの低減、新たな林業技術の民有林への普及・定着、林業事業体の育成等を進めるため、民有林関係者等を含めた現地検討会に取り組んでいます。 |
流域管内では、松くい虫によるマツ枯れ(マツ材線虫病)被害が恒常化しており、近年ではナラ枯れ被害も発生しています。被害の拡大防止のため、官民一体となり早期発見及び防除対策に取り組んでいます。 |
民有林と連携することで事業の効率化が期待される地域において「森林共同施業団地」を設定し、一体的な路網整備や計画的な間伐等の森林整備に取り組み、地域における施業集約化を支援しています。 |
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伐倒駆除後のくん蒸処理 |
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近年、台風や豪雨等により災害発生が多発しています。地域住民の安全・安心のため、自治体等と連携した情報収集や早期復旧対策、取組についての普及・啓発活動に取り組んでいます。 |
地域の方々に森林のはたらきや林業の役割等の情報をわかりやすく提供するため、自治体や教育機関と連携し、森林教室や木工教室等の森林ふれあいイベントに取り組んでいます。 |
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令和元年度台風19号による林地崩壊状況確認の様子 |
森林教室の様子 |
お問合せ先
岩手南部森林管理署
〒023-0853 岩手県奥州市水沢東上野町12-17
電話 0197-24-2131