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更新日:24年12月18日 4.小田深山林木遺伝資源保存林 5.小屋山林木遺伝資源保存林
ブナは温帯林を代表する植生で、四国では、モミ・ツガ帯上部の標高1,000m以上に分布し、上限はシラベ・ダケカンバ帯の下部の標高1,800m付近 にまで達します。 小田深山・小屋山には、四国第一級のブナ林が保存されており、四季折々のブナ林を楽しむことができます。特に色鮮やかな春の新緑や、秋の紅葉は、 カエデ類、シデ類と共演し、まるで絵の具箱をひっくり返したような色の森が広がります。 保護林マップ県道36号線からブナ原生林の看板を目印に北方向へ細道を入り、車道終点まで行くと見晴らしの良い駐車場に着きます。 駐車場からは、牧場の間の車道を10分ほど歩き、林内の歩道をさらに20分ほど歩くと保護林に到着です。 高低差が少なく歩道の幅も広いためハイキングや森林浴に最適なコースです。 また、保護林内の歩道分岐より谷沿いを下ると、銭原林道を経て小田深渓谷へ行くことができますが、歩道があまり整備されておらず、距離もあるため健脚な方向けのコースになります。 上空から見た保護林写真奥の平原は源氏ヶ駄馬(大野ヶ原)で、付近は四国カルスト県立自然公園に指定されています。 (212年10月5日北側より撮影) その他の写真はフォトアルバムをご覧下さい。 ブナの特徴ブナは北海道の渡島半島黒松内以南から本州、四国、九州に分布する落葉高木で、冷温帯林を代表する樹種です。 ▲ブナの葉 葉は形が整っており、7~11対の葉脈が平行に走る。葉のへりには波状のきょ歯がある。
▲ブナの幹 幹には地衣類が付くことが多く、独特の斑紋ができます。
▲ブナの実生 |