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矢筈・烏帽子(やはず・えぼし)風景林

 

矢筈山全景:矢筈・烏帽子

落合峠の東側から見た祖谷山系の盟主、矢筈山(やはずやま)(1,849m)。

たおやかな山岳が多い中で、矢筈山だけは別格の厳しさを見せています。

烏帽子山全景:矢筈・烏帽子

麓から見上げた烏帽子山(1,670m)。

昔、高貴な人が被った烏帽子に例えられる独特の山容を見せています。

 

 概要

    徳島・高知両県の剣山系は、東の剣山(1,955m)、西の三嶺(みうね)(1,893m)に連なっていますが、祖谷渓を

挟んでその北側にある山脈を祖谷山系といいます。

    矢筈・烏帽子(やはず・えぼし)風景林は、祖谷山系の盟主、矢筈山(1,849m)を中心に、北の石堂山(1,636m)、

白滝山(1,526m)、西の烏帽子山(1,670m)から寒峰(かんぽう)(1,605m)の北側に至る一帯で、三好市とつるぎ町

にまたがり、面積は約1,343haと風景林の中では広大です。

    この風景林の見所は、矢筈山は厳しい山容ですが、そのほかの山頂や尾根はたおやかなササ原となって

いるため、稜線からの眺望は特に優れており、天気の良い日は、南に剣山系や祖谷渓、北に瀬戸内海を挟んで

中国山地を眺めながら歩くことができます。

    矢筈山の西側には、東みよし町と三好市東祖谷を結ぶ県道44号線が南北に貫通しており、祖谷山系を越える

落合峠は、この付近の登山の起点となっています。他に、尾根や渓谷から、個別の山岳を目指す登山道も整備

されています。

    植生は、中腹はブナ・ミズナラ群落ですが、落合峠付近から西側の尾根は、広いススキ・ササの草原となって

おり、風下にはモミ林や風衝低木林がコントラストを付けています。また、草原の中には、シコクフウロやソバナ

などの花畑を見ることができます。

    レクリエーションの森関連施設として、落合峠には駐車場や避難小屋などが設置されており、北の深淵(みぶち)

にはキャンプ場やバンガロー、南の東祖谷にはホテルや温泉などがあります。

    なお、祖谷山系の東の外れには津志嶽(つしだけ)(1,494m)があり、東南面のシャクナゲ群落(18.93ha)は、郷土

の森に指定されています。

  

落合峠から烏帽子山:矢筈・烏帽子 寒峰:矢筈・烏帽子

落合峠の東側から見た西の烏帽子山方向。

正面のピークは、落禿(おちはげ)(1,683m)です。

西の外れの寒峰(かんぽう)(1,605m)から東を見ると、広い

たおやかな草原の向こうに、双耳峰の矢筈山(1,849m)が

そびえています。

落合峠:矢筈・烏帽子山 烏帽子山山頂:矢筈・烏帽子山

祖谷山系登山の起点となる落合峠。

駐車場や避難小屋、トイレなどがあります。

前烏帽子山(1,666m)から見た北の烏帽子山(1,670m)。
矢筈山山頂:矢筈・烏帽子 お塔石:矢筈・烏帽子山

矢筈山(1,849m)山頂。雲がかかりやすいので、晴れた日に山頂に

立てた人は幸運です。

石堂山中腹の不思議な石のモニュメント「お塔石」。

背後は矢筈山です。

モミ林:矢筈・烏帽子山 花畑:矢筈・烏帽子山
風を受けにくい鞍部には、ウラジロモミの純林があります。

草原の中をよく見ると、シコクフウロやソバナ、ホソバシュウロソウ

などの花畑を発見できます。

  

アクセス

ここをクリックすると、現地の地図をご覧になることができます。

 *落合峠まで

         徳島自動車道井川池田IC経由、東みよし町阿波加茂から県道44号線を南下。

     または国道439号線の三好市東祖谷落合から県道44号線を北上。

 

 

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