平成14年7月5日
林野庁・文部科学省

森の“聞き書き甲子園”

−FOXFIRE IN JAPAN−

● 全国の高校生100人が「森の名手・名人(注)」の技や人となりを「聞き書き」し、その成果を発信。
● 世代を越えた交流による地域活性化、青少年の健全育成、伝統技術の発掘・伝承、森づくりに対する理解の醸成を目指す。

(注)「森の名手・名人」とは、森に関わる生業や地域生活に染み込んだ営為のうち、すぐれた技をもってその業を究め、他の技術・技能者、生活者たちの模範となっている達人のことをいう。※例:樵(きこり)、筏師、枝打ち、マタギ、蛇捕り、樽職人等

@ 文部科学省及び林野庁は、平成14年度地域活性化施策推進費により、「森の“聞き書き甲子園” −FOXFIRE IN JAPAN(注)−」を実施します。
A 森の“聞き書き甲子園”への出場を希望する高校生を、各都道府県教育委員会を窓口として募集します。応募者の中から、各都道府県教育委員会が、全国で100人の出場者を選出します。
B 選出された100人の高校生に対しては、専門家による「聞き書き」に関する研修を実施します。
C 研修を終えた100人の高校生には、各地で活躍する「森の名手・名人」から聞き書きをしていただきます。
D 100人の高校生の聞き書き成果を集約し、広く情報発信していきます。

(注)1966年、アメリカ合衆国ジョージア州の高校生が、伝統的な技術・知恵を伝承しながら生きている人たちのところに行って学び、そこでの見聞をレポートとしてまとめた。このレポートをFOXFIRE BOOKといい、今回、この手法を取り入れたもの。
なお、FOXFIREとは、枯れ木に生える苔が発する燐光のことをいい、かの地では「自然という教師が人間に与え続けている知恵の象徴」と考えられてきた。

森の“聞き書き甲子園”の概要

【聞き書き研修】
日程:平成14年8月26日(月)13時〜28日(水)12時
 場所:日本青年館(東京都新宿区霞岳町15番地)
内容:事前説明・聞き書き実習・専門家等による講演等
【聞き書き】
選出された高校生により、本年11月から12月の間に、各地の「森の名手・名人」からの「聞き書き」を実施。
【公開フォーラム】
平成15年3月に開催予定の公開フォーラムにおいて、高校生による特に優れた「聞き書き」成果の発表。

 

担当:林 野 庁 森林保全課 
          課長補佐 吉村、係長 善行
          03-3502-8111(内線6319.6322)
           03-3501-3843        
   文部科学省 生涯学習推進課 03-3581-4099
          民間教育事業室長 佐藤、酒井


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