G8サミット・ウィスラー外相会合について

平成14年6月14日

農 林 水 産 省

 6月12日(水)・13日(木)の2日間、カナダのウィスラーでG8サミット外相会合が開催され、我が国からは川口外務大臣が出席した。
今回の会合では、テロ対策、アフガニスタン情勢に加え、軍備管理・軍縮・不拡散問題や中東、インド・パキスタン情勢等の国際政治問題について議論が行われた。
また、4年前の英国でのG8サミットで策定されたG8森林行動プログラム(違法伐採対策を含む)の最終報告書が提出、公表された。

1 参加国

  日本、カナダ、フランス、米国、英国、ドイツ、イタリア、ロシア、EU
 (各国からの出席者は別紙のとおり


2 G8森林行動プログラムの最終報告書

G8森林行動プログラムに基づくG8の4年間の取組の成果や今後の課題を記述した上で、「結論」として、次のような 事項等についてG8各国が約束。

○ 国連森林フォーラム行動計画、生物多様性条約の森林生物多様性に関する拡大作業計画等の国際的コミットメントを実施。

○ あらゆる資金源を活用して持続可能な森林経営のための資金レベルを向上。

○ 違法伐採や違法に伐採された木材・関連製品の使用に対処するための次のような取組を推進。
・ 違法伐採の排除に向けた人材育成、技術移転
・ 違法に伐採された木材・関連製品の輸出入排除の方策の検討
・ 森林法規の実行や行政に関する取組に対する支援

○ WSSD(持続可能な開発に関する世界首脳会議)において、森林の重要性や新規で革新的なパートナーシップの必要性を強調。


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