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 お知らせ(平成25年度)

平成26月2月11日

松田小学校森林環境教育の実施について

  宜野座村立松田小学校から「出前授業」の依頼があり、平成26年2月11日、5年生親子50名を対象に森林教室を行いました。
  最初、国有林・沖縄森林管理署の紹介のあと、森林の働きや役割、森林と人との関わりなどについてパワーポイントを使って説明しました。その後、沖縄県産材のリュウキュウマツの板材を使った木工椅子づくりを親子で行いました。生徒たちは熱心に説明を聞いたり、慣れない手付きで必死に釘を打ち込んだりしていました。
   最後に各生徒から木工椅子作りの感想やお礼の言葉をいただき、森林教室を終わりました。
  森林の持つ公益的機能や再生可能な木材の利用等について理解を深めていただき、森林環境教育の一助となりました。当日は学校で5年生の生年祝い(十三祝い)の日でもあり、午年生まれの生徒にとっては親子で作成した椅子は一生の宝となったことでしょう。
注)十三祝いとは沖縄の行事の一つで、名前の通り数え年で13歳になった時に祝う行事のことであり、自分の干支がはじめて回るため祝われる。

 森林環境教育の様子  森林環境教育の様子  森林環境教育の様子  森林環境教育の様子

  

平成26年2月4日

木材を利用した南風見治山工事(平成23年度実施)の施工後の状況についてPart2 

平成23年度に施工した南風見治山工事の現況をご紹介します。

Part1では状況だけの説明でしたのでPart2では工事概要についてちょっとだけ説明させて頂きます。

南風見治山工事では、西表島の森林生態系に配慮するため、天然資材で景観になじみ、外観的に親しみ・ぬくもりがある木材を使用した木製校倉式土留工を施工、植生マットには種子なしマットを使用し、周辺の森林から飛来した郷土の草本や木本類の種子による植生の回復、緑化を図ることとしました。

平成24年3月の完成から約2年(平成25年1月)が経過した現在、 ウラジロエノキ、アカメイヌビワなどの木本類の進入も数多く確認でき、順調に植生が回復し緑化が進んでいます。また、木製校倉式土留工に使用した高耐久処理木材は、腐れ等見うけられず、しっかりと機能を果たしています。

◎正面

  正面施工時 → 正面6ヶ月 → 正面約2年

         施工直後               約6ヶ月経過                約2年経過

◎側面

  側面施工直後 → 側面約6ヶ月経過 → 側面約2年経過

         施工直後               約6ヶ月経過                約2年経過

◎木本類                                        ◎木材の状況

  ウラジロエノキ   アカメイヌビワ   木材の状況

       ウラジロエノキ             アカメイヌビワ

 

平成26年2月3日

日本一早い緑の街頭募金

 2月3日、(公社)沖縄県緑化推進委員会主催の「緑の街頭募金」が行われ、当署から署長外3名が参加し、ミス沖縄や関係機関・団体から参加した多数の人達等とともに県庁前県民広場で街頭募金への協力を呼びかけました。募金者には緑化を行ってもらおうとツツジの苗が無料で配布されました。
 沖縄県では平成26年の募金活動は2月1日~4月30日まで5000万円を目標に行われます。
街頭募金の様子   街頭募金の様子   街頭募金の様子

平成26年1月13日

イリオモテヤマネコシンポジウムの開催について

 去る1月13日、沖縄森林管理署では、琉球大学と共催で、「イリムティヌ・ヤママヤー、水あふるる森のヤマネコ」と題し、沖縄県立博物館のセミナールームを会場に公開シンポジウムを行いました。
 また、今回のシンポジウムの関連イベントとして、1月7日からシンポジウム当日まで、自動撮影カメラで捉えたイリオモテヤマネコやその他の動物の写真など、約140枚の写真パネルを会場横の通路に展示し、博物館を訪れる多くの県民の皆様にご覧頂きました。

 イリオモテヤマネコは、世界中で西表島にしか生息していない、世界で最も希少性の高いネコ科と言われています。
 沖縄森林管理署では、西表島の全面積の85%を占める24千ヘクタールの国有林の管理経営を行っていますが、そのうち85%に相当する約2万ヘクタールは、西表島森林生態系保護地域として厳正な保全管理に努めています。
 沖縄森林管理署では、この西表島森林生態系保護地域の厳正な保全管理を通じて、イリオモテヤマネコをはじめ国有林内に生息・生育する希少な野生動植物の生息地の保護に取り組むとともに、琉球大学をはじめ多くの研究者から協力と支援を受けつつ、平成5年度よりイリオモテヤマネコの保護のための巡視や調査にも取り組んでいます。

 今回のシンポジウムでは、まず、前半で、参加者の皆様に西表島の森林と野生生物について関心を高めて頂くため、琉球大学の久保田先生と佐々木先生、東海大学の河野先生から、西表島の生態系、鳥類、希少昆虫類等について興味深いご講演を伺った後、後半では、はじめに沖縄森林管理署の濱田森林整備官が「イリオモテヤマネコの保護に向けた国有林の取組」についてご紹介した後、琉球大学の中西先生と伊澤先生が沖縄森林管理署と共同で行った調査も含め、これまでの調査・研究で明らかになってきたイリオモテヤマネコの分布状況や生態についての知見と、イリオモテヤマネコの未来のために今後取り組むべき課題について、ご講演頂きました。

 今回のシンポジウムには、200人収容の会場がほぼ満席になるほど、多くの県民の皆さんに参加頂き、アンケートでも、「イリオモテヤマネコの生態がよく理解できた」、「森林管理署がイリオモテヤマネコの保護に取り組んでいることが理解できた」などの意見が多く寄せられました。今回のシンポジウムを通じて、イリオモテヤマネコについて、さらには西表島の国有林とそこで暮らす野生生物について、少なからず県民の皆様の理解と関心を高めることができました。

シンポジウムの様子 シンポジウムの様子 シンポジウムの様子 シンポジウムの様子 シンポジウムの様子

 

平成25年12月26日

平成25年度「首里城古事の森づくり」活動について

首里城など沖縄の木の文化を象徴する伝統的木造建築物を将来にわたって維持・継承していくためには、国民の理解と協力を得て、地域社会が主体となる取組みを行い、幅広い理解と参加を得ることが重要となっています。
そこで、平成20年度より国有林野内において、沖縄の「木の文化」の継承に貢献するとともに、沖縄の森林・林業ビジョンづくりへの契機とするため、首里城の修復等に必要な木材供給を支える「首里城古事の森」づくり活動を行っております。
去る平成25年10月25日、第12回の首里城古事の森育成協議会が、沖縄森林管理署の会議室において開催され、平成25年度の首里城古事の森の現状報告、木材利用状況視察・植樹活動計画についての提案、平成26年度の活動内容などが話し合われました。
この協議会での承認された今年度の活動事業として、
1.「首里城古事の森づくり」木材利用状況視察
平成25年11月11日、木材利用の重要性を啓発するため、安田・安波小学校の児童及び協議会構成員等約40名が世界遺産である「首里城」及び「識名園」の木材利用状況の視察を行いました。沖縄の昔の建物に木材がどのように使われているかを確認し、子供達は「御殿(うどぅん)では、シロアリに強いイヌマキの木が使われている。」「イヌマキを使ってこわれたところを直したりしているので山原(やんばる)の木を大事にしていきたい。」「山原の森の木を大切に育てていきたい。」など、なぜ山原に木を植えるのかが学習できた一日になったようです。

 2.「首里城古事の森づくり(東村)」植樹事業
  平成25年11月27日、昨年に引き続き、東村平良(たいら)国有林内に設定した「首里城古事の森」において、首里城古事の森育成協議会主催による植樹活動を行いました。
当日は、天気が良く汗ばむ程暖かいなか、東村役場職員、東村村議会議員、東小学校児童・教職員、森林ボランティアおきなわの皆さん、育成協議会会員、当署職員の総勢約80名が、約0.22ha内にイヌマキ、イジュ、オキナワウラジロガシを各100本、フクギ200本の苗計500本を植樹しました。この活動に賛同いただいた参加者は100年、200年後に使われる木に「大きく育って」と願いを込め、1本ずつ丁寧に植えていました。
  また、同時に昨年の植樹箇所の下刈も行いました。暑いなか、皆さんお疲れ様でした。

協議会の様子  首里城守礼の門  識名園  東小学校4.6年生  植樹風景  植樹風景下刈風景

 

 イリオモテヤマネコシンポジウムの開催について

  イリオモテヤマネコは1965年に発見され、世界中で西表島にしか生息していない貴重なヤマネコです。世界で最も希少性が高いネコ科であると言われています。このヤマネコの唯一の生息地である西表島は、その大半を亜熱帯の森林が占め、山地から海岸まで連続した環境が維持されています。

イリオモテヤマネコが発見されて50年近くが経とうとしており、その間に西表島の環境は大きく変わりました。一方で、その間にイリオモテヤマネコやそれを取り巻く西表の動植物の研究も大きく進展しました。そのような過程の中で、西表島の85%を占める国有林を管理する九州森林管理局および沖縄森林管理署は、国有林を生息地とする動植物の保護を目指し、琉球大学と共同でイリオモテヤマネコの生態調査を行って来ました。特に、平成5年から実施して来た巡視事業、平成15年から実施して来た自動撮影調査などによって、さまざまな成果が得られました。

今回、その成果を踏まえて、イリオモテヤマネコの生息状況や生態についての最新の知見を紹介するとともに、イリオモテヤマネコの保護上の課題やその中での国有林の役割等について、広く皆さんに知っていただくためにシンポジウム及び写真展を開催します。

講演はスライドを使って子どもさんたちにもわかりやすいものにしたいと考えております。また、写真展では自動撮影に写ったイリオモテヤマネコの野生の姿、また多様な西表の生き物を楽しんでいただけると思います。

ぜひご家族でご来場下さい。

                                                     記

   1  日   時      平成26年1月13日(成人の日)13時00分~16時00分

   2  場   所     沖縄県立博物館3階講堂

                        那覇市おもろまち3丁目1番1号

                                       TEL 098-941-8200 (代表)

                              シンポジウム開催案内(PDF:3,649KB)

平成25年12月11日

クリーン活動の実施について

西表島の国有林は、島全体の面積の約9割を占めています。その多くの地域を「西表島森林生態系保護地域」として保護林に指定しており、貴重な自然環境としての天然林等の保護を適切に図ることにより、国有林野事業に対する国民の多様な要請に応えています。
 
一方で、人目につきにくい森林等への産業廃棄物、家庭ゴミ等の不法投棄があり、豊かな水を育み、美しい景観を提供するなど「国民の森林」として親しまれている国有林を管理している私たちも遺憾に思っているところです。
 
林野庁は、平成17年度から地元の関係自治体、関係団体等の協力を得て、国有林内に不法投棄された廃棄物等を除去するクリーン活動を行っています。沖縄森林管理署では、平成25年12月11日、イリオモテヤマネコ等の希少野生生物の生息の場で、豊かな自然を育んでいる西表島の上原国有林(海岸林)において、クリーン活動を実施しました。
 
当日は、竹富町役場、八重山警察署、西表島交通グループ、西表カヌー組合、浦内川観光の方々のご協力の下、九州森林管理局西表森林生態系保全センター及び当署職員を含め合計25名が約2時間かけて、車両の部品等のスクラツプを4t及び2tトラック満杯となる量の廃棄物を、汗と泥まみれになりながら回収することができました。
 
今後も皆様のご協力をいただきながら、国有林のクリーン活動を実施する予定です。
 
地域の皆様も含め国民の皆様に、このような不法投棄の実態を認識していただき、貴重な西表島の森林を保全し「美ら島」を守っていきたいと考えています。

 

クリーン活動様子1   クリーン活動様子2

 

平成25年10月17日

平成25年度国有林野等所在市町村長有志協議会の開催について

平成25年10月17日、沖縄森林管理署の会議室において、平成25年度国有林野等所在市町村長有志協議会が開催されました。

この協議会は、国有林の所在する市町村との連携を一層推進するため、地域の声を国有林野事業に反映させていくことを目的として、国有林野等が所在する市町村長と九州森林管理局及び沖縄森林管理署とが国有林野事業のみならず、森林・林業行政全般について広く意見交換を行う年に1度開催される大切な会議です。
協議会では冒頭、本協議会の代表世話人である川満竹富町長から忌憚のない意見を出し合って連携を深めたいとの挨拶から始まり、沖縄森林管理署長から沖縄署の主な取組についての説明を含めた挨拶が、九州森林管理局業務管理官から国有林野事業の一般会計化など国有林を巡る情勢紹介を含めた挨拶がありました。
その後、議事に入り九州森林管理局計画課長から九州森林管理局の重点取組事項等について説明がありました。
市町村からの提起事項等では、国頭村から「県産材の有効活用と就業機会の確保のため、国有林材の払い下げて欲しい」旨の要望が、竹富町から「町が借り受けしている貸付地を無償化して欲しい」旨の要望等が多数出されました。
また、オブザーバーである沖縄県森林緑地課から「やんばる型森林業の推進について」、沖縄総合事務局から県産材の利用状況や木材利用エコポイントの説明、沖縄県の木材住宅の変遷等について、話題提供がありました。
最後に、地元市町村と県・国が一層連携し、沖縄県が抱える森林・林業の課題に取り組んでいくことを確認して、盛会の内に終了しました。

 

川満竹富町長        協議会の様子

 

平成25年10月3日

九州森林管理局健康週間の衛生講話について

平成25年度九州森林管理局健康週間が10月1日から10月7日まで「目くばり気くばりで築こう快適職場まもろう心と体の健康」のスローガンのもと行われ、沖縄森林管理署も心の健康づくり対策や職員の健康の保持増進管理に努めるため、健康管理の重要性の普及等に取り組みました。
10月3日、取組の一環として、沖縄森林管理署の健康管理医である「もりなが内科・小児科クリニック」院長の森永先生から「生活習慣病についてのいまさら訊けないいくつかのことについて」とのテーマで衛生講話を頂きました。
講話では、沖縄県は全国で一番肥満者の割合が高い県であるということで、メタボリック症候群の定義から話され、肥満から発生する健康障害について詳しく説明頂き、肥満は循環器系、消化器系など身体全体にさまざまな悪影響を及ぼすことを改めて再認識しました。
また、肥満を解消するため必ず成功するダイエット実践編として、手ばかり栄養法、ダイエットダイアリー実践、食べる順番ダイエット、計るだけダイエットなどの実践方法をご指導頂きました。さらに、沖縄県民になじみの深い食べ物のカロリーの説明や長寿の秘訣について学びました。
最後に、健康週間の取組により、職場環境の整備を促進し、また、自分の健康は自分で守るという自主健康管理意識の高揚を図ることができました。

 

もりなが先生

 

平成25年9月3日

遭難男女をGPSを活用し無事救出

9月3日午後4時30分ころ、西表島の最高峰である古見岳へ登山していた男女から「道に迷った。」と租納森林事務所に連絡がありました。同森林官は、直ちに古見岳を管轄している大原森林事務所に連絡し、連絡を受けた同森林官は、地元の駐在所に連絡。その後、午後5時20分ころには、森林官、駐在、消防分団が登山道入口に集合し、夕暮れの時間帯でもあったことから、二次災害を考慮し捜索の可否などについて打合せを行った後、捜索を開始しました。
遭難者はGPS携帯を所持していましたので、電波が悪い中連絡を取合い「遭難箇所である標高170m地点から動かないこと。」「むやみにGPS携帯を使用し電池を浪費しないこと。」「呼ぶ声が聞こえたら応答すること。」などを遭難者に要請し、森林官所持のGPSを活用しながら捜索を行い、午後6時30分頃、無事遭難者を発見、怪我のないことを確認したうえでゆっくりと下山し、午後8時頃には下山することができました。
遭難者の話では、前日、租納森林事務所に入山届けを提出し、当日午前9時から山頂を目指しましたが、途中断念して引き返している途中で登山ルートから外れ、迷って租納森林事務所に連絡したとのことです。
 今回の救助は、遭難者が入山届けを提出していたこと、GPS携帯を所持していたこと、両森林官の円滑な連携と迅速な対応により、無事に成し遂げれたものです。

 

平成25年8月7日

県有林(勅令貸付国有林)の現地視察勉強会の開催

沖縄森林管理署では、平成25年8月7日、沖縄県森林緑地課及び北部農林振興センターの協力を得て、沖縄北部国有林に近接する県有林(勅令貸付国有林)の現地視察勉強会を開催しました。
当日は、沖縄森林管理署から署長ほか総勢8名が、県有林沖縄県森林緑地課から3名、北部農林水産振興センターから2名、総勢13名が参加しました。

今回の視察では、31年生のイジュの人工造林地や12年生のモルッカネムの人工造林地の施業履歴や生育状況についての説明を現地で聞きながら、今後の施業方法等について意見交換を行いました。

沖縄県の県有林の大半は、明治42年、国から沖縄県に無償貸付された勅令貸付国有林であることは、一般には、あまり知られていませんが、沖縄森林管理署の職員の多くも、通常の業務の中で勅令貸付国有林に直接触れる機会はほとんどないため、今回の現地視察勉強会は、署員にとって大変有意義であったと考えています。

今回の現地視察勉強会にご協力下さった沖縄県森林緑地課及び北部農林振興センターの皆様に感謝し、また、民有林行政との連携強化の重要性を再認識し、現地視察勉強会を終えました。

 

イジュ造林地        辺野喜モルツカネム 

 

平成25年7月28日

漢那ダムまつり

 去る平成25年7月28日、沖縄県宜野座村の漢那(かんな)ダム湖畔公園において、「第20回漢那ダムまつり」が開催されました。このダムまつりは、毎年7月21日から31日まで行われる「森と湖に親しむ旬間」の一環として開かれる県内のダムまつりの中では最大のイベントです。

沖縄森林管理署も毎年このイベントに参加しています。今年も、沖縄の国有林や森林・林業の大切さについて、市民の皆様の理解が少しでも深まればとの思いでイベントに参加し、森林パネル展、森林クイズ、親子木工教室を行いました。

1.森林パネル展では、国有林内の希少な野生生物の保護、森林環境教育、首里城古事の森など国有林内の沖縄森林管理署の主な仕事の紹介をはじめ、日本のマングローブ、沖縄の国有林で見られる花々、森林の機能、保安林の種類と役割などのパネルを展示しました。

2.森林クイズでは、森林の理解を深めてもらうために森林パネルで紹介した中から3択クイズを出題しました。この森林クイズには、100組のチャレンジがありました。

3.親子木工教室は、地元のリュウキュウマツの板材を利用して、親子が協力してトンカチと釘で小さなイス作りを体験するもので親子、80組に参加していただきました。

お父さんやお母さんが部品となる板を手で押さえ、それに子供たちがトンカチで必死に釘を打ち込んでいました。子供たちがうまく釘が打てないと、お父さん達がトンカチの使い方のコツを教たり、また、時には、職員が手伝いながら、賑やかに教室が行われました。30分から1時間ほど楽しい汗を流しながら、80組の親子は助け合いながら一人のケガ人もなく、イスを作り上げ、夏休みの思い出とともに出来上がったイスを大切に持ち帰りました。

 

森林パネル展        森林クイズ        親子木工教室        イス完成

 

平成25年7月4日

沖縄森林管理署安全大会等の実施について

平成25年7月4日、沖縄森林管理署は安全週間行事の一環として、安全大会、救急訓練、交通安全講習会、安全会議を実施しました。
安全大会では、沖縄森林管理署が平成20年度以降無災害を継続していることから、引き続き職員一人ひとりが同じ認識を共有し、災害の未然防止及び健康で明るい職場つくりに取り組むことを誓い合いました。
続いて、那覇西消防署高度救助隊の職員を講師に招き、模擬人形を使っての心肺蘇生法及びAEDの使い方などについて、ユーモアを交えた講義や本番さながらの実技指導をしていただきました。実技指導では、負傷者の肩を叩きながら声をかけ、反応がなかったら近くの人に119番通報とAEDを要請、次に呼吸を確認する。呼吸がなかった場合は、すぐに胸骨圧迫を30回と人工呼吸2回を繰り返して行う。併せてAEDの正しい使用方法についても丁寧に実技指導を頂き、全職員が実践的に緊張感を持って訓練することができました。。
次に、那覇警察署の職員等の方から交通安全講習を受講しました。
那覇警察署管内事例を基に、事故を起こした場合の社会的責任、未然に防ぐための心構え、沖縄県における交通事情等について映像等で学びました。4月に8名が新たに沖縄署に転入していて、沖縄県の交通事情に疎かったことから、改めて気付かされたことが多い講習となり、「かもしれない運転」の励行による防衛運転の徹底等交通安全意識の高揚を図ることができました。
最後に安全会議等を実施しました。今回の題材は、沖縄県では年間を通じて活動する「蜂」に関すること及び台風襲来地の沖縄県であることから、台風の知識に関することや悪天候時における情報の収集や周知等について再認識しました。
安全漬けの一日となりましたが、職員一人一人が安全に対する意識の向上を図ることができた有意義な一日であったと感じました。

 

安全大会の様子        救急訓練の様子        交通安全講習の様子

 

 

 

平成25年5月18日

沖縄県植樹祭について

 沖縄県では、県民一人ひとりが緑化の重要性を認識し、家庭・職場・学校・自治会など地域において、「一島一森(いちしまいちむい)づくり」に積極的に取組み、県民総ぐるみの全島緑化県民運動を展開しています。その一環として、今年も県植樹祭が「感じよう水と緑の豊かな環境」を大会テ-マに沖縄県、(社)沖縄県緑化推進委員会並びに金武町主催により、金武町億首ダム地内において平成25年5月18日に実施されました。

当日は前日からの降り続く雨のため天気が心配されましたが、梅雨の中休みとなり、天気にも恵まれて絶好の植樹祭日和となりました。沖縄には山が枯れれば海も枯れると言う言葉があります。当署の職員10名を含め約700名が、山が栄えることを願いつつ、サクラ、タブの苗木6,000本を植樹しました。

 

植樹風景      親子植樹      長口

 

平成25年4月22日

ハブ講習会の実施について

沖縄森林管理署の業務は森林内での現場業務が多く、ハブに咬まれる危険性があります。そのため、4月22日、職員がハブの知識を習得しその危険性を再認識するとともに、その安全対策の一貫としてハブ講習会を開催しました。
ハブ講習会の講師には、元沖縄県衛生環境研究所主任研究員である香村昴男氏に依頼しました。ちなみに、香村氏自身は、すでに5回ハブに咬まれた経験があり、ある意味ハブの習性やその咬まれた痛みなど自身の体で体験された貴重な経験を有する方です。

以下、その概要を紹介します。

1ハブの特徴、生息地など
・スライド写真を使って沖縄県に生息するヘビの特徴、生息地域、有毒か無毒かなどをわかりやすく説明がありました。簡単に言うと、有毒のハブは腹部が白く、無毒の蛇の腹部は黄色っぽいとのことです。
・沖縄のハブは3月頃から11月頃にかけて活動(24℃~26℃が一番活発)し、冬でも暖かい(18℃以上)と活動するとのことで、冬でも油断しないことが肝心です。
・ハブの生息するところは、湿気があって暖かいところを好むそうです。特に古いお墓の中や石垣の隙間が棲みかになっていることが多いとのことでした。

2具体的なハブ対策
(ア)石垣の隙間をコンクリートなどで埋める。
(イ)枯れ草を放置しておかないなどハブの生育しない環境にする。
(ウ)ハブが進入しないようにナイロン網などでフェンスを張り巡らす。
(エ)草むらなどでは、事前に棒などで地面などをたたき、ハブが首をもたげるので回避できる
(オ)ハブは木に登っている場合があるので、首にタオルを巻いたり、厚手の長袖を着たり、ブーツなどを履いたりして、咬まれにくい服装に心がける。

3ハブに咬まれたときの応急処置
(ア)出血している時はそのまま出血させるか、繰り返し血(毒を含む)を吸っては吐き出すことを繰り返すことが重要だそうです。
(イ)出血しなくなった場合は、そこを切って繰り返し血(毒を含む)を吸っては吐き出すの繰り返しだそうです。
(ウ)上記の応急措置をしつつ、病院へ急行!。
(エ)吸引器があればそれを使うと得策とのことです。

以上、香村氏から経験に基づくユーモアを交えた分かりやすい説明を受け、ハブの怖さ、応急措置方法などを熱心に学びました。

 

平成25年4月20日

ヤンバルクイナ交通事故防止キャンペーンについて

平成25年4月20日、沖縄本島北部の東村の県道及び国頭村の国道において、「やんばる地域ロードキル発生防止に関する連絡会議」の主催により、ヤンバルクイナ交通事故防止キャンペーンが実施され、沖縄森林管理署からも5名が参加しました。
沖縄本島の北部地域では、5月頃からヤンバルクイナをはじめ、野鳥や小動物の路上への出現頻度が増加し、例年多くの希少野生動物が死傷しています。
当日は小学生も約40名が参加し、北部地域を訪れる行楽客や地域の皆さんへ「ヤンバルクイナの交通事故に気をつけて下さい。宜しくお願いします。」と呼びかけながらチラシを配布しました。

 

キャンペーン1     キャンペーン2     キャンペーン3 

 

 

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