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国の特別名勝「虹の松原国有林」を後世に引き継ぐべき貴重な財産として再生・保全するため、9月2日、古川康佐賀県知事、坂井俊之唐津市長、津元賴光九州森林管理局長の3者が虹の松原ホテル(佐賀県唐津市)において、「虹の松原の再生・保全に関する覚書」に調印を行いました。
虹の松原は、日本三大松原のひとつに数えられ、佐賀県唐津市の玄界灘に面した海岸線に沿って幅約500㍍、長さ4・5㌔にわたるクロマツを中心とする松原で、地域住民の生活環境などの保全のみならず、文化遺産、観光資源、森林散策の場としても重要な役割を果たしています。
しかし、近年の生活様式の変化から松葉の採取が行われなくなり、林地の富栄養化したことによる広葉樹の侵入や松くい虫被害などにより、白砂青松としての景観の低下が危ぶまれていることから、3者が連携して虹の松原の再生・保全に取り組むことを再確認したものです。
佐賀森林管理署では、虹の松原が担う公益的機能に加え、景観保全の観点からも、貴重な財産として守っていこうという気運の高まりを受け、平成19年9月「虹の松原保全・再生対策基本計画」を策定。これを具体化するため、佐賀県および唐津市は、虹の松原保護対策協議会の中に実行計画プロジェクトチームを設置し、平成20年3月「虹の松原再生・保全実行計画書」がとりまとめられました。
今後、これらの経過を踏まえて、佐賀県、唐津市および九州森林管理局の各主体がそれぞれ果たすべき役割を認識し、防災機能と風致・景観の調和がとれた虹の松原の再生に向け、3者と関係機関、地域住民、市民団体、ボランティアなどが連携・協働して再生・保全活動に取り組むこととしています。
(担当=指導普及課)
![]() 覚書に調印を行う3者 (左より、津元局長、古川佐賀県知事、坂井唐津市長) |
![]() 鏡山より虹の松原を望む |
鹿児島市内の民有林で「第6回森林ボランティアの日活動」が開かれ当署も参加しました。当日は県内の森林ボランティア団体や一般県民など約320人が参加して、下刈、除間伐、竹林・歩道整備などの班に分かれて作業を行いました。昼食時間には豚汁が振る舞われ、間伐材で作成したアルプホルンなどの演奏が里山に響き渡り、美しい森林づくりに向けて参加者一同が心を一つにした日となりました。

参加者で記念撮影=鹿児島
熊本市立京陵中学校の平成20年度「ナイストライ事業」(職場体験学習)が、9月9日~11日までの3日間行われ、2年生の生徒3人が森林管理局で職場体験しました。
1日目は、広報主任官から森林管理局の仕事の内容や局構内で樹木の見分け方について勉強。午後からは、熊本城の一角に位置する監物台樹木園で、受付業務や樹木の調査を体験しました。
2日目は、熊本市の金峰山周辺の国有林において、測竿とブルーメライスによる樹高測定やコンパス測量を体験。初めて見る機器に戸惑いながらも、時間が経つにつれ要領もよくなり、楽しみながらの実習となりました。
3日目は、局長室において津元賴光局長から森林などについての話を聞き、3人は真剣に耳を傾けていました。最後に屋久杉の衝立の前で局長と一緒に記念撮影をしました。
生徒からは、森林管理局の職員が森林を守り育てていることが理解できたことやコンパスを使っての測量実習が思い出に残ったなどの感想が寄せられました。 今回の職場体験学習で森林や自然環境への関心が高まり、将来の職業選択のひとつになってもらえれば幸いです。
(担当=指導普及課)
![]() 局長から森林などを学ぶ生徒ら |
![]() コンパス測量する生徒 |
大分県の安心院湯布院線沿線の中州国有林に設置していた職員手作りの不法投棄防止柵に、地元の宇佐市立深見小学校福貴野分校児童6人による手作り看板を児童自らが設置しました。同分校では、森林教室をはじめ、日々の授業の中で、森林の役割、重要性について学ぶなど、熱心に取り組んでおり、その一環として児童らは、「地元の自然を大切にしたい」という思いを込めた看板を設置し、少しでも、ゴミを捨てる人たちが減ることを願い、作業を終えました。

手作りの看板を設置した児童ら=大分西部
宮崎県の日南海岸線沿いにある海岸保安林の松枯れが目立つようになったため、景観保全を目的に、枯木の除去とゴミ拾いを行いました。当日は、日南市と地元企業ボランティアの協力を頂き、約30人が国道沿いから林内にかけて枯木の伐採と集積などを行い、トラック5台分を焼却施設へ運搬しました。参加者は作業終了後、緑一色の林内を眺めながら皆で充実感を得ました。この模様は、地元テレビ局でも報道され、国有林のアピールも出来ました。

枯木をトラックに積込む参加者=宮崎南部
第93回九州林政連絡協議会が8月27日、28日の両日、沖縄県において開かれました。
この協議会は、民有林と国有林の連携強化を図り、九州地域における森林・林業・木材産業の振興に資することを目的に開かれているもので、今回は林野庁から柳田真一郎計画課施工企画調整室長を迎え、九州各県や関係機関から約30人が出席しました。
1日目の会議では、会長の津元賴光九州森林管理局長が「地球温暖化対策、間伐促進法の成立、美しい森林づくり推進国民運動など、追い風が吹いている。九州では新生産システムや伐採放棄地対策などいろいろな取り組みが始まっているところであり、一歩一歩進めていくことが必要。九州森林管理局では一円でも多く山元へ利益を還元するため低コスト作業システムや林地残材の活用。また、システム販売の取り組みなどを行っています。本日は九州・沖縄の森林・林業がさらによくなるよう有意義な意見交換を行いたい」とあいさつ。
続いて、(1)強度間伐による針広混交林化(2)提案型施業の取り組み(3)木材の安定供給の3議題を中心に議論が交わされ、各県・機関の現状や課題についてそれぞれが共有するとともに、今後とも九州がひとつとなって森林・林業・木材産業の更なる活性化に取り組んでいくことが確認されました。
また、各県から森林の整備・保全の推進などに係る政策提案が林野庁に対してなされ、それぞれの実情を踏まえた意見交換を行いました。
2日目は、県産材を使用した製材加工品の生産を行っている名護林業生産加工販売事業協同組合を訪れ、「農・商・工連携」をキーワードに、木工品、チップ、木炭などの製造販売から、ユーカリの栽培、バイオディーゼルの製造などさまざまな事業を展開していることについて説明を受けました。
続いて、伝統的木造建築物である首里城にて、イヌマキ(チャーギ)や台湾ヒノキが大量に使用されている本殿や昨年復元された南殿などを視察しました。
(担当=企画調整室)

活性化に向け意見交換する協議会の皆さん
昨年8月の台風5号被害により海岸に漂着した流木などの撤去作業が、五ヶ瀬川河口北側の延岡市東海海岸で、市民らボランティアが約千人参加し行われました。これは、昨年9月の撤去作業において撤去できなかった流木などが漁業関係者の大きな不安要因となっていたことから、延岡市が中心となって企画されたもの。当署も県農林振興局などと呼びかけを行いました。作業には職員11人をはじめ造林や素材生産、森林土木など各事業体から約80人が参加し、作業に汗を流しました。漁業関係者の方々も清掃作業に胸をなで下ろすとともに、地域との絆をさらに深める一日となりました。

手渡しで流木を運ぶボランティア=宮崎北部
平成20年度献血運動推進協力団体などに対する厚生労働大臣表彰状・感謝状の贈呈式が「献血運動推進全国大会」においておこなわれ、その伝達式が8月28日に熊本県庁の知事応接室で行われました。
この表彰状・感謝状は献血の推進について積極的に協力し、他の模範となる実績を示した企業団体などに対し贈呈されたもので、熊本県下2団体に表彰状、8団体に感謝状が贈られたものです。
九州森林管理局も、長年にわたり多くの職員が協力してきたものが認められ、当日兵谷芳康副知事から感謝状を伝達されました。

兵谷副知事(右)より感謝状が伝達
8月6日、九州森林管理局において、当局と環境省九州地方環境事務所との平成20年度九州地方連絡会議を開きました。
この会議は、林野庁と環境省が緊密な連携の下にそれぞれの行政を行う必要があることから、その連絡調整を図るため設置されているもので今回で18回目。
同会議には、当局から宮城勇朗計画部長ら8人が、環境省から佐々木仁統括自然保護企画官ら7人が参加しました。会議では、当局から保護林の設定・管理の推進、綾の照葉樹林プロジエクトの着実な推進、世界自然遺産保全緊急対策事業、森林生態系保全・再生対策事業などについて、また、環境省からグリーンワーカー事業、ツシマヤマネコ保護増殖の状況、国内希少種保護増殖事業などについて、それぞれ説明した後、意見交換を行い連絡調整を図りました。
(担当=計画課)

会議であいさつする宮城計画部長
鹿児島県いちき串木野市立串木野小学校5年生児童110人、鹿児島市立松元小学校4年生児童42人を対象に森林教室をそれぞれ実施。森林教室では、パワーポイントを使い森林の働きや役割、地球温暖化問題などの説明、校内にある樹木の名前の由来や特徴などの説明や紙芝居を行いました。児童からは、「身近にこんなに色々な種類の木があるのを初めて知った」などの感想がありました。

森林の役割などを学ぶ児童ら=鹿児島
収穫・販売研修の一環として、森林官や関係職員を対象に、大量生産、販売、輸送と安定した供給体制で低コスト化に取り組んでいる伊万里木材コンビナート内の(株)伊万里木材市場、西九州木材事業(協)、中国木材(株)を視察。参加者は国有林システム販売などによるスギのラミナ化や乾燥、プレカットの製造過程、ベイマツとの異種集成材などの説明に真剣に聞き入っていました。

工場視察する職員=長崎
9月7日、九州森林倶楽部第2回イベント「特別名勝“虹の松原”を訪ねて」をNPO法人災害通信ネットワークの主催により実施。参加者43人が佐賀森林管理署管内の虹の松原を訪れました。
当日は天候にも恵まれ、参加者は九州森林管理局をバスで出発。車内では「虹の松原」の成り立ちや潮害・風害を防ぐ役割、松食い虫被害とその防除法について説明を受けながら、現地に向かいました。
「虹の松原」に到着した参加者は、NPO法人災害通信ネットワークの橋柿正與理事長の挨拶後、佐賀大学海浜台地生物環境研究センターの田中明教授と地元のボランティアの方々を講師に、4つのグループに分かれて「虹の松原」内を散策しました。参加者は、講師の説明を熱心に聞きながら、「虹の松原」を織り成すクロマツのさまざまな様相に驚いた様子でした。
その後、近くの鏡山に登り「虹の松原」の全景を眺めました。
参加者からは、「松原の役割や保護の方法が理解できた。地元の方の説明がためになった。リフレッシュ出来ました」などの感想が寄せられ、雄大な景観の中、松林の大切さを学ぶことができたイベントとなりました。
(担当=指導普及課)
![]() 43人が参加して鏡山で記念撮影 |
![]() 松原を散策する参加者 |