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九州7県(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)および九州森林管理局は、九州地方知事会(5月22日、鹿児島市)において、豊かな生活環境の実現、森林資源の持続的利用、森林の多面的機能の高度発揮に向けて、「九州はひとつ」の理念のもと、九州における「美しい森林づくり」に向けた協力関係を明らかにする「九州の森林づくりに関する共同宣言」を採択しました。

共同宣言を囲み(左より:蒲島熊本県知事、伊藤鹿児島県知事、麻生福岡県知事、金子長崎県知事、古川佐賀県知事、広瀬大分県知事、東国原宮崎県知事、津元九州森林管理局長)
主な行動方針は次のとおりとなっています。
多面的機能の高度発揮のための森林整備の促進
九州産木材の利用推進
森林環境教育の推進
九州森林の日の創設

共同宣言に署名する津元局長
(担当=企画調整室)
環境省希少野生動植物種保存推進員の乙益正隆氏を講師に招き、人吉大畑町段塔で今年度第1回目の「人吉・球磨自然観察会」を開きました。一般参加者、当署職員の総勢50人が参加し、人吉地方でも珍しいチャンチンモドキや、新芽が赤いアカガシなどの説明にメモを取りながら学びました。特に、チャンチンモドキの実が堅くなかなか発芽しないとの説明を受ける中、発芽している実を見つけたり、ハイノキの白い花が咲いていたりと参加者が盛り上がる場面も見られました。

熱心にメモを取る参加者
「延岡アースディ」が行われ、第一速日之峰国有林では、市民ボランティアが参加し、下草刈りを行いました。これは、環境問題を全ての生命体の命の問題として受け止め、毎年、五ヶ瀬川流域一帯の環境活動に取り組み、植樹や河川沿いの清掃、流木の撤去など25種類のメニューがそれぞれの会場で行われるもので、今回で15回目。当日は、小雨の中、当署職員のほか、市民の間伐ボランティアや地元の労組組合員など児童を含む約40人が、景観向上を目的として植栽されたカエデの植栽個所の下草刈りに汗を流しました。

下刈りに汗を流したボランティアの皆さん
どんぐり千年の森をつくる会が、「平成20年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。これは、照葉樹の森を再生し、自然風土を後世に引き継ぐことを目的に、どんぐり株主制度という誰でも気軽に森林づくりに参加できるユニークな制度により、当支署管内の国有林で活動を続けているもので、これまでに9万5千本のカシやシイの苗木を植栽。長年の市民参加型の活動が評価され今回の受賞となりました。同会は今回の受賞を励みに、今後も活動を継続していきたいと決意を新たにしていました。

活動が評価され緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞
本年度で42回の鹿児島県愛鳥週間作品コンクール(絵画)の表彰式が鹿児島市の平川動物公園で開かれ、九州森林管理局長賞を含む特別賞6点、入選10点、佳作20点が表彰されました。本コンクールは、5月の愛鳥週間にちなんで毎年行われており、九州各県でも同様なコンクールが行われていますが、九州森林管理局長賞を設けてあるのは鹿児島県だけ。当日は、局長代理の当署署長から受賞者の鹿児島市立伊敷中学校2年山﨑颯稀さんに局長賞の賞状等が伝達されました。

局長賞山﨑さんの作品
熊本県人吉市大畑国有林の千年の森で一般公募による記念植樹を行いました。9組約30人の家族が参加。約3mのヤマザクラ13本を記念植樹し、米寿、入学、勤続30年など、記念名称や名前を書き込んだ標柱を立てました。植樹後は、千年の森林づくり推進検討会座長(環境省希少野生動植物種保存推進員)の乙益隆氏から、ヤマザクラの植生や野生動植物の生態など、森林について貴重な講話を受けました。

標柱を立てる参加者
コカ・コーラウエストグループ新入社員76人が、法人の森でCSR(企業の社会的責任)マインドの醸成、環境保護活動体験、チーム単位での集団行動を目的に遊歩道の作設、除伐作業を体験しました。始めて登る山道を足下が滑らないよう慎重に歩き、目的地に着くと、職員、NPO法人ビッグリーフの指導を受けながら鍬、ハンマーで階段を作ったり、斜面を切り平らに均し、できあがった歩道に満足していました。また、除伐では、明るくなった林内に作業の充実感を感じ、森林整備に心地よい汗を流した1日でした。

除伐作業をする新入社員
霧島連山の夏山開きが霧島市の高千穂河原で行われ、当署長はじめ関係者約50人が期間中の山の安全と貴重な自然を守ろうと誓いました。霧島連山はミヤマキリシマの開花シーズンを迎えており、多くの登山客が訪れています。より多くの方に大自然を満喫してもらうために、関係機関と連携してパトロールを行い、高山植物などの盗採防止、ゴミ持ち帰りの呼びかけなどに努めています。

参加者全員で安全祈願
「霧立山地の自然体験推進フォーラム」が五ヶ瀬ハイランド・スキーセンターで開かれ、当署長もパネラーとして出席しました。当日は、(財)キープ協会の増田直広氏による基調講演、「霧立山地の魅力と活用を語る」をテーマにパネルディスカッションが行われ、6人のパネリストが、それぞれの立場から議論を交わしました。署長は、「国有林野事業として、地域の取り組みにできるだけの協力をしていきたい。また、当地域は貴重な植生の保護のためにもシカの防除対策が必要である」と訴えました。

議論を交わすパネリスト
福岡県小倉南区頂吉山国有林内で「連合福岡、食・みどり・水を守る県民フォーラム」の27組の親子76人が参加して家族森林教室を行いました。これは、連合の森を設定しているがまだ現地を見たことがない。森の果たす役割や水や森林問題について学びたいとの要望を受けて、間伐体験や紙芝居、モックンづくりを行ったものです。「初めて体験することばかりで楽しかった」などの感想が聞かれ、森林の大切さ、林業作業の厳しさが体験できた一日となりました。

間伐体験をする参加者
高山植物などの保護などのため、マナーアップの呼びかけや盗掘防止の巡視活動を行う森林保護員(グリーン・サポート・スタッフ)の出発式を鹿児島県霧島市の高千穂河原で行いました。式には、署長をはじめ当署職員、環境省、自然公園財団などの関係者が出席し、任命された4人の森林保護員に対して署長から腕章などが渡され、早速巡視に出発。本年度は業務開始時期をゴールデンウィーク前に早め、延べ活動日数も倍増するなどさらに積極的に展開することとしており、霧島山系の自然を守る森林保護員が始動しました。

出発式で挨拶する署長と任命された4人の森林保護員
熊本県菊池市のくまもと自然休養林菊池水源地区で、菊池渓谷を美しくする保護管理協議会主催の山開きを開催。安全祈願の神事の後、テープカットをしてシーズンの幕開けを祝いました。また、淡い新緑に交じってサクラの花びらが舞う中、菊池音楽協会による混成合唱も花を添え、散策に訪れた人々も足を止め、渓谷にながれる歌声に一時聞き入っていました。

深緑の渓谷で菊池音楽協会が混成合唱
宮崎県日向市の「お倉ケ浜ふれあいの森」において、日向市ふるさとの自然を守る会と協働でウサギ被害防止ネットを設置しました。当日は、20人が参加し、市民参加で抵抗性マツを植栽した個所の一部がウサギに食害されたことを受けて、周囲約200㍍に亘って高さ70㌢の食害防止ネットを設置。参加者からは「マツを植えた市民がここを訪れた際に、立派に育っているマツの姿を喜んで見ることが出来る」との声が聞かれ、みんな一様に安心していました。この模様は、地元新聞に掲載され、ケーブルテレビでも大きく報道されました。

協働でネットを設置
大分県九重町の国有林に設定した、きのこの森において、県内の利用者や家族など約10人が参加し、春の駒打ち会を行いました。参加者は、クヌギ、サクラ、ブナなどの原木にドリルで穴を開けた後、シイタケをはじめ、ヒラタケ、ナメコなど7種類のきのこの駒打ちから伏せ込みまでの作業を体験しました。当日はあいにく雨模様でしたが、九重高原の自然を満喫し、来年の収穫を楽しみに散会しました。

きのこの駒打ちをする参加者
山林火災に備え、また、国有林を山火事から守ることの重要性を再認識するため、今回職員手作りの「消火用器材入れ」を作成しました。この中には、ジェットシューター、スコップ、ヤマグワ等、緊急時に必要なものをすべて一カ所に集め、素早い出動が出来る体制を整えました。あとは、この扉が開かれないことを祈るばかりです。

手作りの消火器材入れ
当署が行っている桜島地区民有林直轄治山事業の本年度の事業計画について、地域のご理解、ご協力、関係機関との連携を図るために、鹿児島市桜島支所内で地元説明会を開催。説明会には地元の公民館長をはじめ市関係者など約30人が参加し、事業計画の説明、意見交換の後、午後から長谷川流域などの施工現場を視察。参加者からは、施工現場を間近に見ながら当署の取り組みが良く理解できたとのご意見をいただきました。

施工現場を視察する参加者
高仁田国有林の森林整備事業(保育間伐(活用型))の実行個所において、森林官や林業事業体約70人を対象に、素材丸太の採材方法の検討会を行いました。今年は、ヒノキのシステム販売を本格的に導入したため、スギのみならずヒノキの直・曲セットや小丸太を意識した採材方法も検討しました。また、採材方法による価格の比較、安定供給システムの協定相手方による採材の違いを説明、最も有利な採材を検討し、より一層の採材精度の向上と、知識を深めました。

現地で採材方法を検討する参加者
樹木などの写生を通じ、森林やみどりの大切さを知ってもらおうと、5月11日、熊本城内の監物台樹木園で「第4回監物台樹木園森林(もり)と緑のこどもスケッチ大会」を開きました。
同大会には、125人が参加。NPO法人災害通信ネットワーク、監物台樹木園花壇作り友の会の協力のもと、美術家の怒留湯(ぬるゆ)誓(ちかい)先生を審査委員長にお迎えして行いました。

第4回「森林とみどりの子どもスケッチ大会」に参加の児童ら
子どもたちは先生の指導を受けながらスケッチを楽しみました。樹木の葉を画用紙いっぱいに描いた作品や新緑あふれる木々を様々な色の絵の具で描いた作品など、感性豊かな作品が出来上がりました。
スケッチの合間には標語の募集も実施。わずかな時間にも関わらず樹木園や森林・みどりに関する作品が多数集まりました。
「みどりの葉っぱがきれいで、楽しかった。いつまでもこの緑が残ってほしいなぁ」などの感想が寄せられました。
入賞者は次のとおりです。
「スケッチの部」
緑の普及大賞 矢野星樹
緑の普及賞 石川佳歩・大森葉月・角崎友祐・林田充生・遠藤広太朗
「標語の部」
最優秀賞 伊藤愛
優秀賞 増永七海・定永桃・坂本春菜・松本梨伽・森本優貴美

緑の普及大賞矢野さんの作品
(担当=指導普及課)