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九州森林管理局では、鹿児島県奄美大島および徳之島の国有林に新たに森林生態系保護地区の設定を検討するため、学識経験者18人からなる
「奄美群島森林生態系保護地域設定委員会」を設置。2月18日~20日にかけて現地調査を行いました。
奄美群島にはアマミノクロウサギ、オオトラツグミ、ルリカケス、アマミヤマシギなどの希少野生動物が生息し、亜熱帯性海洋気候で他に例を見ない常緑広葉樹林がまとまって存在するなど、植物群落的にも貴重な地域とされています。
また、奄美諸島は沖縄諸島、先島諸島を含めた「琉球諸島」として、2008年世界自然遺産の候補地とされましたが、一部の地域はいまだ十分な保護担保措置がとられていないなど指摘がなされています。

ヒカゲヘゴが群集する金作原国有林=鹿児島県奄美諸島
1日目、設定委員会の一行は、審議に先立ち天城町役場において、飯田喜章計画課長が調査日程や管内概要などを説明。その後、森林官らが天城岳、三京岳、犬田布、面縄の各国有林において、現地の林況や植物相、動物相などについて説明しました。

設定委員会であいさつする津元局長
2日目は、奄美市役所において、報道陣が見守る中、「奄美群島森林生態系保護地域設定委員会現地調査会」が開かれました。津元賴光九州森林管理局長のあいさつの後、計画課長が当委員会の設置の趣旨や保護林制度の概要などを説明。その後、金作原、神屋の国有林に移動し、ヒカゲヘコの群集する原生林や遺伝資源保護林などについて調査を行いました。 3日目は、前日に引き続き八津野、湯湾岳国有林の現地調査を行い、3日間の日程を終えました。
今後、現地調査の結果を踏まえ、設定案を検討することとしています。
(担当=計画課)
当署と九州電力鹿児島支店との間で、鹿児島県内では初めての「国有林における森林整備などの活動に関する協定書」を結びました。同支店は、当署管内の吹上浜で約7万本のクロマツを植林した実績がありますが、一層の活動推進を目指し今回協定を結んだものです。対象地は鹿児島市喜入前之浜町の前之浜国有林6ha。今年度の活動としては社員や家族、ボランティア団体、地域住民が参加してヤマザクラやアラカシなど約8000本を植栽する予定にしています。

協議会であいさつをする津元局長
国土の緑化に役立てようと沖縄県緑化推進委員会主催の「緑の募金運動」が始まり、那覇市内の百貨店前の広場で街頭募金を呼びかけました。当日は、冷たい北風の吹く天候でしたが、当署職員も参加し、沖縄総合事務局、沖縄県、那覇市、関係団体、ミス沖縄とともに、通行中の市民に募金の協力を元気に呼びかけ、ツバキ苗などが無料で配布されました。

募金の協力を呼びかける参加者
大分市立鶴崎小学校5年生76人を対象に、森林環境教育「お届け講座」を実施。はじめに教室でスギ、ヒノキの葉と構内にあるクスノキの葉をルーペで観察したり、臭いを嗅いだりして森林の不思議について学んだ後、ペットボトルを使い森林の土と砂を比較して保水力実験やヒノキ輪切りを使って炭素貯蔵量など森林の働きについて学びました。児童は、クスノキの強烈な臭いにビックリしたり、約100年生のヒノキ輪切りを抱えて記念撮影を行うなど、樹木や森林の大切さを実感していました。

森林の働きを学ぶ児童
(社)海外林業コンサルタンツ協会から依頼を受け、「中国首都周辺風砂被害地域植生回復モデル計画」に取り組んでいる研修員5人を受け入れました。
はじめに、研修員は九州森林管理局で管内の国有林の特徴、管理経営の方法などについて学んだ後、熊本市の金峰山に設定している「植物群落保護林」や「遊々の森」を視察しました。
次に、長崎森林管理署管内の雲仙普賢岳荒廃地復旧治山事業を視察。島原市にある国土交通省雲仙復興事務所の雲仙普賢岳資料館で雲仙普賢岳の噴火直後の写真や噴火に伴う被害状況の写真などを見ながらその被害の大きさに驚いていました。また、長崎森林管理署の航空実播による緑化個所では普賢岳に緑が蘇ってきている状況に感嘆の声が上がっていました。
研修員から被害跡地の緑化について数多くの質問があるなど、自国の緑化事業に少しでも役に立ったのではないかと思います。
また、雲仙の復興のために関係機関が連携しながら着実に成果をあげていることに対して高く評価をしていました。
(担当=総務課)

長崎署の雲仙普賢岳荒廃地復旧治山事業の視察をする研修員
鹿児島県薩摩川内市唐浜海岸の「唐浜白砂青松の森づくり」が当署と薩摩川内市緑推進協議会の共催で行われ、地元住民、九州電力のボランティア会、緑の少年団、市職員など300人が参加しました。この森は昔から白砂青松の森として市民に親しまれてきましたが、近年、松くい虫に強い抵抗性松1000本の植樹を行いました。また、松くい虫の被害で枯れた松の小枝に潜んでいるマツノマダラカミキリの幼虫を撲滅するため、小枝ごと樹木破砕機で粉々にしたり、海岸や松林内のゴミを収集するなどの清掃も行いました。

1000本の抵抗性マツを植林する参加者
平成19年度鹿児島県森林・林業復興大会が、鹿児島県、当署など30団体の主催で、鹿児島市かごしま県民交流センターで開かれ、森林・林業、木材産業関係者など約600人が参加しました。九州森林管理局から販売課長、当署署長らも参加し、森林教室や桜島治山の実施状況を紹介しました。式典では、来賓を代表して林野庁長官(沼田正俊林野庁計画課長代読)などがあいさつをした後、各種褒賞授与、スローガン採択などを行いました。午後からは(株)伊万里木材市場の林雅文代表取締役などの講演があり参加者は熱心に聞いていました。

長官あいさつを代読する沼田林野庁計画課長
当署会議室において、環境省希少野生動物保護推進員の乙益正隆氏を講師に「第2回森のセミナー」を開催。「人吉・球磨地方の珍しい植物」をテーマに、人吉市民ら23人が参加して、スライドを見ながら、近年の山地環境の変化で、クマガワブドウなど貴重な球磨の植物が減少したことや、球磨地方の植物と人のかかわりを民俗学的に学びました。参加者からは「楽しくて大変有意義だった。山地環境の変化による植物の減少には驚いた」などの感想がありました。このことについては、地元新聞の取材を受けました。

セミナーに23人が参加
熊本市の熊本城内の一角に位置する監物台樹木園内には、受付事務所内に「森のとしょしつ」というコーナーが設けられています。
森や樹木に関する図鑑や図書が並べられ、蔵書数では決して多くはありませんが、珍しいものでは、明治時代の森林や林業について記述されている教科書のコピーもあります。また、森の楽しさや森の不思議などを扱った絵本などもあり、樹木園を訪れる子どもたちに親しまれています。
この度、元林野庁長官の小澤普照氏と元熊本営林局長の田中正則氏から森に関する絵本などの寄贈がありました。小澤氏からは過去にも貴重な図書を寄贈いただいておりますが、今回の絵本などの増加により、来園者の皆様に一層の活用を図っていただきたいと思います。
(担当=指導普及課)

樹木園内の「森のとしょしつ」
雲仙千々石森林事務所管内、千々石温泉嶽国有林105および110林班等の保育間伐(活用型)実行箇所において、岩手大学澤田勇雄教授ら4人による、簡易で壊れにくい路網の現地視察が行われました。当署から、流域管理調整官と販売係長が現地案内し、「簡易で壊れにくい路網」(表士ブロック積み工などによる壊れにくい搬出路)の作設などについて説明しました。澤田教授一行はS字登板路や洗い越し個所の作設方法などについて熱心に質問し、当署の壊れにくい作業路づくりの取り組みについて理解を深めました。

現地で説明を受ける教授ら
佐賀県神崎市立脊振小学校5・6年生38人を対象に、「遊々の森」木工教室を行いました。各学年5班に班編制し、当署職員、NPO法人災害通信ネットワーク森林監視隊福岡・佐賀支部の指導のもと、本立て作りをしました。本立ては、スライド式の中仕きりを入れる少し複雑な設計のため、なかなか思い通りにならず悪戦苦闘していましたが、各班協力しながら何とかでき上がり最後に、バーナーで焼き入れをして完成させました。児童らは、直接木に触れ、木の大切さ、木の良さを感じた1日となりました。

本立てづくりをする児童
2月15日、熊本県立北稜高校の造園科1年生33人が、造園に対する興味・関心を高め、今後の学習意欲を喚起する目的で監物台樹木園を訪れました。
当日は天候にも恵まれ、生徒の皆さんは指導普及課職員から監物台樹木園の名前の由来や樹木園のあゆみ、園内の樹木の説明を受けました。アオキやクロマツ、ウメ、サザンカなどの造園に関わりのある樹木の説明を受けながら、熱心にメモをとっていました。
最後に生徒代表が「立派な造園士を目指して頑張ります。本日はありがとうございました」とあいさつをしました。
(担当=指導普及課)

樹木の説明を熱心に聞く生徒
当署と山都町教育委員会が主催する第53回愛林駅伝を熊本県山都町で開きました。この駅伝は、昭和31年から行われている歴史ある大会で、近隣4町から7中学校12チーム132人の中学生が参加し、24.7キロの8区間で熱戦が繰り広げられました。あいにくのみぞれまじりの天候となりましたが、生徒の若さと熱気で事故もなく、2つの区間新記録がでるなど好成績で終了しました。

栄光のゴールへ向けスタート!