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熊本県庁において、「持続可能な森林経営の推進に関する協定書」に基づく初めての連携会議を開催。熊本県は農林水産部長外4人、当局は計画部長外5人が出席し、今後の取り組みなどについて意見交換しました。
はじめに、県の農林水産部長が「球磨川流域から森林認証の輪が広がるような取り組みを期待する」と挨拶。
当局の計画部長は「森林認証をはじめとして、持続可能な森林経営について、国民の理解を得ることが重要である」と挨拶しました。
議事では、連携会議の運営に関する会則を承認した後、持続可能な森林経営に向けた取り組みの現状として、森林認証の取得の経過や審査基準・向上目標について双方から説明。
今後の取り組みについて、当局からは、森林認証審査に当たって向上目標が付記されたため、これらの改善に向けて取り組んでいく考えを提示。県と合同で現地検討会を開催するなど連携しながら取り組んでいくことを申し合わせました。
次回は熊本県主催で行うことを確認しました。
(担当=計画課)
↑熊本県は5人、当局は6人が出席して意見交換=熊本県庁にて
宮崎県新富町の海岸林・浜山国有林で森林ボランティア団体「富田浜の緑を育てる会」など約130人が植樹活動を行いました。これは、高鍋・新富海岸林等森林整備協定に基づくもので地域住民等が「緑ゆたかな海岸林未来に残そうみんなの力で」のスローガンの下、白砂青松の復活を願って、抵抗性クロマツ、ヤマザクラ、ヤブツバキなど230本を植えました。
宮崎県都城市立祝吉小学校5年生120人を対象に森林教室を行いました。児童らは、プロジェクターや実験を交えた地球温暖化と森林の役割の話しを真剣に聞いた後、丸太切りを体験。その後、木工クラフトを行い、オリジナルのネームプレート作りに熱中し、出来上がった作品に満足していました。最後に児童代表が、「これからは、木や木を育てる人たちに感謝し、木製品を使いたい」と感謝の言葉を述べました。
鹿児島県林務水産課の協力を得て第5回「ふるさと九州の森林」フォトコンテストの入選作品15点を、鹿児島県庁18階パネル展示場に展示しました。鹿児島県内での展示は今回が初めてで、多くの県庁職員や一般の来庁者に写真を観てもらうことが出来、用意したパンフレットがすぐになくなるなど当局が進めている取組を広くPRすることが出来ました。県庁展示後は、当署の玄関から階段にかけて展示することとしています。
宮崎県西都市子ども会ふれあい活動の一環・ハイキング(西都市主催)の親子ら一行60人が、吹山国有林の巨木「コウヤマキ」を一目見ようと集まり、「森の巨人」と対面。樹木の大きさや風格に感動した一行から「初めて見たけど立派な木ですね」などの声が聞かれました。今後も積極的にPRし、多くの人に見てもらうことにしています。
熊本県菊池市立菊池北小学校から「水・森林」をテーマにした森林教室の依頼があり、同小学校の4年生41人を対象に実施。児童らは、森林が果たす役割などについて学んだ後、本立て作りや丸太きり、枝打ち体験をしました。また、五感を使ったキハダ・ミズメの樹木の違いを学びました。児童らは真剣に、また楽しく取り組んでいました。
熊本県錦町立西小学校5年生58人対象に森林教室を実施。児童らは、地球環境や森林の役割・働き、森林を育て方などを学びました。その後、押花を使ったしおり作りに挑戦。オリジナルの作品が出来上がり大喜び。最後に、児童代表が、「森林は私たちが生きるのに必要な酸素をつくり、木材は、紙など色々なものに使われていることを知りました」と感想を述べました。
菊池水源を縦貫する菊池阿蘇スカイライン沿いで、当署職員、阿蘇市、阿蘇保健所、菊池地域振興局、菊池渓谷を美しくする保護管理協議会、阿蘇治山安全協会などが参加し、不法投棄ごみの回収作業を行いました。当地域は、阿蘇くじゅう国立公園に指定されており、レクリエーションの森にも設定していますが、ごみの不法投棄があとを絶たず、その対策に苦慮していましたが、関係者の協力により、約3・5㌧のごみを回収しました。
当局では4月9日、平成18年度治山・林道工事コンクールの表彰式を、熊本林業土木協会総会の席上で実施。自主的な施工管理に取り組み、施工管理・安全管理・品質管理及び林地保全に配慮した優良工事(治山5件、林道3件)を局長表彰しました。
同時に、2月に東京で林野庁長官賞を受賞した2社に対し屋久杉の額縁を贈呈。また、今回は同協会の創立60周年記念であることから、治山・林道事業の推進に積極的に協力し、国有林野事業の振興に寄与された同協会及び会社(8社)に対し局長感謝状を授与しました。
表彰者等は次のとおりです。
林野庁長官賞
九州森林管理局長賞
九州森林管理局長感謝状
琉球大学、沖縄県森林資源研究センターなどの関係者が委員となり、第1回琉球木の文化を支える森づくり(仮称)検討委員会を開催。沖縄では木造建築に重要なイヌマキが不足し、首里城の復元には九州・四国地方から移入している状況であるため、イヌマキの樹下植樹を行い「古事の森」を円滑かつ効果的に設定する必要があるなど、活発な審議が行われました。