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森林・林業の再生に向けた協定を締結

 平成25年8月1日、近畿中国森林管理局(前川泰一郎局長)と独立行政法人森林総合研究所関西支所(吉永秀一郎支所長)は近畿中国森林管理局において、「近畿及び中国地域の森林・林業に関する研究と技術開発等の円滑な促進に向けた連携と協力に関する協定」を締結しました。協定締結式には、関係者14名が出席しました。

 この協定は、近畿中国森林管理局と森林総合研究所関西支所が連携・協力し、それぞれの人材、資源、フィールドや研究データ・成果等の活用を図りながら、近畿及び中国地域の森林・林業の再生に必要な課題解決に向けた研究と技術開発の成果の普及・定着の促進を図ることを目的としたものです。

 この協定に基づき、今年度より3年間の予定として、共同で「ヒノキ実生コンテナ苗による低コスト造林技術の開発」に取り組み、ヒノキコンテナ苗等の活用による低コスト化システムを開発し、国有林、民有林への同システムの普及と定着を図っていきます。

 また、近年、近畿及び中国地域の多くの森林において、ニホンジカの食害により、林床植生の消失等の被害が顕在化し、森林生態系の維持や植栽木の生長が阻害されるなど、ニホンジカの食害対策が喫緊の課題となっていることから、同じく今年度より3年間の予定として、共同で「ヒノキ植栽地のシカ害評価及び対処技術法の開発」に取り組み、効果的なシカ被害対処技術を開発していきます。

 加えて、今年度は、府県の森林・林業担当者や研究機関の担当者をはじめとした民有林関係者を対象に、列状間伐地での現地検討会や実生コンテナ苗による低コスト再造林技術の開発研究に関する現地検討会を行うほか、当該協定を具体に動かしていくための協議会を行うなど、より一層の連携強化を図り、地域の森林・林業の再生に向けた各種取組を展開していくこととします。

 

意見交換会

意見交換会

協定締結式

協定締結式

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