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近畿中国森林管理局

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    高値で取引できる丸太の採材を目指して~丸太生産事業地で事業体と勉強会を開催~

    6月6日(火曜日)、天木山国有林(岡山県新見市)の丸太の生産事業地において、採材の勉強会を開催しました。
    この採材の勉強会は、一本の丸太の価値を高め、高値で販売ができる丸太の直径や長さにより、林産物収入の確保を図る観点から、発注者・事業者・需要者間の適切な採材方法・採材順位について共通の認識を持つことを目的とし、各事業地で事業着手時に開催するものです。
      当日は、岡山県森林組合連合会新見支所の池上支所長及び塚本副支所長を講師に、(株)戸川木材から6名、岡山署から8名が参加しました。
      現地での勉強会に先立ち岡山署の職員は、午前に森林技術・支援センター会議室にて、採材に関する基礎についての事前学習を行い、採材の勉強会に臨みました。
      現地での勉強会では講師の方から最新の木材市況について説明を受けた後、ヒノキ試供木3本について、採材の検討を行いました。戸川木材の社員からそれぞれ採材を検討した結果を報告いただき、その検討結果について講師からは、根元に傷がある場合どの程度の長さを外すのか、市場における直材及び小曲として取り扱う基準など具体的な採材の助言をいただきました。
      また、競り売りを行う原木市場向けの丸太と製材工場等へ直送を行うシステム販売材について、山土場でのきめ細やかな仕分けについても、岡山署と事業者で情報共有を行いました。
      あいにくの雨の中での勉強会でしたが、熱心な講師の助言・指導、社員等からの質問など活発な意見交換が行われ、予定していた2時間が充実した内容で終了することができました。
      岡山署では、各事業体の方々に、最新の木材市況情報の提供を継続して行い、林産物の収入確保に努めて行くこととしています。

      ※採材とは:一本の木の形状から価値を高めて販売するために、どの長さで切断するかを決めていくこと

    県森連新見市場の講師による指導助言    県森連新見市場の講師による助言指導
    【県森連新見市場の講師による助言指導】                                         【県森連新見市場の講師による助言指導】

    試供木の採材検討の様子    採材指導に基づき採材したヒノキ丸太3本
    【試供木の採材検討の様子】                                                          【採材指導に基づき採材したヒノキ丸太3本】

    採材に関する基礎学習の様子
    【採材に関する基礎学習の様子】

    お問合せ先

    岡山森林管理署

    担当者:主任森林整備官
    ダイヤルイン:050-3160-6135