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岡山森林管理署

美咲町立美咲中央小学校「森のつどい出前授業」 

  

    11月14日の金曜日、岡山県美咲町立美咲中央小学校にて、5年生30名を対象に出前授業を実施しました。

岡山森林管理署の職員6名が森林教室及び森のジオラマの作成・指導にあたりました。

同小学校では先週に引き続き、今回は5年生が相手です。

ジオラマを作成する前に、「森林の働き」と題して、森林が私たちの生活にどんな効果をもたらしてくれるのかを、「水」「土」「空気」の3点に絞って説明しました。

高学年ということもあり、地球温暖化や光合成の仕組みも良く理解しているようでした。

ジオラマを作る目的を兼ねるため、説明は少々長くなりましたが、生徒たちは終始真剣に話を聞いていました。

森林の働き…ちょっと難しいテーマですが生徒達は真剣です。    森林は水を蓄えてくれます。私達にはかかせません。    いよいよジオラマ作成。ワクワク感が伝わります。

そして、今回のジオラマ作成のテーマは「自分達が行ってみたい森」としました。

    ジオラマ作成は、まず板の上にケヤキの皮を仮置きして、森の土壌を作っていきます。

多数の川が流れるようにしたり、川を挟んだ配置にしたり、皮を積み上げて陸地を立体にしたりとこの段階から思い思いの工夫を見ることが出来ました。

仮置きした後は、川をマジックなどで塗っていきます。

部分部分を濃い目薄めで塗って色を変える子や色を多数使う子もいました。

ケヤキの皮を貼れば土壌は完成です。

    その後は、樹木の作成です。

樹木は、スギの葉先やタケニグサの枯れ枝、ススキの穂先などを樹木に見立てました。

それにボンドをつけ、緑や黄緑に着色した水ごけをつけて木を作成していきます。

    職員の指導にも熱が入ります。    紅葉シーズンということで黄色の水ごけを用意。大盛況でした。    わりばしを使って上手にボンドを塗っています。

ススキを大胆に使い大きな一本の木にする子、たくさんの樹木に見立てる子や、色んな種類の枝をセンスよく配置する子など様々な工夫を見ることが出来て職員一同感心しました。

最後の仕上げはボンドを用いて色を塗った川の上に上塗りしたり、森に名前をつけて看板を設置しました。

作品を何日かおくと、ボンドが透明になり、塗った所が透き通る立体的な川が出来ます。

生徒たちは時間いっぱいまで色々と工夫していました。

また、高学年のため片付けも手際よくみんなで協力していたのが印象的でした。

    最後に「今回のジオラマ作成を通して、みんなに森林について興味を持って欲しいこと、考えるいい機会にして欲しいこと」を伝えると良い返事が返ってきました。

    楽しそうに、和気藹々と作ってくれていました。       

いつもの木工クラフトではなく、ジオラマ作成という少し難しい課題に挑戦してもらいましたが、その分、森林を考えるいい機会になったのではないかと思います。

生徒たちも帰り際に

「また来てください」

「来年もしたい。楽しみにしてる」

等の声を聞き、充実した一日を過ごすことが出来ました。

    作品集1。土壌の形などがよく工夫がされています。    作品集2。立派な滝を作ったりなどの工夫がいいですね。

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