ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 岡山森林管理署 > 情報コーナー > イベント情報 > 津山市立加茂中学校職場体験学習「わく・わく・ワーク」
6月4日(水曜日)から6日(金曜日)までの3日間、職場体験学習として津山市立加茂中学校2年生2名を受け入れました。
1日目、岡山森林管理署で業務概要、日程、注意事項などの説明を行い、黒木国有林へ向かいました。
ダム周辺から遠望し、山と図面を見比べ、谷や尾根等の確認を行いました。
その後は現場作業です。
職員と同じくヘルメットや長靴、軍手を身につけ腰にナタやのこぎり、熊よけの鈴を下げ、山の中へと向かいます。
この日の作業体験は、保育間伐の標準地調査・間伐体験です。
巻尺とコンパスで標準地を設け、ヒノキの径級・高さを計測します。
間伐は木の位置や大きさ等を考えて選木し、1人1本伐りました。
途中「疲れた」などの言葉も出ていましたが、伐った時は疲労の中にも嬉しそうな顔をしているのが印象的でした。
2日目、津山綜合木材市場を見学し、担当者からスギやヒノキの見分け方や材の欠点等について説明を受けました。
丸太が山積みの光景に生徒たちは驚いていました。
午後からは、岡山森林管理署内の事務作業を行いました。
現場作業だけではなく、測量や収穫調査の情報を集計し、処理しなくてはいけないことを身をもって体験してもらいました。
普段はパソコンを使う機会が少ないようで、終盤にかけて疲労が見えました。
3日目、林道整備を行いました。
午前中は、林道の側溝につまった泥や落ち葉を撤去しました。
職員は予定していた全部を撤去するのは難しいだろうと考えていましたが、生徒二人は協力して作業を効率的に行ったため、予定した時間内に側溝掃除を完了することが出来ました。
午後は、職場体験の最後の作業として、林道内の転石除去を行いました。
この作業でも生徒二人で協力して効率的に行いました。最後に事務所に戻って、職場体験での感想を聞き、職員も無事3日間を終えることが出来ました。
今回の職場体験学習では、作業の際、生徒同士で役割分担し、効率的に一生懸命作業している姿が印象的でした。
自ら考え役割分担をしながら仕事をする姿は素晴らしく、職員一同感心しました。
職場体験では生徒に学んでもらうことが目的ですが、その際、指導にあたる職員も学ぶべきことが多くあります。
生徒たちには、協力し合う大切さ、山を守ることの大変さや重要さをこの3日間で理解していただきました。
今回の経験を、これからの学校生活に役立ててほしいと思います。
岡山森林管理署
担当者:業務グループ
ダイヤルイン:050-3160-6135
FAX:0868-23-2150