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岡山森林管理署

岡山県立勝間田高等学校「就業体験実習」

  9月10日(月曜日)から11日(火曜日)までの2日間、職場体験学習として岡山県立勝間田高等学校2年生1名の受け入れを行いました。

  1日目、生徒はまず岡山署の業務内容や国有林、森林のサイクルについて等話しを聞いた後、早速着替えて移動します。

岡山署や国有林などの勉強中         

  この日の作業体験は植栽地の周囲測量です。まずは作業内容を説明して、コンパスを使います。勝間田高校グリーン環境科では林業系の実習も行われており、コンパスは何度か使ったことがあるそうで、初めは少しずつ使い方を思い出しつつの作業でしたが、慣れてくるとすいすい使えるようになり、予定した時間より早めに終わりました。

さあ、コンパスを使いこなすぞ

  昼食をはさんで休憩の後、下刈りを実施しました。扱ったことがあるとはいえ、自分の肩まである大きな鎌で下草を刈り続けることは容易ではありません。途中で何度か休憩を入れつつなんとか刈り終えることが出来ました。他にも巣箱を外したり、森林官と土を掘って森林土壌について説明してもらいました。生徒は終始真剣なまなざしで話を聞いていました。その後は、国有林の境界について説明するため高ノ峰国有林へ向かいました。署で境界について説明したこともあってか「これが境界か…」と感心していました。

一生懸命下草を刈ってます。それを見つめる先生二人        葉っぱについて説明中

  2日目はまず森林事務所により、森林官の仕事などの説明を受けました。そのあとは岩渕国有林の生産現場へ。実際に作業されている様子や、作業跡の箇所を見ながら生産事業についてや高性能林業機械について学びます。

  この日の作業は標準地調査・コンパス測量そして間伐です。まずは巻尺とコンパスを用いて距離を測定、10メートル四方の区画を設けます。その中のヒノキにそれぞれ番号をつけて輪尺を用いて胸高直径や高さを計測します。これで標準地は終了。

  間伐は木を伐倒するのに適した角度や林内の状況等を見つつ選木します。選木したらいよいよのこぎりを入れます。一度ではなかなか切る方向等を定めるのが難しく途中で何度も確認しつつ、力強くも丁寧にのこぎりを引いていきます。途中で生徒は苦しそうな表情を見せましたが、それでも切り終えました。切ったときの顔は達成感に満ちていました。また、職員が手本として見せた間伐に「早い…」と驚いていました。

コンパスで目標を定めました!         この方向に切ればいいんだな

  実習終了後に「この職場どうだった?」と聞くと「こういう道も目指してみたい」という嬉しい意見が。やはり職員としても、こういった体験を通して生徒にこのような気持ちになってもらえるのは喜ばしいことです。今回の体験で改めて森林の重要性などを感じてもらえたのではないかと思います。

  今回の職場体験を通じて生徒が将来について考えるいい機会になれば幸いです。山を守っていくという気持ちが新たな世代へ受け継がれていくといいなと思います。

お問い合わせ先

岡山森林管理署 
担当者:業務課
ダイヤルイン:050-3160-6135
FAX:0868-23-2150

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