ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 岡山森林管理署 > 情報コーナー > イベント情報 > 平成24年度 津山市立加茂中学校職場体験学習「わく・わく・ワーク」
1日目、生徒たちは今日の日程や注意事項などの説明を受けて黒木国有林へ。ダムから遠望し、山と地図を見比べ自分の眼で谷や尾根等の確認をしました。その後は現場での作業です。職員と同じくヘルメット、スパイク付きの地下足袋、軍手をつけ腰にナタやのこぎり、熊よけの鈴を下げて準備万端。山の中へと向かいます。
この日の作業体験は保育間伐の標準地調査です。巻尺とコンパスで区画を設け、ヒノキの径級・高さを計測します。間伐は木の位置や大きさ等を考えて選木し、数本を切りました。途中「きつい」「難しい」などの言葉も出てましたが、切った時は嬉しそうな顔をしているのが印象的でした。
2日目は津山綜合木材市場に市売りの見学へ行きました。丸太が山積みの光景は普段見ないからか生徒たちは驚いていました。スギやヒノキの見分けかたや材の欠点等についても説明しました。
午後からは中山国有林で下刈り等の作業を行いました。職員から危険な動植物等(ハチ、マムシなど)の説明を受けた後、柄の長い下刈り鎌を使い黙々と草を刈りました。防蜂網や防蜂手袋を着用し、作業時間の半ばには汗だくになりましたが、中学生の努力で林地はきれいになりました。
3日目は、国有林境界の不明標捜索を行いました。測量主簿の距離を参考に赤白ポールを用いて捜索。2つ境界標を見つけることが出来ました。一つは天然岩石標で、苔むした石から印を発見できたときは「あったぞ」「やった」などの歓声が上がりました。その後は丸太切りへ。一生懸命のこぎりを引きますが中々切れません。腕にくるのか時折腕を休めつつも切ることが出来ました。切れた瞬間の生徒たちはいい笑顔でした。職員が手本を見せるとその様子を真剣に見つめていました。
昼休憩の後は職場体験最後の作業として、作業道の整備です。鍬くわ やスコップ等を用いて砂利や石を除去して整備しました。最後に岡山署の活動や課・係ごとの業務、採用の方法について説明し、参加した生徒たちの為になる話が出来て職員も楽しく3日間を過ごせました。
今回の職場体験学習を通じて生徒たちには山を守ることの大変さや重要さなどを少しでもわかって貰えればと思います。また、生徒たちは3日間一生懸命自分たちで考え取り組んでくれました。今回の経験を役立てて、これからの学校生活を実のあるものにしてほしいと思います。
岡山森林管理署
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