第27回 那岐登山ふれあい大会

 

奈義町・智頭町観光協会主催の「第27回那岐登山ふれあい大会」が開催されました。

 

この大会は岡山県側と鳥取県側から同時に登って那岐山に親しんでもらうとともに、

 

山頂にてクイズや「智頭どうだん娘」とのジャンケン大会などのイベントを通して登山者のみなさんに交流を深めてもらおうというものです。

今年は両県あわせて約700人の登山者が道沿いの花や緑を眺め、春を感じながら山頂を目指しました。

 

当署からは4名の職員が参加し、岡山県側の登山道の途中にある「みどりの広場」にて森林教室を行いました。

檜皮採取の手順を、振り縄（ぶりなわ） や鉈（なた） など実際の檜皮採取に使用する道具を用いて身振り手振りで説明すると、

登山者の方々から驚きや感心の声があがりました。

とても多くの方がベンチに腰をかけ体を休めつつ聞いてくださいました。

登山者の方々から「がんばって」や「ありがとうね」「楽しかったわ、また来年もね」などのお言葉を頂きました。

 

 

実感することが出来て嬉しく思いました。

 

気づけば予定時刻も過ぎており、1時間半という短い時間ではありましたが、森林教室を行った側の私達も満ち足りた気分で

 

森林教室を終えることが出来ました。山頂を目指す途中では、小さいこどもたちが懸命に登る姿に励まされました。

 

 

 

• 檜皮…ヒノキの樹皮、神社や寺院の屋根に使用される
• 振り縄…原皮師の方が使用する道具。2本の棒にひもをつけたもの。これで木に登っていく。

 

 

• 原皮師…檜皮を採取する職人。一歩間違うとヒノキ自体を傷つけてしまうので熟練した技術が必要とされる。