あわくら温泉まつり

   5月22日、岡山県の東北端に位置する西粟倉村にて、西粟倉村主催の「あわくら温泉まつり」が開催されました。

     

   今年は、夜明け前からの大雨が残るぐずついた天気となってしまいましたが、コンベンションホールに会場を移し、約600人の参加者で賑わいました。

   イベント会場では、あわくら太鼓・うらじゃ踊りなどが披露され、西粟倉村民によるヤマメの炭火焼き・ホルモンうどん・カレーといった模擬店もありました。

     

   当署からは4名の職員が、参加者のみなさんに木や森に親しんでもらおうと「木工クラフト」の出店をしました。

   コナラ・クヌギ・マテバシイ・スダジイなどさまざまな種類の木の実を目の前にして「あれが良いかな～」「これが良いかな～」と、どんぐり達とにらめっこ。こどもも大人も時間を忘れて作品作りに熱中しました。

     

    クマ、トトロ、カメ…詳しく作り方を教えなくても、こどもたちは黙々と自分で考え、工夫して、見本よりも素敵な世界に一つだけの作品を作り上げていきます。枠にとらわれない、こどもたちの発想の豊かさに感心させられてばかりでした。

   木も木の実も自然からの頂きもの。まったく同じ形のものはありません。ひとつひとつを眺めながら、こどもたちが木や森に興味を持ってくれたらな…と思います。

     

   余談ですが、今回、西粟倉村から木の切れ端を高温で燃焼させ、発生したガスを燃料として走る「薪ガス自動車」の紹介があり、参加者から驚きの声があがりました。再生可能な資源の利用…今後の活躍が期待されます。

  

    イベントが終わる頃には雨もあがり、雲の隙間から光が差し込み、清々しい気分となった一日となりました。