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近畿中国森林管理局

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    上智大学フィールドリサーチ「嵐山の市民参加による景観管理」が実施されました

    平成29年3月10日(金曜日)、嵐山国有林において、海外からの留学生等20名からなる上智大学大学院地球環境学研究室の現地研修会が開催されました。
      研修生は、京都大阪森林管理事務所長の説明を受け、嵐山国有林と地域社会との関わりの歴史、嵐山国有林の現状と課題、地域住民等と協同で取り組んでいる森林景観整備等について熱心に学んでいました。
      特に、外から見ると、美しく、何の問題もない様に見える嵐山国有林おいて、林内は、シカの食害等によって樹木の更新が妨げられ、森全体が老齢過熟の危機的状況にあることを知って驚きを示していました。
      また、日本人が近代化に伴い鹿肉を積極的に食べなくなったことがシカの増加を招いた一因との説明に対して、研修生は、「美味しいのにもったいない。私の国に輸出してくれれば皆喜ぶ。」等、文化の違いを感じさせる意見も多数出されました。
      京都大阪森林管理事務所では、老齢木の抜き伐りと広葉樹の植栽、シカ対策等森林景観整備に取り組んでおり、今後も各種研修等を積極的に受入れ、国有林野事業に対する理解醸成に努めるとともに、国内外からの多様な意見を参考にしながら事業を進めていく考えです。
    嵐山遠望
                            国有林を遠望

    嵐山内部
                        国有林の内部を調査

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    京都大阪森林管理事務所

    ダイヤルイン:075-414-9822